写真:ろぼたん
地図を見るフィンランドの首都ヘルシンキはヴァンター国際空港から直通のバスで中央駅まで約30分ほど。明るく温かみを感じるデザインがステキな中央駅(写真)は街歩きの拠点にピッタリの場所。目の前にある広場にはまるで木の箱のようなカンピ礼拝堂もあるので、是非覗いてみてください(MEMO欄参照)。駅に到着するなりフィンランドのデザイン美に出会うはずです。
そして耳を澄ませば「かもめ」の鳴き声が。ヘルシンキの街中ではありとあらゆる場所で出会う「かもめ」。映画と同じ太っちょの「かもめ」にもすぐに出会えますよ。
映画の中で、サチエ(小林聡美)さんがミドリ(片桐はいり)さんと出会って、「ガッチャマンの歌」を歌ったカフェ・アアルトまではココから徒歩5分。北欧デザインの巨匠アアルトのデザインした家具がカフェでは使用されています。
映画『かもめ食堂』の主要キャスト3名(小林聡美さん、片桐はいりさん、もたいまさこさん)の軽妙な演技とともに丁寧に描写されるフィンランドの美しい景色やデザイン、美味しそうなお料理に目が釘付けになった人も多いでしょう。
その世界観に魅せられて映画のロケ地となった前「かもめ食堂(カハヴィラ・スオミ)」には多くの日本人が訪れました。そんなスオミも前オーナーの引退に伴って閉店。
現在は日本人がオーナーとなりオーガニックレストランとして営業しています。『かもめ食堂』のイメージに更に近づいた店内では、1杯ずつドリップした珈琲とともにシナモンロールもいただけますよ。
提供元:Ravintola KAMOME(かもめ食堂)
http://www.kamome.fi/top.htmlフィンランド料理ってどんなもの?口にあうのか不安。そんな人に最初のフィンランド料理としてオススメしたいのが「かもめ食堂」のお料理。なんとミシュランのスターシェフが監修したもので、味だけでなく見た目も美味しい♪日本語メニューもあるのが心強いところです。
写真は「ホットポットかもめ(Hot Pot Kamome)」。イッタラの鉄鍋で提供されるお店の自慢料理は豚ばら肉を長時間煮込んだもので、ほんのりとスモークしたポークリブのお出汁が滋味深くも洗練された味。季節のお野菜・根菜がたっぷりと入っていて旅で疲れた身体を優しく癒してくれます。マスタードで味のアクセントをつけていただきましょう。(1名24ユーロ、2名から注文可能です)
他にもランチは15ユーロ〜とってもオシャレなプレートが味わえます。自然の素材にこだわった「かもめ食堂」のフィンランド料理は思いのほか日本人の口にもあうものばかり。旬や季節を大切にする心は日本人と同じ。遠い異国のフィンランドがグッと近くに感じることでしょう。
写真:ろぼたん
地図を見る映画『かもめ食堂』のスタートのカットはこのエテラ港のかもめのシーンから始まりました。もたいまさこさん演じるマサコさんがおじいさんから猫を預かる海辺のシーンもこの港。
フィンランドは、スカンジナビア半島の内側、バルト海の一番奥に位置している森と湖の国です。エテラ港からはスウェーデンのストックフォルムやバルト三国の1つ、エストニアのタリンへも毎日大きなクルーズ船が運航しています。中世の面影が残るタリンへは一日数便の船が出ており、日帰りも可能。世界遺産となった旧市街へ足を伸ばすのもオススメです。
写真:ろぼたん
地図を見るエテラ港はオレンジ色の屋根の露店が並び、マーケット広場・カウッパトリ(Kauppatori)がオープンする場所です。魚貝類などの生鮮品、手造りの工芸品、絵画、雑貨などたくさんのお店が軒を連ねています。日本で個展を開くような作家さんもブースを設けていたり、世界で1つしかない手造りのお土産が手に入る場所でもあるんですよ。初夏からのオススメはなんといっても美味しいベリー類。旬のストロベリー、ビルベリー、ワイルドベリー、ラズベリー…小粒で味の濃いベリーでビタミン補給をしてみては?
もうひとつ映画によく登場したハカニエミ・マーケットまでは、中央駅から地下鉄で2駅、トラムでも楽にアクセスできますが、中央駅付近からのんびり散歩しながらでも20分で到着できます。
『かもめ食堂』の中の多くのロケ地は定番の観光スポット(ヘルシンキ大聖堂やウスペンスキー寺院)へも近く、街の中心に集まっています。街中を歩けば、「かもめ」の姿とフィンランドの美しいデザインがあちこちで目に飛び込んでくるはず。
楽しい街歩きの締めくくりは「かもめ食堂」で。映画の世界観を味わいながらカワイイ・美味しいフィンランドを満喫しましょう!
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(2024/3/19更新)
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