良い願いが叶う!北海道余市町・神社と史跡の幸福運めぐり!!

良い願いが叶う!北海道余市町・神社と史跡の幸福運めぐり!!

更新日:2016/06/23 09:42

北海道余市町には、3つの神社と3つの史跡を順路通りにめぐると願い事が叶うといわれている開運ルートがあります。その理由は順路通りに神社・史跡の頭文字を並べると、「よい幸」「よい福」「よい運」そして「三つの吉」という語呂合わせになるから。

しかし、ただの語呂合わせと侮るなかれ! 実際に病気が回復した人も…。今回は幸福運めぐりの順路通りに、それぞれの神社と史跡をご紹介したいと思います。

余市神社からはじまる幸福運めぐり

余市神社からはじまる幸福運めぐり
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「よい幸」「よい福」「よい運」のそれぞれの「よい」は余市(よいち)神社の頭文字。そのため、幸福運めぐりのスタートは余市神社からはじまります。続いて、幸田露伴の碑の「幸」、福原漁場の「福」、運上家とモイレ神社で「運(運が上がるという説も)」、三吉神社の「三つの吉」と続きます。

余市神社から始めて「幸・福・運」とめぐることで、最終地点・三吉神社の「三つの吉」が完成するようになっていますから、順路も重要。この順番でなければ願掛けの力もダウンしてしまうのです。

そもそも幸福運めぐりはただの語呂合わせではありません。実際、母親の病気回復を願った方が余市町を訪れ、この順路で参拝したところ母親の病気が治ったという言い伝えが発端になっています。その他にも、懸賞で海外旅行と旅行券が当たったとか、結婚八年目で子宝に恵まれたなど、願い事が叶ったというエピソードが多数あるんですよ!

余市神社では、良い願い事が叶うこの順路を広く知ってもらおうと、幸福運めぐりとして境内入口に掲示板を立て、史跡や神社の施設名と順路を紹介しています。開運するには、まず余市神社で掲示板を確認してからお参りをスタートさせましょう。

水産試験場のわきにある幸田露伴の碑は景色も魅力的

水産試験場のわきにある幸田露伴の碑は景色も魅力的
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余市神社の次は幸田露伴の碑です。場所は北海道立中央水産試験場の横になりますが、小さい石碑ですので見逃さないように注意が必要です。

余市町は、文豪幸田露伴が青春期の二年間を過ごした地としても知られ、この石碑は幸田露伴ゆかりの地であることを示すもの。
岬近くの海沿いにあるこの場所は景色も美しく、晴れた日や夕暮れ時は特にお勧めです。カモメの鳴き声や波の音、潮風を感じながら句碑に刻まれた詩を読むのも趣があり良い時間が過ごせます。

ニシン漁の栄華を今に伝える旧福原漁場

ニシン漁の栄華を今に伝える旧福原漁場
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3か所目は史跡旧余市福原漁場です。「マッサン」の中でもニシン漁で栄えた町として余市町が紹介されていましたが、この福原漁場は当時の漁場を復元したものです。

小樽市や余市町は、江戸時代から明治時代にかけてニシン漁が盛んに行われました。
当時の豊漁の様子は、産卵のために押し寄せたニシンの放精によって海が白く染っていたとも伝えられています。しかし、乱獲や海水温の上昇などの要因が重なり、ニシンはぱったりと来なくなってしまいます。すると、ニシン漁で富を成した富豪たちは一時の隆盛が嘘のように一気に没落していきました。

勢いがなくなり主がいなくなった漁場は一つまた一つとなくなってしまい、当時を知ることのできる施設は余市町でもほとんどありません。その中でも保存状態が良い旧福原漁場は貴重な史跡の一つです。
施設内では当時使用されていた網や浮きなども展示されており、ニシン漁で栄えた余市町の栄華を垣間見ることができます。

旧下ヨイチ運上家とひっそりと佇むモイレ神社

旧下ヨイチ運上家とひっそりと佇むモイレ神社
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幸福運めぐりの4か所目は旧下ヨイチ運上家です。写真を見ると旧福原漁場と変わりないように思われるかもしれませんね。

そもそも運上家とは、松前藩とアイヌ民族との交易を行う場所として建設されたもので、旧下ヨイチ運上家は現存する唯一の運上家で史跡としては大変貴重なものです。

また、旧下ヨイチ運上家の隣には、ひっそりと小さな神社が佇んでいます。それが幸福運めぐりの5か所目のモイレ神社です。地図などにも出ていないことが多いので、幸福運めぐりをする人はご注意下さい。なお、モイレ神社を参拝できるのは旧下ヨイチ運上家の開館時間までとなりますので、時間に余裕をもって訪問しましょう。

幸福運めぐりのラストは三吉神社

幸福運めぐりのラストは三吉神社
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幸福運めぐりの最後となる6か所目は、余市町の中心街近くにある三吉神社です。
三吉神社は住宅街の中にあるため、鳥居の中にも数軒の民家もあり、神社としては不思議な空間です。

さて、ここまで幸福運めぐりとして6か所の神社と史跡をご紹介しました。
一か所目から並べると、余市神社、幸田露伴の碑、福原漁場、運上家とモイレ神社、三吉神社となります。
順路通りに進むことで、それぞれ頭文字が「よい(余)幸」「よい福」「よい運」と「三つの吉」がそろうというのがポイントです。

幸福運めぐりで余市の歴史と景色を楽しんで!

「よい幸」「よい福」「よい運」と「三つの吉」と聞くと、ただのダジャレのような気もするかもしれませんね。
しかし、このルートは海を見ながら景色を楽しむこともできるお勧めのコースです。

また、福原漁場や運上家などの史跡は余市町の歴史はもちろん、ニシン漁で栄えた北海道の日本海側の様子をうかがい知ることができる貴重なもの。お子さんは夏休みの自由研究に、大人は修学旅行気分で見学するのも楽しい施設となっています。

幸福運めぐりの所要時間は、施設内の見学にどれくらい時間をかけるかにもよりますが、ゆっくり徒歩でまわると見学と移動時間あわせて2時間半から3時間、施設内に入らずに車を使った移動ならば30分程度が目安です。

余市町に来たら、何か幸せなお願い事を頭に思い浮かべながら、余市町の歴史と風景を楽しんでみてください。もしかしたら、願い事が叶うかもしれませんよ!

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/06/18 訪問

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