写真：木内 つばめ
地図を見るMTR旺角（モンコック）駅から徒歩約４分にあるサイイーストリート（洗衣街）店。こちらは香港の下町・旺角が持つ独特のアジア感をグッと押し出したコンセプトショップとなってます。
麻雀牌で文字をデザインしたエントランス、香港の街中で見かける原色のビビットな看板を一面に施した壁面など香港色の強いアートを共存させた店内は、香港を代表するインテリア・ブランド「G.O.D.」とアーティストのスタンリー・ウォンのコラボ。ただ香港っぽいものを寄せ集めたのではなく、きちんとアートというフィルターを通して出来上がった店内はどこか洗練された空間です。
写真：木内 つばめ
地図を見るサイイーストリート店では映画もテーマに組み込んでおり、店内には映画館で使われていたイスを使用した座席も。コーヒー店という枠を越え、店内では映画の上映イベントなども行う映画好きにはたまらない店舗なのです。
店内への入り口が少々わかりにくいのですが、ビルの東側（洗衣街側）にある階段をまずは探してください。そこを登ると２フロアの広々とした空間が待ってます。
旺角という土地を熟知し、そこにしっくりくるアートを追求したサイイーストリート店はコンセプトショップとしての完成度の高さが実に感じられます。
写真：木内 つばめ
地図を見る香港式の喫茶店・冰室（ピンサッ）。これを再現したスタバがMTR中環駅から徒歩で約６分のダデルストリート（都爹利街）にあります。
木製の長椅子、細やかなタイルの床、手書きのレトロなメニュー、昔の生活用品など細部まで冰室を忠実に模した店内はまさにタイムスリップした世界であり、映画のセットのようでもあります。
魅力的な小物がいっぱいなうえ、フルーツジュースなどもあるのでお子様と休憩するにもぴったりの穴場。都会的な中環でちょっと休むには最高の場所です。
写真：木内 つばめ
地図を見る窓の外を見ると香港の無数の看板・・・あれ？騒音が聞こえないと思ったらこれは写真。なんと香港の街並まで作ってしまう徹底ぶり。この窓からの景色があるとないでは香港度がだいぶ違いますね。
こちらのダデルストリート店もG.O.D.によるデザインなのですが、同じ香港らしさが全面に出ているにもかかわらず、サイイーストリート店ともまた違うテイストで訪れる人を興奮させてくれます。
また入り口側の本物の窓からは香港最古の現役のガス灯が見えます。共に見える御影石の石段もなかなか風情があり、フォトジェニックな景色を味わうこともできます。
写真：木内 つばめ
地図を見るインテリアだけではありません。嬉しいことに両店舗ともに香港の定番メニューを食べることができます。
厚切りバターがサンドされたパイナップルパン（写真）、エッグタルト、ロールケーキ、ペーパーラップケーキといった香港式カフェ・茶餐廳のメニューが勢ぞろい。しかもエッグタルトは生地がコーヒー味になっているというスタバ仕様です。
街中の茶餐廳や冰室に入る勇気がまだ出ないという香港ビギナーさんも、スタバなら入りやすく、オーダーしやすいですね。
見た目は刺激的でありながらも、飲み慣れたおいしいコーヒーは変わらずにあるという安定感。異国での緊張感が続くツーリストにとって、刺激と安心の両方を得られる２つのスターバックス コーヒーはちょうどよい観光スポットであり、休憩場所でもあります。
朝から行ける「香港らしい場所」をお探しなら、このユニークなスタバを訪れてみてはいかがでしょう？ちなみにどちらの店舗とも朝の時間帯の方が比較的空いてます。
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(2024/4/18更新)
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