西伊豆名物「飴やのかき氷/飴元 菊水」夕陽日本一の町のかき氷を食べに行こう!

西伊豆名物「飴やのかき氷/飴元 菊水」夕陽日本一の町のかき氷を食べに行こう!

更新日:2018/10/19 12:11

波奈 美月のプロフィール写真 波奈 美月 伊豆地元案内人、絶景ドライブ探求家
静岡県西伊豆町では一年を通して夕陽を鑑賞でき、その美しさは2005年9月に「夕陽日本一」宣言が行われたほど。
「飴元 菊水」は、町内の仁科にある創業70余年の老舗です。毎年、夏場を中心に「飴やのかき氷」が販売され、話題を呼んでいます。シロップは飴の材料を使用。氷の上にかけてくれる丸い錦玉は夕陽のイメージで西伊豆町ならでは。飴も全工程手作りで、ここでしか買えないものが多く、伊豆のお土産に最適です。

「夕陽の町」の飴屋さんは「かき氷」が名物!

「夕陽の町」の飴屋さんは「かき氷」が名物!

写真:波奈 美月

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飴元 菊水(あめもと きくすい)は、「日本の夕陽100選」に選ばれた夕陽の町、静岡県西伊豆町の国道136号線沿いにあります。「堂ヶ島名物 らっきょう飴」の黄色い看板が目印です。

入口の老舗らしい大きな暖簾の隣にあるのは「日本一の夕陽 西伊豆町」ののぼりと「飴やのかき氷」と書かれたちょっと味のある看板。実は、菊水の夏場の人気メニューは「かき氷」。それもたびたびテレビや新聞で取り上げられるほど有名なんです。

一歩店内に入ると「鶴は千年飴は二千年」と書かれたユニークな掛け軸が目に飛び込みます。その前にはずらりと並ぶ手作りの飴。老舗の飴屋さんならではの、どこか懐かしさを感じる光景です。

かき氷の上には夕陽!西伊豆ならではの嬉しい演出

かき氷の上には夕陽!西伊豆ならではの嬉しい演出

写真:波奈 美月

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店の隅には可愛らしい丸太のテーブルと木の長椅子が設置され、店内の飴を眺めながら「かき氷」を食べることができます。席は3人も座ればいっぱい。土日は多少待つこともあります。
センス良く手書きで紹介された店内の飴を眺めたり、25種類ほどある飴の試食をしていると、すぐに時間が経ってしまいますよ。

かき氷のメニューは、黒みつ・白みつ・いちご・はちみつ・みかん・ブルーベリー・あずき・シソ・梅の9種類(全品500円)。店主の荻田真理子さんによると、10月頃まで販売する予定なので、季節の移り変わりに合わせて、さくら・いちじく・ぶどう・干し柿・栗といったメニューも登場するとのこと。

かき氷が運ばれてくると、トップにトロ〜リとみかんの錦玉(きんぎょく)をかけてくれます。美しいオレンジ色で、かき氷の上でも固くなりません。西伊豆名物の夕陽をイメージをしたこの店ならではの嬉しい演出です。

シロップは飴!材料は地元産にこだわる徹底ぶり

シロップは飴!材料は地元産にこだわる徹底ぶり

写真:波奈 美月

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かき氷のシロップは、飴の材料を使用した手作りで、飴屋ならでは。中に入る果物などはできるだけ地元産を使用しています。一番の人気メニューは写真の「黒みつ」。もちろん夕陽の錦玉がかかります。このまま煮詰めると黒飴になるというシロップは、フワッとした自然な甘さでどこか懐かしく、ファンが多いのもうなずけます。

「いちご」は伊豆韮山産のべにほっぺを使用。「黒みつ」に並ぶ人気メニューです。大きな果肉がゴロッと入っており、なんとも贅沢な気分になります。
「はちみつ」は、下田市箕作(みつくり)の高橋養蜂のはちみつを使用。ブルーベリーは河津産、シソや梅は西伊豆産とのこと。

