お百度踏んで金運アップ!奈良のパワースポット・金龍神社

お百度踏んで金運アップ!奈良のパワースポット・金龍神社

更新日:2017/02/08 10:07

陽月 よつかのプロフィール写真 陽月 よつか フリーライター、星空準案内人
奈良・春日大社は世界遺産に認定されている、日本を代表する神社の一つ。修学旅行や観光などで詣でた方も多いのではないでしょうか。では春日大社境内にあるたくさんの摂末社の中に、金運財運のパワースポットとして人気の高い神社があるのはご存じですか? しかもそこは今日すぐにでもお百度を踏める願掛け神社! 今回は数ある摂末社の中でも一番人気、お百度参りができる金運パワースポット「金龍神社」をご紹介します。

パワースポット金龍神社は世界遺産・春日大社の境内に

パワースポット金龍神社は世界遺産・春日大社の境内に

写真:陽月 よつか

地図を見る

金龍神社は奈良・春日大社の境内摂社の一つ。春日大社には主祭神の4柱の神様の他、その広い境内の中に摂社・末社含めて61社がお祀りされています。摂末社とは言え素晴らしい神社が多く、全国で唯一大國さまが夫婦で祀られている夫婦大國社や、800年以上も続く春日若宮おん祭が行われる若宮神社などが特に有名ですね。その中でも一番人気ではと言われているのが、金運財運を授けていただける「金龍神社」。

ただ一番人気と言うわりに、名前を初めて聞く方も多いかもしれません。というのもこの金龍神社は、有名でたくさんの人が何度も訪れるというより、一度訪れた人がそのあと何度も詣でに来ることで人が集まる神社だから。その人気の秘密、何度も詣でたくなる理由とは…?

…と、金龍神社へいざ足を運ぶその前に、春日大社ご本殿へのお参りをうっかり忘れないようご注意下さいね。そうしなくては入れないわけではありませんが、やはり主祭神さま方へ一番先にご挨拶というのが神様への礼儀とされています。

裏メニュー“お百度参り”の受付は夫婦大國社にて

裏メニュー“お百度参り”の受付は夫婦大國社にて

写真:陽月 よつか

地図を見る

金龍神社は、春日大社本殿から見て夫婦大國社の後ろ側にあります。夫婦大國社はもちろん金龍神社とは別の神社ですが、金龍神社で強力なご縁をいただきたい場合は、ぜひ夫婦大國社から先に訪れることをおすすめします。

というのは、金龍神社で強力なご縁をいただくなら、何はさておきお百度参りが効果的だから! そしてその金龍神社のお百度参りは、こちら夫婦大國社で申し出ると専用の数取紐とお百度参りのお作法の説明書きをいただけるのです。ただし案内は書いていませんので、裏メニューを注文する気分でどうぞ。(初穂料500円)

ここで少しお百度参りの説明を。お百度参りとは一般的には、神さまの元へ100日かけて100回通い願かけをする作法のこと。とは言えその方法は場所によって違い、ここ金龍神社でのお百度参りはお社を100回廻って祈願をこめれば良いとされます。本来100日かかるお参り祈願を、1日でやれてしまうのです! 人によりますが、1お百度参り40分ほどで踏み終わります。(お百度参りをすることをお百度を踏むと言います)
しかも同じ家に住んでいる家族なら手分けも可、一人で全部踏まなくても良いのです。まさにお気軽・お手軽・強力な神様とのご縁結び!

お百度参りはここで踏む! 金龍神社のお社は凛々しくも優雅

お百度参りはここで踏む! 金龍神社のお社は凛々しくも優雅

写真:陽月 よつか

地図を見る

金龍神社のお社はこちら。朱塗りの綺麗なお社です。パワースポットとしての人気から考えると拍子抜けするほど小振りで、100回回ることを考えたら、い、いけるかも、と思う程度の大きさです。
気に敏感な方は、こちらのお社で手を合わせると強いパワーを感じられるそう。

二礼二拍手一礼、神様の御前でこれからお百度参りをする旨をご挨拶申し上げたら、さあお百度の始まり。数取紐を一周に一本手元で折りながら回ります。お願いごとを心に念じながら歩くのですが、歩くうちについ違うことが浮かんできたりもしてしまいがち。手元で紐を一つ折る度に、頭の中をお願い事に引き戻すよう心がけるとやりやすいですよ。

ちなみに回り始めるまでは大変そうに思いがちなお百度参りですが、回り始めてみるとあっという間。これもご利益なのか、不思議と疲れないのです。もちろん途中でちょっと休憩しても大丈夫。
ただし回っている最中も参拝の方はちらほらやって来るので、気が散ったらすみません、いえこちらこそ、とお互い目礼し合う現象はちょいちょい起こります。

歴史は650年以上、お社の起りは後醍醐天皇の命がけの一夜

歴史は650年以上、お社の起りは後醍醐天皇の命がけの一夜

写真:陽月 よつか

地図を見る

そもそもこちらの金龍神社は、開発発達をご神徳とする金龍大神さまをお祀りするお宮。転じて金運・財運にご利益ありとされる神社で「禁裡殿」とも呼ばれ、鳥居の傍らには碑が立っています。

そのご由緒は後醍醐天皇、起源は鎌倉幕府を滅亡へと至らせた「元弘の変」にあります。1331年8月24日夜、後醍醐天皇の倒幕計画が側近の裏切りにより幕府に露見し、天皇は女装し奈良参詣を装って御所を脱出。夜明け頃に東大寺南院に到着し、僧の先導で笠置山に入り戦いへと突入してゆくのですが、その緊迫した夜の間にこちらに一面の鏡を奉安し、天下泰平のご祈祷をしたのがこの金龍神社の起り。
宮中(禁裡)の御鏡が奉安されたがゆえの「禁裡殿」であり、ご例祭もその日のまま8月25日です。

圧倒的武力差から始まり、何度も窮地に追い込まれながらも、倒幕を果たし南北朝時代を開いた後醍醐天皇。開発発達のご利益とは、しみじみと納得してしまいますよね。

“仕事”“収入”“お金持ち”しっかりご利益を受け取ろう!

“仕事”“収入”“お金持ち”しっかりご利益を受け取ろう!

写真:陽月 よつか

地図を見る

またこちらでは、財運祈願の絵馬も用意されています。どーんと力強い「祈・金運さずけ」の文字が頼もしいですね。もちろんお百度を踏む踏まないに関わらず祈願することができます。(初穂料500円)
金龍神社境内には絵馬を吊るせる奉納場所が2か所用意されています。小さなお社なのにいつでも絵馬はぎっしり鈴なり! ちなみに金龍神社の御朱印は夫婦大國社でいただけますよ。

お百度参りはお参り・願掛けの1つの方法であり、それ自体具体的なご利益があるというものではありません。
それでもお百度を踏むことで神様との間に結ばれたご縁を大切に、何度もご挨拶に詣でる人たちが後を絶たないというのは、金龍神社が確かに力強い神社である一つの証拠と言えるかもしれませんね。

一説にはこちらの金龍大神さまは、財産や臨時収入そのものより、周囲にお金の流れを作って下さる神様とも言われています。しっかりお願いしてしっかり受け取りたいですね!

あなたと神様、お百度参りで結ぶご縁は一生もの

金運のパワースポット金龍神社、いかがでしたでしょうか。お百度は踏むことで、神様と一生もののご縁を結ぶことができます。いい加減な気持ちで踏むべきではないですが、気持ちが真剣なら思いは気軽でも大丈夫。金龍大神さまはきっと、あなたがリッチになるのを喜んで助けて下さいますよ。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/07/11 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -