写真:下川 尚子
地図を見る高崎のシンボル、慈眼院の高崎白衣大観音。ここで毎年8月4週目の土曜日に開催されるのが、ろうそく祭り「万灯会」。たくさんの灯明をともして菩薩を供養する法会のことをいいます。2019年の開催は、8月24日(土)。この日には会場周辺に約1万本のろうそくが飾られ、観音様に供えられます。
ろうそくを見つめたときに、ほっとする気持ちや心が安らぐ感覚を持つ方は多いのではないでしょうか。たくさんのろうそくの灯を見つめながら、日ごろの感謝や、平和を願う気持ち、願い事などを心に浮かべましょう。そんな心をろうそくの炎に託して仏様にお供えする…万灯会とは、そんな祈りのお祭りです。
写真:下川 尚子
地図を見る高崎の万灯会の会場は、観音山中腹の「清水寺」から白衣大観音の鎮座する慈眼院周辺の一帯。道中の石段や遊歩道には両脇にろうそくが飾られ、メイン会場の「平和塔広場(観音山駐車場)」と「慈眼院」境内では、一帯がろうそくの灯に包まれます。
おすすめの回り方は、清水寺前のバス停「石段下」からスタートし、清水寺→平和塔広場→参道商店街を通って慈眼院まで進む回り方。往路はJR・新幹線高崎駅からバスを利用して「石段下」下車。復路は、「平和塔広場前」からバスが出ていますので、そちらから乗車しましょう。
こちらの写真は平和塔広場。ここは夜景スポットでもあり、高崎市街の夜景が見られます。万灯会の日には出店やステージも行われ、にぎやかな雰囲気となります。
写真:下川 尚子
地図を見る平和塔広場から参道商店街を通って観音様の方へ歩いていくと、慈眼院の本堂が見えてきます。ろうそくは多種多様で、小さな子供の描いた絵が載っているものや、ちょっと変わったものも。ひとつひとつを眺めながら歩くのも、楽しい時間です。
慈眼院の境内、観音様の足元付近に設置されているのが「円光くぐり」。ここをくぐり抜けて観音様のもとへ進むと、心穏やかで実り多い一年になるといわれています。
写真:下川 尚子
地図を見るくぐりぬけた先で待つのは、全長41.8mの観音様の大きな姿。高崎白衣大観音は毎日夜になるとライトアップされますが、万灯会の日は足元に多数のろうそくが設置され、美しく装飾されます。ろうそくのやわらかな光の中でのたたずまいは、普段とはまた違った優美さ。静かに手を合わせ、ろうそくの灯に祈りを重ねましょう。
写真:下川 尚子
地図を見るこちらは、慈眼院の本堂。平和塔広場のステージでは大田楽やちんどんなどにぎやかなイベントが行われますが、本堂に設けられたステージではコーラスや、僧侶による声明など出し物が披露されます。詳細は「MEMO」欄のリンクより、ホームページをご確認ください。
通常はマイカーやタクシーでアクセスするのが一般的な高崎白衣大観音。ですが、当日は平和塔広場(観音山駐車場)にもろうそくが飾られ、車を停めることはできません。少し距離はありますが、観音山第二駐車場、護国神社、染料植物園などの駐車場を利用し、そこから歩いてアクセスしましょう。
基本的には、公共交通機関の利用がオススメ。当日はJR・新幹線高崎駅から臨時バスが出ており、効率的にアクセスできます。
写真:下川 尚子
地図を見る最後に、この「万灯会」に行くときに一番チェックしておきたいことはなんだと思いますか?
答えは「天気」。ろうそく祭りの特性上、雨が降ると小雨であってもあちこちのろうそくが消えてしまいます。夏の高崎は突然の大雨が多いため、ピンポイントの天気予報や雨雲レーダーを活用し、雨が降りそうなら早めに行って戻るなど工夫してお楽しみくださいね。
なお、お祭り自体は、小雨であれば決行、本降りの場合は中止となります。
住所:群馬県高崎市石原町2710-1(慈眼院)
電話番号:027-322-2269
アクセス:高崎駅西口・市役所より臨時シャトルバス(有料)
開催日:2019年8月24日(土)
開催時間:17時〜21時半
2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/20更新)
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