横浜山手の旧外国人住宅地は格好のウォーキングコースだった!!横浜元町公園から港の見える丘公園

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横浜山手の旧外国人住宅地は格好のウォーキングコースだった!!横浜元町公園から港の見える丘公園

横浜山手の旧外国人住宅地は格好のウォーキングコースだった!!横浜元町公園から港の見える丘公園

更新日:2013/09/19 17:57

元町周辺は、横浜の中でも旧市街地に該当しますが、そこから港の見える丘公園までは徒歩で行けるほど近い距離にあります。みなとみらい線元町・中華街駅からの王道コースがありますが、今回は裏道から横浜港開港当時の施設を巡って港の見える丘公園へのウォーキングコースを紹介します。

開港当時の名残をとどめる元町公園

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今回は横浜元町公園からスタートします。場所は、みなとみらい線元町・中華街駅から徒歩7〜8分のところです。

元町公園の歴史は、関東大震災直後まで遡り、そのときに公園として整備されたのが始まりです。横浜市の公的な施設として使われており、公園内には市営プールや弓道場も用意されています。

それ以前は、フランス人ジェラールが経営していた、横浜港に停泊する船のために飲料水を供給する施設で、開港直後は「水屋敷」として有名でした。公園内各所に見られる煉瓦造りの建物跡などに、当時の面影が重なります。また、当時使われていた浄水場の跡地が元町公園に隣接していて、こちらも含めて地元の人たちの憩いの場となっています。

山手の丘を象徴する洋館がそっくりそのまま残るエリスマン邸

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元町公園は傾斜地に造られていて、ここで筆者が解説したのは傾斜の下の方。傾斜の上にも入口があり、山手本通りに面した丘の上にある入口の方が知られているかもしれません。その丘の上にあるのがエリスマン邸。またの名を「山手127番館」ともいいますが、建築当時のまま、横浜市の認定した歴史的建造物として保存されています。

元は、生糸貿易商人フリッツ・エリスマン氏の邸宅として建てられたもの。設計者である「現代建築の父」アントニン・レーモンドの設計した建築物は現在も全国各地に残されています。

エリスマン邸は、現在一般公開されていて、当時の外観だけではなく邸宅の内部、室内まで見ることができます。現在は、カフェが設置され、地下のホールは貸し出しスペースとなっています。また、エリスマン邸を含めた山手の建築物をイラストにした絵はがきは、ここでしか購入できません。

開館時間:9:30〜17:00(7月、8月は18:00まで延長) 入館無料

元町公園の隣はあの有名な外国人墓地

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ここからは、山手本通りを港の見える丘公園に向かって歩きます。この通りには、かつて外国人が在住していた頃の名残をとどめる建築物が数多く残っていて、古き良き時代の横浜を味わうことができます。ここを少し歩くと、これまた横浜の観光名所として有名な外国人墓地の入口が……。地理的には元町公園の隣に位置しているのです。

外国人墓地は、平日は非公開となっていますが、埋葬されている人の業績を紹介する資料館は閲覧可能です。写真はその資料館の建物の壁面にあるステンドグラスです。開港当初の横浜の写真や絵画が展示されています。なお、3月から12月までの土曜日、日曜日、祝日は墓地内部が公開されていて、観光客が入ることが可能となっています。

観光コースからは外せない港の見える丘公園

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港の見える丘公園は、いうまでもなく、横浜港周辺を見下ろす絶好のロケーションで、昼間はもちろん、夜になれば横浜港からベイブリッジにかけての夜景を堪能できます。また横浜のデートコースが紹介されるときには、必ずといってよいほど取り上げられる場所でもあるのです。

開港当初はイギリス軍とフランス軍の駐屯地であった場所。戦後、公園として整備が進み、1962年に公開されました。港の見える丘公園にフランス山やイギリス館と名付けられた場所があるのはこの当時の名残です。

元町・中華街駅からでも徒歩15分で行くことができます。また、横浜駅や桜木町駅から路線バスが走っており、「港の見える丘公園前」のバス停は、公園の手前にあるなど、交通の便がよいところにあります。また、ここはJR根岸線桜木町駅まで続く遊歩道、「開港の道」の起点でもあり、横浜の観光スポットとして地理的にも押さえておきたいポイントなのです。

猫を愛した文人の書斎を再現。大佛次郎記念館

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大佛次郎(おさらぎ じろう)は、横浜にゆかりにある作家で、代表作には「鞍馬天狗」、ライフワークとして「天皇の世紀」を執筆し続けたことでも知られています。そんな作家の記念館、「大佛次郎記念館」が港の見える丘公園の敷地内にあります。

建物は横浜らしく赤煉瓦をあしらったレトロ感あるもの。展示室には大佛次郎の人となりを紹介する様々な展示品が陳列されています。また、大佛次郎は猫を愛した作家としても知られていて、建物の中には、所々、猫をモチーフにした彫刻などが配置されています。訪れたときには是非とも猫を探してみてください。

大佛次郎記念館には、カフェが併設されています。カフェの名前「霧笛」、大佛次郎の名作のタイトルから取られているのでしょう。店内は昭和の名残を残すもので、鉄製の窓枠や煉瓦造りの壁面がレトロっぽさと雰囲気の良さを漂わせています。大佛次郎の小説が常備されているので文学作品を読むこともでき、猫にちなんだアイテムが数多く販売されています。

元町公園から港の見える公園を散歩して……

元町公園から港の見える丘公園までは距離にしておよそ1km。その中に古き良き時代の横浜が凝縮されているウォーキングコースです。港の見える丘公園が目的地であったとしても、元町・中華街駅からちょっと遠回りになりますが、歩いてみて損はない、そんなコースです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/09/13 訪問

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