写真:ShinYah シンヤ
地図を見る「パレ・ガルニエ」の夢物語は、エントランスを入って階段を上がる瞬間から始まります。目の前に広がるのは高さ30メートルにも及ぶ吹き抜けの空間に掛けられた大階段、そして大理石が成す多彩なカラーの壁面や装飾が、夢の世界へと誘ってくれます。
大階段を上がって正面入口は「ORCHESTRE」や「BALCON」など低層階の座席へ通じる入口、そして両サイドの階段を上がれば「LOGES」などの上層階の座席へ通じるホワイエへと繋がります。
写真:ShinYah シンヤ
地図を見るその美しいサロンへの入口は上階のホワイエの一角にあって、中へ入るとそこには金の装飾がふんだんにあしらわれた目も眩むほど美しい黄金の間が広がっています。
ここは元々紳士淑女の集う社交の場として作られた応接間で、回廊の長さはおよそ150メートル。上を見上げると19世紀の名画家Paul Baudry(ポール・ボードリー)の美しい天井画が広がっており、また周囲は数え切れない程の金の装飾で覆われていて、歩いているとまるでシャンデリアから星屑が降り注いでくるかの様な感覚を覚えます。
このサロンへの入場は公演の間いつでも可能ですが、終演後には入口にロープが張られて入れなくなってしまいますので、時間のある開演前に訪れるのがベストです。
写真:ShinYah シンヤ
地図を見る演劇の舞台を臨む講堂は、楕円の形をした「馬蹄形」と呼ばれるヨーロッパの伝統的な構造をしていて、天井を見上げると演劇の様子が描かれたMarc Chagall(マルク・シャガール)作の美しい天井画を見る事が出来ます。
また平土間の座席を取り囲む壁面にも金色の装飾が惜しげもなく施されており、他のヨーロッパ諸国のオペラハウスと比べても類を見ない程豪華な造りです。この豪華絢爛な講堂を平土間の「ORCHESTRE」や「BALCON」の座席から見渡すのも良いですが、上階の「LOGES」から見下ろすと舞台も含めた全体を見渡す事が出来るので、訪れるごとに違った座席を試してみると良いでしょう。
写真:ShinYah シンヤ
地図を見る幕間の休憩時間は客席に留まらずに、是非とも紳士淑女の集う社交場へ足を運んでみましょう。
各階のホワイエに設けられたBarカウンターでは、シャンパンをはじめとするアルコールやソフトドリンクの他、サンドイッチ等の軽食も販売されており、その周りに設けられたカウンターテーブルを囲んで、紳士淑女が会話に花を咲かせています。各カウンター共に大行列が出来るので、ドリンクや軽食を求める場合は休憩時間の開始と共に真っ先にカウンターへ向かうのがおススメです。
シャンパンやワインなどのグラスを片手に、館内の美しい装飾に囲まれながら優雅なひと時を過ごしましょう。
「パレ・ガルニエ」への入場に際して明確なドレスコードはありませんが、紳士淑女の集う社交場に相応しい服装として、男性はブラックジャケット、女性はちょっと豪華なアクセサリーを身に付けて行けば、モチベーションも上がってより一層楽しめる事と思います。
また、公演チケットは10ユーロ(2016〜2017公演)から発売されていますので、美しいホワイエのサロンや社交場の雰囲気を楽しむ目的であれば、格安のチケットで入場するのも良作です。
フランス・パリへ渡航の際は、是非とも豪華絢爛な「パレ・ガルニエ」で行われるオペラやバレエ公演を訪れて、優雅な社交場を体験して頂ければと思います。
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(2024/3/28更新)
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