洞爺湖温泉街には洞爺湖に沿うように美しい遊歩道があります。遊歩道の温泉施設側は自転車のマークがあり、平らなサイクリングロード。自転車を借りてサイクリングを楽しむ人も多くいます。では、湖側の石が敷かれた道はただのオシャレな遊歩道かというと、そうではありません。この小石の道がツボ足健康通りという名前の足つぼロードです。
驚くべきはその長さ!全長約1800メートルもある遊歩道のすべてに石が敷かれていて、遊歩道のどこからでも足つぼマッサージをスタートできます。このツボ足健康通りはあまりに長いので、歩いている人はもちろん、足湯を利用する人ですらほとんどは足つぼロードだということに気が付いません。この道を裸足で歩いている人がいたら、その方はまさに洞爺湖マニア!温泉好きの方には是非知っておいていただきたい、ツウな楽しみ方です。
“100メートル歩いてから足湯につかると効能が倍増する”というこのツボ足健康通り。足湯に入る前に利用しない理由はありません。足つぼと聞くとすごく痛そうな気がしますが、大きめの石で作られているので、痛みはほとんど感じません。刺激が好きな人には物足りないかもしれませんが、足の裏から石のひんやりとした温度が伝わってきてとても気持ち良く、足湯に入る前から体がほぐされるようです。
目を湖の方にやれば、美しい洞爺湖と中島が見え、晴れた日には湖の向こうに蝦夷富士・羊蹄山もひょっこりと頭を出してくれます。絶景の中を裸足で歩くのは、想像以上の解放感!足だけでなく眼、そして心も癒されていくようです。
ただ一つ注意点があるとしたら、小さな砂利が落ちていることがあるということ。ツボ足健康通りを裸足で歩く際は、足元には十分注意して利用することが大切です。洞爺湖に見とれるあまり、裸足だということを忘れないようにして下さいね!
遊覧船乗り場から2〜3分も歩けば到着するのが、足湯『洞龍の湯』。洞爺湖の可愛いゆるキャラ、洞龍くんが迎えてくれます。洞龍くんは、洞爺湖の『洞』の字と、洞爺湖の守り神の竜をイメージしたキャラクター。足湯の真ん中にいて、子供達はお湯をかけてあげたりしています。お子さんは温泉というとどうしてもあきてしまいますが、このような可愛らしいキャラクターがれば退屈せず、家族で足湯を楽しむことができますよね!
『洞龍の湯』には屋根もあるので、日差しの強い日でも直射日光で頭が暑くなるという心配はありません。洞爺湖から吹く風も心地よく、長くつかっていられる足湯になっています。
『洞龍の湯』から見える景色は「洞爺湖八景」のうちの一つに指定されていて、美しい風景が自慢の洞爺湖町の中でも絶景中の絶景!洞爺湖八景のは他にも浮見堂公園や、壮瞥温泉などにありますが、洞爺湖温泉街で指定されているのはこの足湯の前だけです。
この最高のロケーションを活かし、『洞龍の湯』は湖に向かってベンチが設置され、足湯につかりながら湖が見えるように設計されています。数メートル先には洞爺湖と中島の大パノラマが広がり、時が過ぎるのを忘れるほどです。写真が好きな方なら足を温泉につけながら、思わずシャッターをきりたくなるほどの景色ですが、うっかりカメラをお湯に落とさないように注意してくださいね。
今回ご紹介したツボ足健康通りは、裸足で歩いている人を見かけることはほとんどありません。景観保持のため足つぼロードだと明記する看板が少なく、あまり気づかれていないようです。しかし、いつ行っても遊歩道は綺麗に保たれていて、町の努力が垣間見えます。ひかえ目に色々な工夫をするのが洞爺湖町です。
足湯に置かれたゆるキャラの洞龍くんの像ですが、写真をじっくりと見てください。小さな足が温泉につかっていて、洞龍くんもちゃんと足湯に入っています。「気づいてくれるかな?」と考えて造られたのでしょうか。制作した方の想いが伝わる温かな工夫がこの足湯にあります。このように、町にちりばめられた小さなこだわりを探すのも、洞爺湖観光の楽しみ方の一つです。
洞爺湖温泉に立ち寄ったら、無料で楽しめる『洞龍の湯』は必ず訪れて欲しい観光スポット。洞爺湖八景を臨みながらの足湯は、身も心もリフレッシュすることができます。もちろん、足湯に入る前にはツボ足健康通りを100メートル歩いて、温泉効能の倍増を狙いましょうね。
洞爺湖温泉街には足湯以外にも10か所以上の手湯がありますから、観光には手足を拭くタオルは必需品。温泉めぐりが大好きという方は、脱ぎやすい靴と靴下、そしてタオルを持って洞爺湖温泉へ出かけましょう!
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(2024/4/20更新)
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