写真:miyoshi yuca
地図を見るオススメのルートは、ドナウの北側に位置するマルギット橋周辺からペスト川の岸辺を南下し、くさり橋を渡るルートです。渡った先には王宮の丘へと続くモノレール乗り場もあるので、そのまま丘を登りドナウ川を一望できます。距離にして2キロ弱、歩いて30分くらいなので軽いウォーキングに丁度いい距離です。
写真:miyoshi yuca
地図を見る川沿いを南下し10分ほど歩くと見えてくるのが、川沿いの縁にずらっと並んだ無数の鉄製の靴。アート?と思いきや、その背景には目を背けてはいけない過去が隠されています。
世界二次大戦時ナチスの占領下にあったハンガリーでは、ユダヤ教徒の大量虐殺が行われていました。多くのユダヤ教徒がドナウ川岸で銃殺され、そのまま川に投げ捨てられたのです。靴だけを川岸に残し、多い時で一晩に60人のユダヤ教徒が暗い歴史の犠牲となりました。1944年から45年にかけて5千人近くがここで命を落としたと言います。現在そこにあるのは錆びた鉄の靴。犠牲となった人々へ追悼の念を込めてこの像が置かれました。ハイヒール、子供の靴、かかとの磨り減ったブーツ…ついさっきまで誰かが履いていたかのようなリアル感が、決して忘れてはいけない歴史なのだと考えさせられます。
写真:miyoshi yuca
地図を見るさらに南下するとその全貌が見えてくるのがセチェーニ橋。「くさり橋」という愛称で親しまれるセチェーニ橋は、ドナウ川を挟んで東西に分かれたブダ地区とペスト地区を結ぶ9つの橋のひとつです。
橋をブダ側へと渡った先にある「王宮の丘」には「漁夫の砦」や「マチャーシュ教会」など、ブタペスト観光のメインスポットが集中しています。丘の上からはくさり橋や国会議事堂、聖イシュトヴァーン大聖堂など、ペスト側の素晴らしい景色を一望することができます。
写真:miyoshi yuca
地図を見る川沿い散歩で外せないのはやっぱりロマンチックなサンセット。特に美しいのが岸辺にあるハンガリーの国会議事堂です。日が暮れて空の青みが増した頃、ライトアップされる国会議事堂は一見の価値あり!100年の歴史を誇るネオゴシック建築の細部が浮き彫りになりその美しさに惚れ惚れとすることでしょう。夕暮れ時に訪れれば、昼間とはまた違う魅力を満喫できます。
ちなみに国会議事堂は内部ツアーを行なっています。特にハイシーズンは観光客で混み合うので要予約です。
写真:miyoshi yuca
地図を見るブダペストの魅力はなんといってもその夜景。黄金色の光が水面に反射して揺らめく様子はまさに宝石箱のよう。ブダペストが「東欧のパリ」「欧州の宝石箱」「ドナウの真珠」などと謳われるのもうなずけます。
ドナウ川岸辺のペスト側からみえるブダ城は、ひときわ強い光を放ち夜の街にその美しい姿が浮かび上がります。
いかがでしたか?ドナウ川散歩の最大のオススメポイントは、街の中心に位置するためひと歩きすれば街の規模感を大体把握できること。川沿いからはブタペストの主な観光スポットが見えるので、旅のプランを立てながらゆっくりと散歩してみるのもいいかもしれません。
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(2024/4/27更新)
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