ワラスの町から日帰りで行けて、湖やトレッキングルートの美しさから人気が絶えないのがこのラグーナ69まで行くコース。写真のとおり湖の色は驚くほどの青色!氷河からの水が流れ込んでいるためこれほどの青色になっており、周辺の山肌を映す水面はとても幻想的で、訪れる人の心を虜にします。
さらに驚くべきはその標高。なんと富士山をはるかに凌ぐ4580Mの場所にあるのです。町自体がすでに3000Mを越える場所にあるという条件も備わっているため、日帰りでここまで高い場所へトレッキングで行けるのはワラスならではなのです。
ラグーナ69へはワラスの町からたくさんのツアーが出ています。ほとんどのツアーが早朝5時半から6時出発で、約3時間かけてトレッキングコース入口へ。そこから片道約3時間のトレッキングで湖へ行き、帰りは15時または16時までに入口へ戻ってきます。
ツアー料金は2015年10月の時点で40ソル前後、プラス国立公園の入園料10ソルです。
※集合時間や経由時間や料金等は、時期やツアー会社により変動する場合があります。
そして注意していただきたいのが高山病。標高4580Mということで空気も薄く、平地で3時間歩くよりも息が上がります。そのためワラスの町で数日間、高度順応をしてからトレッキングを楽しむことをオススメします。
どうしても時間のない人は無理せずトレッキングルートを楽しみ、湖まで行けなければ引き返すぐらいの気持ちで臨むといいでしょう。ルート上の牧歌的な風景や、圧巻の山々を見上げる景色も素晴らしいものです。
トレッキングは苦手だけど自然は好き、絶景が見たい!という人にオススメの場所がこのヤンガヌコ湖。湖はワラスの町から車で約2時間のワスカラン国立公園内にあり、こちらもラグーナ69に劣らぬ人気の観光地です。
そして嬉しいことに、車を降りて10分ほどで美しい湖が広がっているのです。湖の畔からボートに乗ったり、湖沿いの整備された道を歩くこともできます。天気の良い日は太陽の光が湖に差し込み、自然のものとは思えないほどのエメラルドグリーンに魅了されることでしょう。
ヤンガヌコ湖もワラスの町からたくさんのツアーが出ています。また、ツアー料金とは別にワスカラン国立公園入園料の10ソルがかかります。
世界遺産にもなっているワスカラン国立公園麓のユンガイ跡地。ここは1970年に起こった大地震で引き起こされた氷河の大崩落により、大規模な雪崩が町を襲い、18000人もの人命と共に町ごと土砂と氷塊の下に埋まってしまった場所です。
その後、ペルー政府はユンガイの地を掘り起こすことを禁止し国立墓地として定め、ユンガイ跡地から約2キロの場所に新しいユンガイの町を建設しました。
旧ユンガイ跡地では現在、共同墓地やキリスト像のほかに、雪崩で折れた建物の跡や地面から出ている車などが、天災を忘れないようにと残されています。あちこちに建つ慰霊碑の周辺は追悼のための色鮮やかな花畑もあり、昔の大災害が信じられないほど美しい緑や山々の自然に囲まれています。
ユンガイはワラスからツアーでも行けて、先に書いたヤンガヌコ湖とセットでツアーに組まれていることが多いです。ワラスへ行った際には是非、訪れてみて下さい。共に暮らしている自然への脅威と美しさを同時に感じることができるでしょう。
トレッキングのメッカへ来たなら、やはりがっつりアウトドアをしたい!という人におすすめなのが、サンタクルス谷のトレッキングルートです。
このコースは清流あり、滝あり、草原あり、砂利道ありの様々な景色を堪能でき、トレイルの中で『世界で最も美しい山』とも言われているアルパマヨ山を臨めるポイントもあります。さらに標高4750Mの峠を越え、ロバやリャマの暮らす場所を進みます。道中の風景はファンタジーの世界へ迷い込んだかと思うほど壮大です。そんな素晴らしい景色の中を歩き続け、キャンプをし、大自然を肌で感じる体験はとても貴重なもの。一生の想い出となるでしょう。
サンタクルス谷のトレッキングコースは多種多様。2泊3日で帰るものもあれば1週間ほど山の中というコースもあります。テントや寝袋や食料を持って高所でのトレッキングとなるので、事前にきちんとした準備が必要になります。ワスカラン国立公園の入場料なども必要となります。
ワラスの町中のインフォメーションやツアー会社などでトレッキングルートの地図をもらい相談するなど、しっかりと計画しましょう。
ワラスには雨期と乾期があり、ベストシーズンは乾期の5月から9月頃です。特に6月7月は毎日のように晴れるので、この時期のワラスはトレッカーで溢れます。逆に10月から4月頃の雨期には観光客が減るため、人が少ない静かな山を好むトレッカーはこの時期に訪れることも。しかし12月から3月は特に雨が多いので時期をずらすほうが良いでしょう。
標高の高さもあり、晴れた時の青空は景色とも相まって素晴らしいものがあります。できるだけベストシーズンに合わせて美しい景色を楽しむことをオススメします。
トレッキングや観光の拠点となっているワラスは、6000M級の山々が周りを囲み、町中からも雄大な氷河を抱く山々を臨むことができます。町中ではインディヘナの女性が働き、市場へ行けば地元の野菜や肉や食材が並び、中心地のアルマス広場も家族連れや観光客が多く、とても賑わっています。首都のリマやマチュピチュの拠点であるクスコと比べて物価も安く、人々の暮らしをより近くに感じることができます。
何よりも世界中のトレッカーを惹きつけて止まない壮大な自然は、世界にはこんな景色があったんだという驚きを与えてくれるでしょう。是非、ペルーへ訪れた際にはワラスへと足を延ばしてみて下さい。
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