豪快・爽快・放流ショー!相模原市「宮ケ瀬湖」はダムのテーマパーク

豪快・爽快・放流ショー!相模原市「宮ケ瀬湖」はダムのテーマパーク

更新日:2016/07/15 15:26

Naoyuki 金井のプロフィール写真 Naoyuki 金井 神社・グルメナビゲーター
神奈川県相模原市の『宮ケ瀬湖』は、宮ケ瀬ダムのダム湖です。しかし、ダム湖と云いながらも年間観光客数140万人以上を誇る一大レジャースポットなのです。
その理由は、メインスポットで全国でも数少ない《宮ケ瀬ダム観光放流》と、周辺にある公園やイベント、資料館に体験館、そして遊覧船等があるダムのテーマパークだからです。
豪快で爽快な放流ショーを見ながら、一日ゆっくりダム湖で遊んでみませんか。

テーマパーク宮ケ瀬湖

テーマパーク宮ケ瀬湖

写真:Naoyuki 金井

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《宮ケ瀬ダム》は、相模原市、愛川町、清川村にまたがる中津川上流部に建設された調節・利水・発電の多目的ダムです。ダム自体も世界的に高く評価されている大規模な重力式コンクリートダムですので、ダムを知ることも一つの大きな楽しみになります。

そしてダムのテーマパークと云われ多くの観光客が訪れるのが、『宮ケ瀬湖』周辺のレジャースポットです。
一つは《ダムサイトエリア》で、文字通り宮ケ瀬ダムの観光放流をメインとした見所。二つ目はダムの東側の直下流域にあり施設が充実した《県立あいかわ公園》。そして三つ目がダムの西側にあり、様々なイベントや花々が美しい《宮ヶ瀬湖畔エリア》の三つです。
それぞれが遊覧船やケーブルカー、ロードトレインで結ばれているので移動することすら楽しみの一つなのです。

6分間の奇跡観光放流

6分間の奇跡観光放流

写真:Naoyuki 金井

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宮ケ瀬ダムの天端(ダムの頂上)にある《水とエネルギー館》では、子供たちでも分かり易い説明で宮ケ瀬ダムを説明していますので、まずは必ず立ち寄りましょう。
そして放流ショーを見るためにエレベーターでダムの下に降りますが、ダム建設の際に使用され、現在は有料ですが絶景の見られるケーブルカー《インクライン》を利用することをお勧めします。

ダム下に降りるとダムの大きさに感動されますが、ダム周辺にも見所がたくさんあります。下流に石垣を模した独特の堤体の《石小屋ダム(宮ヶ瀬副ダム)》や、美しい《大沢の滝》等がありますので、放流まで散策を楽しんでみてください。

そしてメインイベントである午前11:00と午後14:00の2回の観光放流にはビューポイントが三か所あります。
迫力ある放流を感じられるダム堤体出口付近、真正面から見られる定番スポットの堤体正面の橋の上、そして遠いので迫力はありませんが、スケールの大きい景観が望める新石小屋橋です。1回の放流時間は6分間ですから、何処で見るかは事前に決めておきましょう。
放流の際の水の流れの迫力と霧の様に降って来る水しぶき、そして重低音の轟音で五感が揺さぶられ、誰でも感動すること間違いありません。

県立あいかわ公園でピクニック

県立あいかわ公園でピクニック

写真:Naoyuki 金井

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ダム下からは『県立あいかわ公園』まで有料ですが《ロードトレイン愛ちゃん号》があります。歩いても15分くらいですが、小さいお子さんは、これだけでも喜んでしまうでしょう。

あいかわ公園は県立ですので施設も充実しています。
ふわふわドームのある《子供広場》、アスレチックのある《冒険の森》、夏の水遊びの《中央広場》等のプレイ施設があり、《風の丘》《花の斜面》《花の森》では風景に癒されます。更に愛川町の伝統工芸である藍染め、陶芸、木竹工などが体験できる《工芸工房村》はかなり本格的な施設です。
一日楽しめるように軽飲食コーナーもありますが、ご家族でピクニックをするのも良いではないでしょうか。

四季折々楽しめる宮ケ瀬湖畔

四季折々楽しめる宮ケ瀬湖畔

写真:Naoyuki 金井

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ダムサイトから有料ですが《遊覧船(みやがせ21)》で渡れるのが『宮ケ瀬湖畔サイト』。
宮ケ瀬湖畔サイトでは、イベント広場である《けやき広場》、夏には楽しい《親水池・カヌーロッジ》、BBQができる《ピクニック広場》等があり、宮ケ瀬の歴史・文化を伝える《宮ケ瀬湖水の郷交流館》と共に賑やかな《水の郷商店街》もあります。

四季を通じてイベントが開催されており、みやがせバレンタインウィーク、宮ヶ瀬ふるさとまつり(花火)、カヌー教室などに多くの方が訪れています。
四季を通じて最大のイベントは《宮ヶ瀬クリスマスみんなのつどい》で、ジャンボクリスマスツリーを中心としたイルミネーションに息をのむ思いです。
残念ながら12月〜3月は観光放流がありませんので、是非、イルミネーションやバレンタインを楽しんで下さい。

お腹がすいたら外せないダムカレー

お腹がすいたら外せないダムカレー

写真:Naoyuki 金井

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お腹がすいたり、ちょっと休憩したいならダム資料館の中にある『LAKE SIDE CAFE』。
お店のお勧めは、オ−ロラコスモスの豆を使用した《水出しコーヒー》です。マフィンやクッキーとの相性も抜群ですので、アフタヌーンティーには良いでしょう。

特にお勧めしたいのが《宮ケ瀬ダムカレー》です。
ライスをダム堤体に、カレーをダム湖に見立てたダムカレーは、全国的に静かなブームを起こしていますが、その中でもちょっとサプライズのあるダムカレーです。
写真で見ると皿の左下に不自然な空きスペースがあります。実はライスに突き刺さったウィンナーを引き抜くと、カレーが放流されると云うアクティビティカレーなのです。
全国でも珍しいダムカレーで味とアクティビティを味わって下さい。

最後に。。。

車で行けばどちらのサイトにも行けますが、電車を利用の場合は、小田急本厚木駅から神奈川中高交通バスで宮ケ瀬湖畔サイト、及び県立あいかわ公園行きがありますので、そこから観光放流のあるダムサイトに移動してください。
ファミリーなら《あいかわ公園》をメインに、放流ショー、宮ケ瀬湖畔と移動し、デートなら《宮ケ瀬湖畔》をメインに、放流ショー、あいかわ公園の逆ルートも良いでしょう。

全国でも数少ない定期的に放流が見られる珍しいダムですので、是非、機会を作って一度豪快な放流を体験してください。

【観光放流データ】
時期:4月〜11月:毎週水曜日、毎月第2日曜日、毎月第2第4金曜日。その他不定期日(イベント放流)
時間:午前11:00〜11:06(6分間)/午後 2:00〜2:06(6分間)
(記事掲載時のデータですので、最新のデータはHPなどでチェックしてください)

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/05/18 訪問

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