あのジブリ作品の舞台!ギリシャの秘境、ザキントス島シップレックビーチへ

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あのジブリ作品の舞台!ギリシャの秘境、ザキントス島シップレックビーチへ

あのジブリ作品の舞台!ギリシャの秘境、ザキントス島シップレックビーチへ

更新日:2016/06/20 17:22

藤井 麻未のプロフィール写真 藤井 麻未 元秘境系海外旅行添乗員、トラベルライター

幼い頃、誰もが憧れたジブリのアニメ。大人になってからも好きだという人は多いだろう。実は、ジブリ作品には世界各国にそのモデルとなった場所が存在する。まるでアニメのワンシーンが蘇ってくるような、そんな舞台巡りは旅の大きな楽しみの一つだ。今回はジブリ作品の中でもオトナな作品のひとつ「紅の豚」のモデルとなったギリシャのザキントス島にある、とっておきの隠れ家ビーチをご紹介しよう。

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「紅の豚」とは

「紅の豚」とは

写真:藤井 麻未

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「紅の豚」ってどんな話だったっけ?という人に、まずは簡単にあらすじを説明しよう。
深紅の飛行機に乗った主人公ポルコは、元イタリア空軍のエースパイロット。しかし軍隊生活や人間そのものに嫌気がさし、自らを魔法で豚に変えてしまう。そうしてポルコはアドリア海を舞台に、空を荒らす空賊を捕まえては賞金稼ぎをする生活を送っていた。

ポルコを邪魔に思った空賊たちは元米軍パイロット、カーチスを雇いポルコと一騎打ちさせることに。そしてポルコを想う昔なじみジーナとの恋の行方は・・・。真っ青なアドリア海を舞台に繰り広げられる、空を愛する男たちの戦い、友情、恋、そしてほろ苦い人生の哀歓をも感じさせる大人向けジブリの代表作だ。

そんな「紅の豚」の中で、主人公ポルコの隠れ家として描かれた場所がギリシャに実在する。深紅の飛行機を滑らせるように着水させると、小さな小さなビーチを取り囲むように周囲には断崖絶壁が切り立っている。子供の頃そのシーンを見て、こんなワクワクするようなビーチがあったらいいのに・・・と思った人は多いのではないだろうか。
作品の中ではイタリア半島の東に広がるアドリア海として描かれているが、監督がモデルとしたのはそのもう少し南、イオニア海に浮かぶギリシャの小島、ザキントス島にあるビーチだった。

ポルコの隠れ家ビーチを楽しむ方法

ポルコの隠れ家ビーチを楽しむ方法

写真:藤井 麻未

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その隠れ家ビーチは、正式名称「ナヴァイオビーチ」、通称「シップレックビーチ」と呼ばれている。ザキントス島へはアテネから空路約30分。夏のシーズン中ならば直行便もあり、それ以外ならば隣のケファロニア島へ飛んでからフェリーで約1時間でアクセスできる。島内の移動はレンタカーかタクシーが良い。

シップレックビーチを楽しむには2通りの方法がある。一つは陸上のビューポイントからビーチの全景を見下ろす方法。そしてもう一つは近くの港からボートに乗って海からアクセスする方法。ポルコの隠れ家を存分に楽しむには、ぜひこの両方にチャレンジしてみて欲しい。

陸上のビューポイントから見下ろしてみよう

陸上のビューポイントから見下ろしてみよう

写真:藤井 麻未

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島のビューポイントからビーチを見下ろすのは簡単だ。天候さえ良ければ素晴らしい絶景を眺めることができる。ビューポイントへは、現地ツアーで行っても良いしタクシーでも良い。ツーリストインフォメーションで地図をチェックして、レンタカーで行くのも可能だろう。

そのポイントには、イオニア海に落ち込む断崖絶壁から張り出した小さな展望台がある。そこからの眺めは驚きと感動に満ちている。どこまでも青いイオニア海は遠くに霞む水平線が湾曲するほど広大で、美しいグラデーションのブルーは想像を超えた輝きを放っているのだ。

そして眼下に静かに横たわっているのが、あの「紅の豚」に出てきたポルコの隠れ家そっくりのビーチ。周囲の崖は風や波の浸食によって削られ、その小さなビーチの部分だけが三日月形にポッカリと窪んでいる。そこには朽ち果てた難破船がそのまま残され、ひっそりとした秘境感を醸し出している。

海からアクセスする場合のコツ

海からアクセスする場合のコツ

写真:藤井 麻未

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それに対し、海からアクセスするには少しコツがある。ザキントスのオンシーズンは5月頃〜9月初旬ごろ。その間であれば、アギオスニコラウスという港からシップレックビーチ行のボートが順次出ているので問題ない。ただし、オフシーズンの場合ボート小屋は休業となるので、事前にボート会社にコンタクトをとってオフシーズンでも着実に出てくれるボートを抑えておく必要かある。

オンシーズンには晴天が続き、すんなりアクセスできるというメリットがあるものの人が多いという難点がある。やはりこの隠れ家は静寂の中でこそ、その魅力が倍増するのだ。そこでオススメなのが早朝できるだけ早い時間にビーチへ行ってしまうということ。多くの観光客は昼前〜午後にかけて訪れることが多い。他の観光客に先駆けてここを訪れ、本物の隠れ家の雰囲気を味わってみて欲しい。

さて、港を出た小型ボートは波しぶきを上げながら、どこまでも続く大海原をグングン走って行く。周囲には自然の力で侵食された断崖絶壁が迫り、海の青さは所によってその濃淡を変える。コバルトブルーの水面は光の当たり具合でキラキラと輝き、その美しさを一言で表すのは難しい。ボートで小一時間走ったところ、その周囲だけ海がますます鮮やかに、まるでインクを流したかのように変化する場所がある。その先にゆっくりと姿を現すのが、あのシップレックビーチだ。

驚くべき青の世界

驚くべき青の世界

写真:藤井 麻未

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自然にできた断崖の窪みには、ギリシャ特有の強い日差しが降り注いでくる。ビーチは輝き、そこには数十年も前に難破した船が朽ちた姿で横たわっている。ボートのエンジンンを切ると辺りは全くの静寂に包まれ、聞こえるのは海岸に打ち寄せる波の音だけとなる。振り返ると広大な海原には遮るものは何もなく、海の青と空の青のあまりの鮮やかさに言葉を失うだろう。来てよかった、誰もがそう思える美しい風景がそこには広がっている。

おわりに

幼い頃から憧れだったジブリの世界。今回は「紅の豚」で主人公ポルコの隠れ家として描かれたギリシャ、ザキントス島のシップレックビーチをご紹介した。ギリシャ、とりわけイオニア海に降り注ぐ太陽はことのほか眩しく、海の青は他のどことも違った色をしている。そんな楽園のようなザキントス島にひっそりと存在する小さなビーチ。その美しさ、秘境感、シップレックビーチは正真正銘の隠れ家だ。

訪れる前にはぜひ「紅の豚」をもう一度見てみては。もしかすると、青空からポルコの真っ赤な飛行機が大きな夢を乗せて降りてくるかもしれない。

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