写真：かとう とも
地図を見る海に浮かぶ赤い大鳥居と社殿の美しさから訪れる人が後を絶たない、広島県宮島にある「嚴島神社」。宮島は海で囲まれた島なので、アクセスするにはフェリーの利用が必須となります。
宮島島内には温泉宿はほんの数件しかないのですが、そんな希少な温泉宿の１つとして人気なのが宮島潮湯温泉「錦水館」。「錦水館」はフェリー乗り場と嚴島神社本殿のちょうど中間ぐらいにあり、どちらも徒歩約５分ほどで行く事ができる立地が最高の宿なのです。
昔から神道は禊ぎ（みそぎ）に始まり、禊ぎに終わるといわれていて、神社の正式な参拝の前後には海や川、滝などで身体をきれいにする風習がありました。宿泊者以外も日帰り入浴で利用できるので、嚴島神社の参拝の前後に「錦水館」の温泉を利用してみましょう。
写真：かとう とも
地図を見る「錦水館」の温泉は、エレベーターを降りた地下1階にあります。浴室内は、木の桶や椅子、照明、大きなガラス窓から見える石など、和のテイストをベースにしつつも、ほどよくモダンなテイストが取り込まれていて、和の落ち着きと高級感が演出されています。
温泉の泉質は放射能線-ナトリウム－塩化物冷鉱泉で、湯上がりはお肌がしっとりすべすべ。浴槽には保湿効果の高い赤御影石が使われていて、体を温める効果が大きい塩化物泉と赤御影石の相乗効果で、血液の循環が良くなり筋肉が和らいでいきます。そのため神経痛・腰痛・肩こり・冷え性など幅広い効能が期待されています。お湯の温度は４０～４１℃と、ぬるめの設定になっているので、のんびりゆっくり温泉につかってリラックスすることができます。
写真：かとう とも
地図を見る昔は参拝者が神社へ正式な参拝に行く時には身体を清めてから神前に出向いたという話をうけ、「錦水館」の大浴場の浴槽の前には「清め塩」という塩が置いてあります。入浴前に身体にパラパラと少量の塩をふりかけて身体を清めた後、海水を含む天然の温泉にゆっくり浸かり、清々しい心と身体で神社へ参拝に行ってみてはいかがでしょうか？
島全体がパワースポットと言われている宮島。着いたらまずは温泉で禊をして身体を清めてから神社を参拝すると、ご利益もアップするかもしれませんね。
写真：かとう とも
地図を見る日中に嚴島神社の参拝や宮島の観光を充分に満喫したら、フェリーに乗って帰る前に「錦水館」の温泉でゆっくり汗をながして1日の疲れをとって、太陽が沈むのを待ちましょう。
潮の満ち引きで全然違う表情がみられる嚴島神社の大鳥居ですが、太陽の位置でもかなり印象が変わります。日中は鳥居の周りも多くの観光客で賑わっているのですが、日が落ちてくると少しずつ静寂が訪れてきます。「錦水館」の前から見える朱く染まった空を背にそびえ立つ朱い大鳥居や、漆黒の海の上にライトアップされた大鳥居の姿はとても幻想的で、あまりの美しさに時間が経つのを忘れて見入ってしまいます。温泉の後にみるあまりにスペシャルな景色に、日本人にうまれて良かった～～～！って叫びたくなってしまいます。
「錦水館」の宮島潮湯温泉の入浴料金は、大人（中学生以上）１,４００円、子供（小学生以下）９４０円 （＊２０１６年７月現在）で、料金には、バスタオルセットも含まれております。 大浴場にはシャンプーやコンディショナー、ボディーソープはもちろん、女性には嬉しい化粧水なども揃っているので、お風呂の用意をしていなくても手ぶらで入浴することができます。
「錦水館」は地産地消の旬の食材を使った料理が美味しい事でも有名です。創業百年の老舗温泉旅館に泊まって、時間を気にせず好きなだけ温泉と美しい日本三景の風景を満喫するのもお勧めです。嚴島神社参拝や宮島観光の際には、是非足を運んでみて下さいね。
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(2024/4/25更新)
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