ロンドンで必ず食べたい!安くて美味しいイギリスパブランチ

ロンドンで必ず食べたい!安くて美味しいイギリスパブランチ

更新日:2018/07/19 12:21

藤谷 愛のプロフィール写真 藤谷 愛 地方移住ブロガー
イギリス人のオアシスと言っても過言ではないパブ。凄く興味があるものの、どういう仕組みなのか雰囲気なのか、不安に思う方も多いはず。しかし、注文方法など「パブルール」を知っておけば、伝統的で美味しいイギリス料理を格安で堪能できる場所でもあります。

今回は、初めてのロンドン旅行でも安心できる、パブの利用方法と観光地に立地するお勧めパブ、そして、そこで食べることのできるランチ例をご紹介します。

まずは表の看板をチェック!

まずは表の看板をチェック!

写真:藤谷 愛

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以前のパブは、「食事のできるところ」と「飲むだけのところ」という風に2種類ありましたが、現在では、多くのパブが、飲食両方を提供しています。その中でも最近は、2種類に分かれ、伝統的な料理を出す一般的なパブと、ちょっとおしゃれな料理を出す「ガストロパブ」があります。料金は後者のほうが高くなるので、伝統的なパブ料理にチャレンジしたい場合は、ガストロパブを避けたほうがよいでしょう。

見分け方は、ほぼ「見た目」。オシャレに見えるか、「昔ながら」に見えるか、という感じです。また、多くの伝統的なパブの正面には、写真のような立て看板があり、ランチメニューなどが書かれているので、入店前にお財布と相談することができます。

一般的なパブでのオーダーは、全てカウンターで

一般的なパブでのオーダーは、全てカウンターで

写真:藤谷 愛

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看板がないパブの場合や、看板以外にもっとメニューを見たい場合は、まずは写真のようなカウンターに行き、フードメニューをもらいます。ちなみに、昔ながらのパブでは、飲み物メニューがワインリストしかなく、ビールやソフトドリンクのメニューがない所もしばしば。イギリス人は、自分のお気に入りのビールを10代から学んでいるので、特にメニューは必要ないのです。

飲み物は1パイント(568ミリリットル)か、その半分のハーフパイントになります。ビールの種類はスタウト、ラガー、エールなど実に多彩で、好きな人にはたまらない場所。カウンターで料理と飲み物を注文したら、その場でお会計を済ませ、後は好きな場所に陣取って待つのみです。

初めてのパブランチには伝統的な料理を!

初めてのパブランチには伝統的な料理を!

写真:藤谷 愛

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ここからは、前述の段落でのイロハを活かすことができる、観光地にも近いお勧めパブ3軒をご紹介します。まずは、前の段落二つで使用している写真のパブは「ロード・ジョン・ラッセル(Lord John Russell)」。大英博物館から徒歩10分圏内です。

写真からも分かるように、肉厚で大振りのフィッシュ・アンド・チップスが7.95ポンド。ロンドンでは大体10ポンド以上しますし、身よりも衣のほうが厚いのでは?と思うことが多々ありますが、こちらは本当に肉厚です。また、平日でも日曜日の定番「ロースト・ディッシュ」を、ヨークシャー・プディングと呼ばれる、もっちりしたシュークリームの皮のような伝統料理と一緒に食べることができます。これも7.95ポンドで破格値です。お肉の種類は日によって変わるそうなので、注文前にビーフ、チキン、ターキー、ポーク、ラムのいずれなのか確認しましょう。

ロンドンで初めて営業許可を得たパブ「ホワイト・ハート」

ロンドンで初めて営業許可を得たパブ「ホワイト・ハート」

写真:藤谷 愛

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次は、ロンドン一の歴史を持つパブに行ってみましょう。コベントガーデン(Covent Garden)から徒歩7分に位置する「ホワイト・ハート(The White Hart)」は、ロンドンで初めて、「パブの営業許可証」を取得した場所です。その歴史は古く、創業1216年!

提供している料理も、伝統的なフィッシュ&チップス、イングリッシュ・ソーセージ、ロンドン・パイ(ビーフ・パイ)など多彩です。値段もほとんどが10ポンド以下、というのも嬉しい点。コベントガーデンでファッショナブルな買い物を楽しんだ後に、伝統的なパブでランチを楽しんでください。

チェーン店、でも味とお得感で満足度高し!「ウェダースプーン」

チェーン店、でも味とお得感で満足度高し!「ウェダースプーン」

写真:藤谷 愛

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「ウェダースプーン(Wetherspoon)」はイギリス各地にあるチェーンパブで、ロンドン中心地にも多数あります。
パブごとの名前は違うのですが、どこも同じメニューを提供していて、パブ前の看板には、写真のような青い小花柄のお皿を使用したメニュー写真があるので、「あ、ここはウェダースプーンだ!」というように分かりやすいと思います。

ここのランチは特に格安です。曜日ごとにメキシカン、ステーキ、フィッシュ、ロースト、といった具合に分けられていて、1パイントのお好きなビール付きで7ポンド台〜!旅行者も利用しやすいセットメニューなので、さらに安心ですよね。

またこのお店では、ドリンク付き(コーヒー、紅茶又はフラッペ)のフルーツスコーン(1個)が、3.05ポンドという驚きの価格で楽しめます。たっぷりクロテッドクリームとジャムを付けて楽しむクリームティーも、庶民的なウェダースプーンにおまかせです。

「イギリス料理はマズい!」は昔の話です

ミレニアム前後の好景気で、外食を大いに楽しむようになったイギリス人。お陰で美味しいお店も増えてきました。食べる場所さえ知っていれば、安くても美味しい伝統料理にありつけます。これまでは「入りづらいし、ルールがよく分からないなあ・・」と感じていた皆さん!貴方のベスト・パブを見つけにイギリスにお出かけくださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。

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