迫力たっぷり!南紀白浜の名勝「三段壁」と神秘の洞窟めぐり

迫力たっぷり!南紀白浜の名勝「三段壁」と神秘の洞窟めぐり

更新日:2016/08/04 10:23

結月 ここあのプロフィール写真 結月 ここあ 旅行ブロガー
和歌山観光スポットである三段壁は、紺碧の海にまるで屏風のように立ちはだかっています。
その絶景はダイナミックそのもの。その下に眠る波の浸食によって形成された海蝕洞窟は、かつて熊野水軍の船隠しの場であったともいわれています。
太平洋を一望する絶景と共に、歴史とロマンの洞窟探検へもご案内しましょう。

太平洋を一望できる三段壁展望台

太平洋を一望できる三段壁展望台

写真:結月 ここあ

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三段壁は、高さ50メートルの岸壁が南北に2キロメートルも続いています。
ここは昔漁師たちが、船の動向や魚の群れを見つけるのに使われた「見壇」と呼ばれる場所で、今は展望台ができて雄大な太平洋を眺めることができます。この展望台の直下に三段壁洞窟が口をぽっかりと開けているのですよ。
その洞窟は散策することができます。

洞窟内へは高速エレベーターで

洞窟内へは高速エレベーターで

写真:結月 ここあ

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海蝕洞窟は、観光施設「三段壁洞窟」からエレベーターでいっきに36メートル下ったところにあり、洞窟内には一周200メートルの探索歩道もあります。

ここは、左右に十六童子を従えて鎮座している弁天様、「牟婁大弁財天(むろだいべんざいてん)」です。
牟婁大弁財天は、水の神ともいわれて、幸福や子孫をもたらす神として崇められています。

歴史ロマンも漂う洞窟内

歴史ロマンも漂う洞窟内

写真:結月 ここあ

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洞窟内は、このように薄暗く怪奇な雰囲気も漂い、ひんやりとした空気が流れています。

ここは、かつては勇猛果敢をうたわれた熊野水軍の船隠し場でもあったため、番所小屋も再現されています。
熊野水軍は、源平の壇ノ浦の合戦の際には源氏に加勢し、源氏の大勝利に貢献したとも言われています。

ダイナミックに砕け散る波

ダイナミックに砕け散る波

写真:結月 ここあ

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海蝕された岩肌に熊野灘から押し寄せた波が四方八方に砕け散るさまは、ダイナミックで大自然の驚異を堪能できます。
時折その波の砕け散る音が洞窟内に、怪しく響き渡り怖いくらい。

潮吹き岩もあり波の大きさによっては、数メートルの高さまで潮を吹き上げます。
まるでクジラが潮を吹くようですよ。

岸壁の上はスリル満点!

岸壁の上はスリル満点!

写真:結月 ここあ

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洞窟内の散策の後は、岸壁の上を歩いてみましょう。
囲いもないので、まさに断崖絶壁の上に立つこともできますよ。
ここは、先程の洞窟が左手にぽっかりと穴をあけているのを見ることができるポイントです。

あまりの海の美しさに引きこまれそうですが、ここは自殺の名所でもあるので、どうぞくれぐれも気をつけてくださいね。

南紀白浜観光のメッカ

南紀白浜観光の中心となる三段壁は、その景色に勿論感動もしますが、自然の迫力や神秘そして歴史ロマンを感じることができます。
ここから歩いて数分のところには、キダチアロエが植えられたアロエ公園もあり11月〜3月には、一斉に花が咲き南国ムードも溢れます。
ぜひこの絶景をご覧ください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/05/14 訪問

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