青森県三沢市には在日米軍基地があります。日本の航空自衛隊の基地と合同であり、「三沢基地航空祭」の日には、特別な入場許可（パス）が無くても基地内に入ることが出来るのです。
三沢市の中央に位置する米軍基地のメインゲート。「三沢基地航空祭」では多くの人がこのゲートを通ることになります。ゲートには警備の米軍兵士、日本人のガードが立っているので、ゲートを通るだけでも変わった経験です。
メインゲートから徒歩で入場し、直進を約３０分歩いて滑走路まで行くことが出来ます。また、この日はメインゲートから無料のシャトルバスがあり、これを利用すると手軽に滑走路まで行くことが出来ます。
徒歩やバスでの移動の途中、日本にいながらここは「外国」、そう感じるに違いありません。この日は原則、自由に写真撮影を楽しむことが出来ます。
なお、指定場所以外には立ち入らないようにして下さい。指定外は規制されており、米兵が立っている場合があります。指示を受けたら、戻るようにして下さい。
滑走路にはずらりと、飛行機が展示されます。有名な米軍のＦ１６はもちろんのこと、Ｆ１５イーグルやその他たくさんの飛行機の前で、全て写真を撮ることが可能です。飛行機だけではなく、パトリオットシステムや軽装甲機動車、消防車両まで展示され、もちろんこちらでも撮影可能です。普段は近づくことさえ出来ないのに、撮影し放題！
そして、現役の米軍パイロットと並んで記念撮影をすることが出来ます。とても珍しい経験となるのでは。
日本の航空自衛隊をもっと知ってもらいたいと発足し、華麗なるアクロバット飛行を見せてくれるチームが「ブルーインパルス」です。正式には宮城県松島基地に所属する「第１１飛行隊」です。美しい青と白にペイントされた機体を使って、ソロからフォーメーションまで様々な飛行を見せてくれます。
飛び立とうとする様子を間近で見ると、その緊張感が伝わって来ます。
このような場面を見ることが出来るのも、航空祭ならではの面白さなのです。
美しい機体はどの角度からでも絵になります。純国産機で、練習機としては抜群の安定性と整備のしやすさで評判が高いＴ４は、全長１３ｍで最高速度はマッハ０．９（時速１０４０ｋｍ）です。
熟練のパイロットがＴ４を見事に操り、私たちを楽しませてくれます。訓練に訓練を積み重ねた上でのパフォーマンスは、その一つ一つが芸術です。
６機が飛行し、隊形を組んだり、ばらばらになったり。白いスモークを使って花びらを描いたり、ハートに刺さる矢を描いたり。美しさと時にユーモアも交えて大空に描く絵は「お見事」の一言です。美しさだけでは無く、左右から猛スピードで迫って来る二機がギリギリですれ違う様子は迫力満点！手に汗握る緊張感は、忘れられない思い出となるのでは。
他にも、Ｆ２やＦ１５を使ったデモ飛行や、ＣＨ４７Ｊによる空中消火デモ等も行われますので、様々な楽しみ方がたくさんあるのです。
基地の中では、展示やアクロバット飛行の観覧だけではなく、ＢＸと呼ばれる場所でアイスクリームや軽食を楽しむことが出来ます。ＢＸはメインゲートに近い場所となっています。
アメリカのルイジアナに本社があるポパイチキンは、滑走路に近い場所にあります。日本国内では米軍基地内にしか無いので、この機会に味を試してみましょう。もちろん、基地内ではどこでも日本円が使えます。
また、メインゲートをすぐ出たところにある「スカイプラザミサワ」には、ぜひとも立ち寄ってみて下さい。アメリカを中心とする雑貨や、世界第三位となったナポリピッツァのお店があります。詳細は下記の関連MEMOをご覧ください。
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(2024/4/20更新)
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