この徹底したこだわりぶり!美味しくないわけはありません。毎年、夏場になると「飴やのかき氷」を楽しみに県内外から多くの人が訪れます。

伊豆らしさ満載!伊豆西海岸唯一の手づくり飴の店

伊豆らしさ満載!伊豆西海岸唯一の手づくり飴の店

写真:波奈 美月

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店頭には常時30種類以上の飴が並びます。菊水の飴は、伊豆西海岸唯一の全工程手づくり。大変な手間をかけて作っています。飴の値段は1袋400円〜600円ぐらいとお手頃。お土産として喜ばれています。

「夕日のど飴」は、西伊豆町の「夕陽日本一宣言」にちなんで製造した飴。西伊豆町商工会に「西伊豆自慢品」として認定されています。夕陽の色を出すのに苦労したそうで、ひときわ大きい丸い飴は夕陽、白い金平糖は星を表現しています。甘草やクチナシ、蜂蜜を含んでいるので、のどの調子を整えるのに最適!

定番の「らっきょう飴」は、本来、色艶と食感がラッキョウに似ていることから名づけられ、ラッキョウは入っていませんでした。あまり聞かれるので、現在はラッキョウを入れたものと2種類製造し、話題になっています。カリカリとした食感、素朴な甘さと優しい口溶けは最高で、さすが看板商品!

その他、伊豆の看板地魚、キンメダイの目玉を模した「キンメだま」・西伊豆町田子の名産、鰹節の本枯節が入った「鰹節飴」・黒船来航の歴史を感じる「ペリーの開国紅茶飴」など、伊豆らしさ満載のユニークな飴がたくさん。
3種の飴が入った「アメノミクス」は、内閣総理大臣 安倍晋三氏似の人物のイラストと「元気を、取り戻す」のキャッチフレーズで超強烈なインパクト!

西伊豆の「日本一の夕陽」、ぜひ堪能してみよう!

西伊豆の「日本一の夕陽」、ぜひ堪能してみよう!

写真:波奈 美月

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西伊豆町には堂ヶ島・乗浜海岸・黄金崎など、素晴らしい夕陽を鑑賞できるスポットがたくさんあります。特に西伊豆屈指といわれるのは「大田子海岸(おおたごかいがん)」。海岸には「夕陽展望所」が設置され、無料駐車場も完備しています。田子島(たごじま)やゴジラ岩(メガネッチョ)などの奇岩をシルエットにして、駿河湾に沈んでゆく夕陽は圧巻!

大田子海岸から夕陽を見る最高の時期は9月と3月。その春分・秋分の日の頃になると、田子島の男島と女島の間に夕陽が沈み、その貴重な絶景を目当てにたくさんの人が訪れます。

写真の中央から少し右にある島は、田子島の男島と女島。一番右にあるのは、ゴジラ岩(メガネッチョ)です。ゴジラ岩は、大田子海岸から見える奇岩の一番の人気者。夕陽がゴジラの目にかかって輝く姿を見ることができれば幸せになれるといわれています。

夕陽の町、西伊豆には見どころが満載!「飴やのかき氷」と一緒に楽しもう

「飴元 菊水」の営業時間は午前8時半〜午後5時です。毎年、初夏〜10月頃までかき氷を販売していますが、本業のご都合により販売期間・メニューが変わる事があります。不定休ということもあり、訪問の前に事前の確認をお薦めします。電話番号は、下記のMEMO「西伊豆町商工会 自慢品ガイド」の39・40でご確認ください。

西伊豆町には夕陽の他、たくさんの見どころがあります。特に天窓洞や三四郎島のトンボロ現象で有名な「堂ヶ島」から車で約4分と近い距離。観光のあと、ちょっと一服&お土産探しに気軽に寄られてはいかがでしょうか?西伊豆名物の夕陽がのった「飴やのかき氷」、旅の思い出になること間違いなしです。

堂ヶ島の見どころについては「LINEトラベルjp 旅行ガイド」の別記事『伊豆の魅力がギュッ!「西伊豆歩道 堂ヶ島コース」で絶景・洞くつめぐり遊覧船・グルメを満喫!』で紹介しています。下記の「関連MEMO」からぜひご覧ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/08/28−2016/06/11 訪問

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