写真：大宮 つる
地図を見る埼玉県東松山市にご鎮座する、「箭弓（やきゅう）稲荷神社」。創建は712（和銅5）年、1300年以上の歴史をもつ古社です。稲荷神社としては武蔵国で最も古いとされており、また“日本三大稲荷”の一つに数えられることもあります。
写真：大宮 つる
地図を見るご祭神は、保食神（うけもちのかみ）。五穀をつかさどる神さま、食物の神さまとして知られ、そのご利益は五穀豊穣、商売繁盛、家内安全などです。
箭弓稲荷神社は、古くより松山城主・川越城主をはじめ多くの人々から崇敬されてきた存在だったようですが、江戸時代には、江戸だけでなく全国各地から参拝者が訪れたとか。
写真：大宮 つる
地図を見るこちらの写真は、ご本殿です。実際に訪れてみるとわかりますが、拝殿・ご本殿の規模の大きさ、建物の随所にある彫刻の素晴らしさ、境内の広さなどから、古来より非常に有力な神社だったことが伺い知れます。
では以下から、箭弓稲荷神社の必見ポイントを4つ紹介します。
写真：大宮 つる
地図を見るまず一つ目の見どころは、2016年5月21日に“最も大きな木製スタンプ”として、ギネス世界記録に認定された“御朱印”です。一般的な御朱印は、御朱印帳におさまる程度の手の平サイズですが、今回ギネス認定された御朱印は、高さ1.42メートル、印面縦横1.3メートルといった、ほかには類を見ない大きさ！
この巨大な御朱印が、拝殿の向かって右側にある参集殿に展示されています。世界に一つだけしかない御朱印、その大きさをぜひともご覧ください。
写真：大宮 つる
地図を見る箭弓稲荷神社は“やきゅう”という音から、埼玉西武ライオンズをはじめとしたプロ野球選手、野球をしている学生など、野球関係者が多く参拝に訪れる神社としても知られています。
特徴的なものとして、“バット絵馬”“ベース絵馬”といった絵馬や、バット・グローブの形をした“球技守”などがあります。野球に関係のある方は、こちらの神社で絵馬を奉納されたり、お守りを頂いてみたりしてはいかがでしょうか？
写真：大宮 つる
地図を見る稲荷神社というと、“商売繁盛”のご利益に篤いというイメージを持つ方が少なくないと思いますが、箭弓稲荷神社は、実は“縁結び”のご利益も……。というのも、境内に松と栴檀（せんだん）の2本の木が根で絡み合っている“縁結びの木”があるから。
種の違う木がまるで1本の木のように調和しており、その姿は神秘的。木を見ているだけで、篤いご利益がいただけそうな感じがします。
写真：大宮 つる
地図を見る拝殿・ご本殿の素晴らしい彫刻を眺めつつ、ぜひともご本殿の裏手にも回ってみましょう。
ご本殿の裏手には「箭弓稲荷神社」と書かれた小さい神社があります。実は、こちらが元のお社（元宮）です。こちらのお社から、いまの社殿が建立された経緯を想像すると、やはり古くより有力者や多くの人々に篤く崇敬されてきた証と言えるかもしれませんね。
以上、箭弓稲荷神社のご利益と見どころをご紹介しましたが、いかがでしたか？ そのほかにも以下のような見どころがあります。
・芸能運UP・技術の向上・商売繁盛のご利益に篤い「團十郎稲荷（通称、穴宮）」
・東松山市指定建造物の「手水舎付き手水鉢」
・関東随一の名園といわれている「ボタン園」
などなど。ぜひとも東松山「箭弓稲荷神社」に参拝してみてくださいね。おすすめの神社ですよ！
住所：埼玉県東松山市箭弓町2－5－14
電話番号：0493-22-2104
アクセス：電車でお越しの場合は、東武東上線「東松山駅」下車、西口から徒歩3分。
車でお越しの場合は、関越自動車道「東松山インターチェンジ」が最寄りとなり、川越・川島方面へ走らせ5分。
なお周辺には、サメの歯の化石などを発掘できる「東松山市化石と自然の博物館」や、古来より不思議な穴として興味を持たれていた「吉見百穴」などといった観光スポットもあります。以下の関連MEMOにガイド記事がありますので、ご参照ください。
この記事の関連MEMO
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(2024/4/19更新)
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