箱根の人気旅館チェーン“一の湯”スイート版!「仙石原品の木一の湯 別邸」

箱根の人気旅館チェーン“一の湯”スイート版!「仙石原品の木一の湯 別邸」

更新日:2016/06/30 16:12

瀧澤 信秋のプロフィール写真 瀧澤 信秋 ホテル評論家、旅行作家
温泉地として人気の箱根は全国区の温泉リゾート。箱根といっても様々な地区があります。ロマンスカーが発着する玄関口湯本や、箱根駅伝復路のスタート地点としても有名な芦ノ湖。宮ノ下や強羅なども人気の場所ですが、東名高速道路経由で御殿場からアクセスしやすいのが「仙石原」です。秋になると一面に広がるすすきも有名。そんな仙石原にある、全客室露天風呂付きにしてお得感の高い「仙石原品の木一の湯 別邸」を紹介します。

箱根の人気チェーン「一の湯グループ」

箱根の人気チェーン「一の湯グループ」

写真:瀧澤 信秋

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まずは箱根の格安温泉旅館チェーン「一の湯グループ」の説明をします。箱根湯本からほど近い温泉地に「塔ノ沢」があります。街道沿いに建つ木造4層建て数寄屋造りの印象的な宿が「塔ノ沢 一の湯本館」。

国指定登録有形文化財で知られる1630年創業の老舗旅館です。そんな歴史ある一の湯ですが、現在では箱根各地にグループ施設を展開、そのクオリティにして低廉な料金体系を実現する「格安温泉旅館チェーン」として有名です。

いま格安温泉旅館はブームで、様々なグループや施設が誕生していますが、バブルの名残、温泉旅館がまだまだ高値の花だった頃から、いち早く格安料金を打ち出し、先駆けとなったのが一の湯です。客室露天風呂なども積極的に導入、そのクオリティにしての高いコストパフォーマンスが支持を受け、予約の取れない人気チェーンになっています。

写真は、「仙石原品の木一の湯 別邸」のエントランスです。

湯巡り気分

湯巡り気分

写真:瀧澤 信秋

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そんなお得感の高いイメージの一の湯ですが、全客室に露天風呂を設け、贅沢な設えと客室面積を有する施設が誕生しました。一の湯スイート版ともいえる「仙石原品の木一の湯 別邸」です。

施設ばかりではありません、温泉も良質。大浴場と合わせると3種類の温泉が利用できます。まさに“湯めぐり気分”で温泉を楽しむことができるのも魅力です。これまでの一の湯グループにはなかったラグジュアリー感が品の木一の湯別邸にはあります。

全客室に露天風呂!

全客室に露天風呂!

写真:瀧澤 信秋

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広々した敷地に点在するのは4タイプ全18室の客室。なんと全客室に露天風呂を設置。これまでも一の湯では客室露天風呂を積極的に導入してきましたが、全客室というのは初めて。

客室はバラエティに富んでいます。離れやロフト、足湯、リビング等々迷ってしまいそう。設えへの気遣いも感じられます。ローズウッドのフローリング、ウォールナット製建具や天然石の浴槽や洗面台等、一の湯スイート版の名に恥じない贅沢さです。

箱根山麓豚を中心とした夕食に大満足

箱根山麓豚を中心とした夕食に大満足

写真:瀧澤 信秋

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一の湯グループの夕食で人気の「箱根山麓豚」。メイン料理で用いられる食材です。箱根山麓の澄んだ水の恩恵と厳選された飼料で育てられ、肉のやわらかさはもちろん深い旨みもあります。飼育では使用される薬品を最小限にとどめ、安全性にも配慮しつつ健全に育てられているのです。

そんな箱根山麓豚が標準プランでも提供されますので、季節によりアレンジは異なりますが、たっぷり贅沢に味わえます。また、グルメプラン(大人ひとり標準プラン+2000円増し)であれば、標準プラン+海の幸の舟盛付コースという贅沢さでテーブルを彩ります。

海苔の美味しさに唸る朝食

海苔の美味しさに唸る朝食

写真:瀧澤 信秋

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一の湯の朝食は、ひもの、漬け物に納豆、温泉卵とザ・旅館の朝ご飯を感じるベーシックな内容です。高級旅館のような豪華さはありませんが、このくらいが丁度良い、でもついついご飯がすすむといった朝食です。

そのようなメニューの中で、一の湯と書かれた袋に入る焼き海苔は別格です。焼き海苔にこだわるのは一の湯の歴史そのもの、といわんばかりの素晴らしいクオリティ。そんな焼き海苔は一の湯グループの宿全店で提供されています。

おわりに

格安に悦楽気分を味わえるとファンの多い一の湯グループ。そんな一の湯グループでも異色の贅沢施設である、一の湯スイート版「仙石原品の木一の湯 別邸」。とはいえ全客室に露天風呂を設けるような施設にしては、やはり格安といえます。気軽にお得に贅沢気分を味わってみてはいかがでしょうか?

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/04/14−2016/04/15 訪問

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