山手線ガード下に個性的なショップが並ぶ異空間!職人の街2k540

山手線ガード下に個性的なショップが並ぶ異空間!職人の街2k540

更新日:2014/05/08 19:25

2010年12月にオープンした工房&ショップスペース「2k540 AKI-OKA ARTISAN」。全国から約50組の気鋭の職人たちが、山手線ガード下に集結しました。職人さんの手際を見たり、製作者ならではの説明を聞くと、一つ一つの作品にその店ならではのアイデアやコンセプトが織り込まれていることがわかります。ここでしか手に入らない、自分だけのお気に入りをみつけられるでしょう。

遊び心溢れる木製品を見つけるなら〜NOCRA

遊び心溢れる木製品を見つけるなら〜NOCRA
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まず最初に紹介するのが木製品の専門店「NOCRA」。お部屋を木目調で揃えている人にオススメなお店です。

上の写真は実際に輪ゴムを飛ばして遊べる五連発銃。銃身や握り、引き金、撃鉄などを微妙に色の違う木で表現し、「NOCRA」ならではの鮮やかな一点となっています。専用の銘板付き額縁に掛けると趣味の良いインテリアにも。

他にも、ドアが開閉するたびにピアノ線が鳴るドアメロディなどが人気です。けしてうるさくない軽やかな音色が職人さんのこだわりで、ピアノ線が緩んだときに締めなおすスパナも付属しています。

手に取って木の温もりや優しさに触れてみましょう。木の種類によって硬さや重さが異なるので用途に合わせて選ばれています。

伝統の技術・色鮮やかな革製品の店〜中澤鞄

伝統の技術・色鮮やかな革製品の店〜中澤鞄
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「中澤鞄」は昭和3年創業の革製品の老舗。
その名のとおりレディス、メンズのバッグはもちろんユニークな小物にもご注目ください。皮の小物が一つあると豊かな気持ちになりますよね。色も鮮やかな可愛い小物やバッグなど職人のアイデアがいっぱいです。他にはない一生物を手に入れることができるでしょう。もちろん使い方や皮革の保存方もきちんとアドバイスしてくれます。

何でも作っちゃおう!〜2mOa

何でも作っちゃおう!〜2mOa
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色々な素材からアイデア一つで思い出の品を作ってみませんか。
「2mOa」は金属加工ジュエリーが主の店なのですが、依頼があればガラスでも紙でも様々な素材でジュエリーや小物を作りますよ、とはお店の人の言葉。

こんなオーダーがあったそうです。
「海辺で拾ったガラスで何か作ってください」
何か思い出があるのでしょうね。お客様が持参されたビニール袋いっぱいのきれいなガラスの欠片を見せてくれました。どんな作品になるのか楽しみですね。

ほのぼのとした日常を作品に〜Atelier SYOKO

ほのぼのとした日常を作品に〜Atelier SYOKO
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一段とカラフルで明るい雰囲気を醸し出しているのが「Atelier SYOKO」、クレイドール(粘土で作った人形や小物)と色鉛筆画のお店です。
昭和のお茶の間を思わせるクレイドールハウス。といってもハウスは無くて、クレイドールの人形や家具や日常品などを一つの部屋のように配置しています。粘土ならではの素朴な質感でさりげない日常生活が表現されています。手作りなので一つ一つ色も形も異なり、ここだけのオリジナルです。

制作中の職人さんにお話しを伺いました

制作中の職人さんにお話しを伺いました
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色鉛筆画を制作中だった「Atelier SYOKO」の九嶋祥子先生にお話しを伺いました。

「色鉛筆の彩色で注意されていることは?」
「薄い色から順に重ねて塗っていくことです。全体の彩色が終わったら濃い茶色か黒で陰影をつけると質感が出ます。そして最後に輪郭線を入れてくっきりさせます」とのこと。

目の前で描いていただいて、なるほど!と納得しました。彩色の見事さももちろんですが、世界に一つしかない作品だということが実感できます。作業工程を見せてもらえるなんて素敵な体験だと思いませんか。九嶋先生は他所でも教室を開催されているので、説明もお上手です。

店内には色鉛筆で描かれた四季の花々が咲き乱れていました。

買い物だけでは満足できないという人、体験教室へGO!

作業を見ているとつい自分でも作ってみたいなどと欲張ってしまいがちですが、そういう人には体験教室も実施しているので、日時を調べて参加してみるとよいでしょう。自分で作った物なら愛着もひとしおです。

また、オーダーメイドを受け付けている店も多いので相談してみましょう。

職人の街「2k540 AKI-OKA ARTISAN」は山手線の秋葉原駅と御徒町駅の中間に位置し、東京駅からの距離が2k540mなのでこの名称になりました。「ARTISAN」は「職人」の意。どちらの駅からも徒歩7分ほどで、山手線のガードに沿って行けば迷わずに到着できます。

どの店でも親切に商品の説明をしてくれて、「写真を撮ってもいいですか?」と尋ねると嬉しそうに「ありがとうございます」と言ってもらえました。自分たちの手作り作品をみんなに知ってほしいという職人さん達の気持ちの顕れでしょう。見て回るだけでも心地よいひと時をすごせますよ。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/09/09−2013/09/16 訪問

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