青の神秘!北海道美瑛町コバルトブルーの渓流と白ひげの滝

青の神秘!北海道美瑛町コバルトブルーの渓流と白ひげの滝

更新日:2016/07/19 13:53

月宮 うさのプロフィール写真 月宮 うさ ブロガー
北海道美瑛町のブルーといえばApple社製品の壁紙に採用された「青い池」が有名ですが、今回はぜひ一緒に訪れて欲しいもう1つのブルースポット「白ひげの滝」をご紹介します。
そこに広がるのは、通称ブルーリバーの名を持つ「美瑛川」に流れ落ちる繊細な滝と、驚くほどに青い水の流れ。青の神秘がここにもあります。

白ひげの滝へのアクセスは白金温泉から

白ひげの滝へのアクセスは白金温泉から

写真:月宮 うさ

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「白ひげの滝」までのアクセスは、まず道道966号線を走り美瑛町"白金温泉"へ。白金観光案内所公共駐車場に車を止め、そこから歩いて約5分の場所です(JR美瑛駅より車で25分・道北バス白金温泉下車徒歩5分)。

水の流れが聴こえてくるとほぼ同時に、目の前には美瑛川に架かる「ブルーリバー橋」の姿が。この橋の上から眺める風景は、息を飲む美しさですよ。早速渡ってみましょう。

白く長い髭のように繊細で美しい滝とコバルトブルーの川

白く長い髭のように繊細で美しい滝とコバルトブルーの川

写真:月宮 うさ

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ブルーリバー橋から眺める「白ひげの滝」は美しい神秘の景色。
岩肌を繊細に流れる落ちる水の流れは、その名の通り白く長いお髭のよう。落差約30mのこの滝は、溶岩層の割れ目から湧き出る地下水が直接流れ落ちる潜流瀑(せんりゅうばく)と呼ばれ、滝の形態としては数の少ない珍しいものです。

そして、下を流れる「美瑛川」にも注目!見てびっくり!!その色は私たちのよく知る川の色ではなく、コバルトブルーなのですから驚きです。火山性の硫黄を含むこの川に、アルミニウムを含んだ湧き水が流れ落ちると、そこからコロイド粒子と呼ばれる微粒子が生まれ、その微粒子が太陽の光を水中で色々な方向に散乱させる現象により青く見えると考えられています。

見ごろは新緑の季節から真っ白な雪の季節まで1年中。真冬でも水は凍らず流れ落ちています。また、冬季間はライトアップもされます。

見上げて!そこに広がるのは十勝岳連峰の山々が織り成す絶景

見上げて!そこに広がるのは十勝岳連峰の山々が織り成す絶景

写真:月宮 うさ

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橋の上ではついつい、青い水の流れと滝ばかりに目がいってしまいますが、上も見上げてみてください。そこに広がるのはまるで屏風のようにそそり立つ十勝岳連峰の山々の絶景。夏でも万年雪が残る北海道の屋根"大雪山国立公園"の一角です。

橋の反対側には深い森と渓谷を流れる美瑛川の風景

橋の反対側には深い森と渓谷を流れる美瑛川の風景

写真:月宮 うさ

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「白ひげの滝」が見える方角と反対側に位置する橋の上からの風景も忘れずに眺めましょう。そこに見えるのは、深い森と渓谷を流れるコバルトブルーの「美瑛川」。ここでしか見ることのできない、なんとも不思議で神秘的な森の景色が広がっています。

青い池でも美瑛川の流れに注目!

青い池でも美瑛川の流れに注目!

写真:月宮 うさ

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白金温泉から約3kmの距離にある美瑛町代表する観光名所「青い池」。その神秘的な風景はApple社製品の壁紙に採用されて一躍有名になり、数々のメディアでも紹介されるほど。
そんな、青い池の源となっている川こそがブルーリバー「美瑛川」です。ここは、火山泥流災害から町を守るため作られた堰堤に水が溜まって偶然できた池。自然と人の手によって作られた観光名所なのです。

「青い池」散策中には、ぜひとも近くを流れる美瑛川にも注目してください。白ひげの滝から見る川とはまた違うコバルトブルーの風景が広がっています。

白ひげの滝から青い池まではウォーキングもオススメ!

「白ひげの滝」から「青い池」までは、白樺街道に沿ってつくられた「白樺遊歩道」を歩いて向かうことができます。片道移動距離約3km、1時間ほどの森林浴を楽しんでみませんか?
※遊歩道は整備されていますが、舗装されていない山道を歩くため、適した服装・装備等が必要となります。

青の神秘を楽しんだ後は、白金温泉で汗を流すのもオススメ。掛け流し源泉100%の湯に浸かりゆったりと過ごす時間は最高の贅沢です。

掲載内容は執筆時点のものです。

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