倒れたエッフェル塔?ハノイ「ロンビエン橋」の鉄骨は芸術級

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倒れたエッフェル塔?ハノイ「ロンビエン橋」の鉄骨は芸術級

倒れたエッフェル塔?ハノイ「ロンビエン橋」の鉄骨は芸術級

更新日:2016/07/08 13:36

澤 慎一のプロフィール写真 澤 慎一 放送局ディレクター

錆び付いた巨大な鉄骨の連なり。圧倒的な存在感をもって果てしなく伸びていく鉄の芸術!ベトナム北部のハノイ市内にかかる「ロンビエン橋」は、ベトナム戦争でアメリカの攻撃を何度も受けながらも修復され、今も多くの市民に利用されています。“龍が躍る”という意味を持つロンビエン橋は芸術的な尊厳があり、まるでエッフェル塔を横にしたような美しさ。戦争の傷跡を今に残す壮大な鉄の芸術を見てみませんか?

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エッフェル塔の設計者がデザイン?

エッフェル塔の設計者がデザイン?

写真:澤 慎一

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「ロンビエン橋」は、ベトナム北部を流れる紅河にかかる全長約1700メートルの鉄橋。完成は、フランス植民地時代の1902年。約120年前に造られた鉄橋が、今も現役の鉄道橋として使われています。

実は、この「ロンビエン橋」を設計したのは、パリのエッフェル塔を設計したギュスターヴ・エッフェルという説も。真相は定かではありませんが、巨大な鉄骨を三角形に組み合わせた重厚な美しい姿は、確かにエッフェル塔をイメージさせるものがあります。

まるで鉄骨の「千本鳥居」!

まるで鉄骨の「千本鳥居」!

写真:澤 慎一

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こちらは「ロンビエン橋」の中心を眺めたもの。橋の真ん中を鉄道が走り、両脇がバイク専用の道路として使われています。

橋の真ん中を眺めると、赤さびた無数の鉄骨群が遠くまで連なり、まるで京都・伏見稲荷大社の「千本鳥居」のよう。その存在感、鉄の芸術に圧倒されます。

雨に濡れ、孤高に建ち尽す鉄の橋

雨に濡れ、孤高に建ち尽す鉄の橋

写真:澤 慎一

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こちらも「ロンビエン橋」の鉄道部分ですが、雨に濡れ、孤高に建ち尽す姿がたいへん趣があります。完成当時は、“インドシナ半島で最も大きく、最も美しい橋”とたたえられ、完成から約120年が過ぎた今でも、その美しさをとどめています。

戦争を乗り越え今も現役

戦争を乗り越え今も現役

写真:澤 慎一

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この写真は、朝のラッシュ時のもよう。ご覧のように、数多くのバイクが走り、大混雑。右に見えるコンクリートブロック部分は、歩道です。「ロンビエン橋」は歩いて渡ることもできますが、歩道にまでバイクが乗り上げてくるので注意が必要。

「ロンビエン橋」は、1970年代のベトナム戦争でアメリカから激しい攻撃を受け、中央部分の鉄橋は破壊されたまま。このため、橋の下部分を補強。戦争当時の激しい爆撃が想像されると同時に、この橋が現在も使われていることに驚かされます。

大河を渡っていく龍の姿

大河を渡っていく龍の姿

写真:澤 慎一

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こちらは「ロンビエン橋」から紅河を眺めた風景。渡し船が浮かび、のんびりした風情があります。橋はかなり高く、歩道のコンクリートブロックは隙間から畑や川が見えるので、高いところが苦手な方はちょっと困難かも。

川の向こうに見える長い橋が、道路占用の「チュンズオン橋」。ベトナム独立後に造られた新しい橋で、右側がハノイ市内となっています。左側がロンビエンと呼ばれる地区。ロンビエンというのは、“龍が躍る”という意味があり、まさしく大河を渡っていく龍を想像させます。

おわりに

「ロンビエン橋」は、戦争でアメリカからの攻撃を何度も受けましたが、破壊されても粘り強く修復。それは長く苦しい戦争を粘り強く戦い抜いた、ベトナムのシンボルとなっています。

しかしながら最近は、老朽化が問題となり、架け替えの話も出ています。この誇り高き、美しい鉄橋がいつまで見られるのか。ベトナム観光、ハノイ観光でぜひ「倒れたエッフェル塔」を訪ね、その偉大さ、美しさを記憶にとどめてみてはいかがでしょうか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/06/26 訪問

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