「東京湾フェリー」で魅力たっぷりの東京湾横断クルーズへ

「東京湾フェリー」で魅力たっぷりの東京湾横断クルーズへ

更新日:2020/04/06 14:04

高橋 しゅうのプロフィール写真 高橋 しゅう 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
東京湾フェリーは、東京湾の入口・神奈川県久里浜と千葉県浜金谷を40分で結ぶフェリーで、三浦半島と房総半島を結ぶ最短ルート。海上ルートとしての役割は勿論ですが、フェリーには“東京湾クルーズ”としての魅力もいっぱいあります。潮風を感じながら船上から眺める半島の山並みや沿岸の風景、東京湾を行き交う大型船ウォッチングも楽しむことができ、乗っているだけで東京湾の観光ができる、お勧めスポットとして紹介します。

東京湾フェリーの乗船は久里浜港と浜金谷港から

東京湾フェリーの乗船は久里浜港と浜金谷港から

写真:高橋 しゅう

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東京湾フェリーは、神奈川県の久里浜港と千葉県浜金谷港の2か所を結んで運行しています。お住いの場所や房総半島側、三浦半島側それぞれの目的地によって乗下船場所は選べますが、乗船する場合はどちらかの港へ向かうこととなります。

この航路はカーフェリーで運航されていて、車やバイク、自転車と一緒に乗船することもできますので、ドライブやツーリングのコースに組込んでクルーズを楽しむことも可能。また公共交通機関の利用の場合でも、久里浜港へは久里浜駅からのバス路線、浜金谷港は浜金谷駅から徒歩圏内にあり、気軽に乗船場所までアクセスできるのも魅力です。

フェリーはどことなく懐かしい昭和スタイルの船ですが、船内は比較的広く設備も充実していて、前面はガラス張りで眺望抜群の展望席や売店などの船内設備もあり、快適なクルーズが楽しめます。

潮風を感じながらの心地よいクルーズ

潮風を感じながらの心地よいクルーズ

写真:高橋 しゅう

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フェリーは前面は大きい窓の展望席となっていますので、船室内からの雄大な眺望も楽しめますが、天気の良い日は外のデッキで潮風を感じながらの船旅がお勧めです。甲板や船の後部にはベンチやテーブル席が設置されていますので、天候が穏やかな日は外に出て、潮風を肌で感じながら海を眺めれば、クルーズ気分もさらに盛り上がるでしょう。

片道40分の船旅ですので、出港風景や行き交う船を見ているうちに、やがて対岸の港が近づいてあっという間にクルーズ終了時間になると思います。船内では気づかない風景や海上での発見があるかもしれません。

天気が良ければ船上から富士山の眺望も

天気が良ければ船上から富士山の眺望も

写真:高橋 しゅう

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フェリーの船上からは東京湾の様々な表情を見ることができ、更に眺望の良い日には、三浦半島側の方角に富士山を望むことができます。天候にもよりますが、富士山は房総半島の浜金谷の港からも眺望でき、フェリーが浜金谷側を出港して三浦半島が近づく暫くの間まで東京湾越しにその姿を見ることができます。(久里浜港内からは見えません)

他にも船上からは、横須賀港や横浜、富津岬方面の風景、東京湾の外側には伊豆大島などの島影も望むことができます。

写真は船上から眺める三浦半島と東京湾、そして房総半島へ向かう東京湾フェリーの風景です。

船上グルメ名物いわしバーグも外せない

船上グルメ名物いわしバーグも外せない

写真:高橋 しゅう

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フェリーは40分程の航路ですが、船内では軽食やアルコール類を含む飲み物や、お土産品も販売しています。

その中でこのフェリーに乗った際に、ぜひお試頂きたいのが、この航路の人気メニューになってる、いわしバーグです。鰯を使ったさつま揚げ風のメニューで、軽いおやつとして、そしてビールのおつまみとしても、特にお勧めです。(購入時に温めて提供してもらえます。)

お酒が飲める方には、船上でビールを片手に、いわしバーグを食べながらのクルーズはきっと最高な船旅になると思いますよ。他にも横須賀名物のカレーを使った、海軍カリーパンやその他軽食類も販売していますので、海を眺めながらの軽食も船内で楽しめます。

尚、各港周辺にはコンビニエンスストアや食事処もありますので、お食事はお好みでどうぞ。

船上からの大型船ウォッチングもこの航路の魅力

船上からの大型船ウォッチングもこの航路の魅力

写真:高橋 しゅう

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このフェリーの乗船時の楽しみとして景色やグルメもありますが、特に楽しみとなるのが、大型船ウォッチングです。東京湾口のを結ぶ航路上には、首都圏の港に向かう各種大型船が頻繁に行き交っています。

特大のコンテナ船やタンカー、自動車運搬船、横須賀軍港に出入りする艦船、時には豪華クルーズ船等、その時々に様々な船を見ることができます。特に珍しい船が航行しているときには、船内放送での案内もありますので、船室で過ごしている場合でも是非海上に目を向けて見て下さい。

写真は近くを航行していた艦船。船内放送での案内もあるので、甲板から眺めたり、写真に収めたりして楽しみましょう。その時々、見かける船は変わりますが、もしかしたら滅多にみることのない希少な船に出会えるかもしれません。

たっぷりフェリーを満喫するなら遊覧割引運賃もお勧め!

今回の記事では、東京湾フェリーを東京湾クルーズでの観点から魅力をお伝えしてきましたが、その魅力を存分に味わいたい方にお勧めの運賃が設定されています。

片道40分の船旅でもこのフェリーの魅力を味わえますが、もっとたっぷり東京湾クルーズを満喫したい方には、通常の片道運賃800円・往復割引運賃1,450円の他に、更にお得な遊覧割引運賃1,100円が設定されています。
※各運賃は令和2年4月現在の基準です。

遊覧割引運賃は、乗船してから到着地の港で下船しないで往復する、クルーズを楽しむ為に特化した運賃で、通常の往復割引運賃よりも更に割安になっています。原則到着港では下船はできませんが、停泊時間を含めて往復約90分の船上観光となり、クルーズをたっぷり楽しむことができます。※尚、季節と便により一旦到着港で下船する必要がある場合もあります。その場合も同じ船で折り返しの乗船となります。

船に乗ることが目的とされる際は、遊覧割引運賃がお得です。到着港で観光しながら往復の船旅を楽しみたい場合には、通常の往復割引運賃が使えます。

この他にも、首都圏から久里浜までの京浜急行線や港までのバスと往復フェリーがセットになった房総半島への割引きっぷや、観光施設とフェリーがセットになってお得な割引クーポンなども販売されていますので、東京湾フェリーに乗る際には、あわせて検討されてみてはいかがでしょうか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/05/12 訪問

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