房州のお伊勢さま!千葉県鴨川「天津神明宮」をお参り

房州のお伊勢さま!千葉県鴨川「天津神明宮」をお参り

更新日:2016/06/21 14:14

カノオミツヒサのプロフィール写真 カノオミツヒサ フリーライター
1度はお参りしたいパワースポットとして、人気の高い伊勢神宮ですが、千葉県の房総半島にも“房州のお伊勢さま”と呼ばれる神社があることを御存知ですか?源頼朝が伊勢神宮の分霊を祀った「天津神明宮」には、20年に1度立て替えられる鳥居や、自然に囲まれた境内、くつろぎの茶屋があり、参拝客が後をたちません。
今回は、地元で人気のパワースポット「天津神明宮」をご案内します。

地元の杉を使った大きな鳥居

地元の杉を使った大きな鳥居

写真:カノオミツヒサ

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天津神明宮へは、東京から電車でおよそ2時間ほどです。最寄り駅は安房天津駅ですが、安房小湊駅まで特急列車を使い、路線バスに乗り換えるのが便利です。「神明神社前」バス停で下車すれば、徒歩1分で「一の鳥居」(写真)が見えてきます。

天津神明宮では二十年に一度、鳥居の建て替え神事である「式年鳥居木曳祭」(しきねんとりいぎひきさい)が行われています。「一の鳥居」と、続く「二の鳥居」は、平成27年に立て替えられたもの。地元の杉が使われており、最大のものは樹齢100年を超えます。天津各町内を曳き巡らされ、ここに納められた鳥居からは、みなぎるパワーを感じますよ。

厳かな雰囲気の御社殿

厳かな雰囲気の御社殿

写真:カノオミツヒサ

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石畳の参道は、拝殿へと続いています。この奥にある本殿では、天照皇大神(あまてらすおおみかみ)、豊受大神(とようけのおおかみ)、八重事代主神(やえことしろぬしのかみ、えびす様)をお祀りしています。

創立年代は不明ながら歴史ある神社で、1184年(寿永3年)に源頼朝が伊勢神宮の分霊を祀ったことから、“房州のお伊勢さま”と称されています。周辺は山に囲まれ、聞こえるのは木々のざわめきと鳥の声。厳かな雰囲気のなかで、お参りすることができます。

休憩にピッタリの「ゑびす茶屋」

休憩にピッタリの「ゑびす茶屋」

写真:カノオミツヒサ

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境内の参集殿には、甘味処「ゑびす茶屋」があります。畳のお部屋にテーブルとイスが並べられ、まるで高級旅館へ訪れたようです。店内では、参道沿いに生い茂る木々や、優雅に泳ぐ池の鯉を眺めながら、ひと休みできます。神社にいるとは思えないくらい、ちょっと贅沢な気分になりますよ。

「ゑびす茶屋」は、毎月1日だけの限定オープン。お日にちを合わせて、お出かけください。

宮司さんの思いがこもるパワードリンク「ゑびすサイダー」

宮司さんの思いがこもるパワードリンク「ゑびすサイダー」

写真:カノオミツヒサ

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社務所では、お札やお守り、絵馬などを授与しています。交通安全や学業成就などのお守りほか、昇る太陽の刺繍がまぶしい「運気向上守」や、ヒマワリが可愛らしい「陽の気守」など、ユニークなお守りが目を引きます。

そして、さらにユニークなのが「ゑびすサイダー」。ウコンが配合され、有効成分クルクミンは肝機能を強化するはたらきがあります。ラベルも金色で、ご利益がありそうですね。袋に入っている添え書きは、宮司さんが書いたもの。ひとつひとつに、思いが込められています。

おわりに

いかがでしたか?落ち着いた雰囲気のなかでお参りができる、天津神明宮。地元の方をはじめ、御神砂や御神水を求めて、遠方から訪れる参拝者も多いとか。古くは源頼朝ほか、小湊で生まれた日蓮聖人も、参拝に訪れていたといわれています。整然と続く石畳や、生い茂る木々が美しく、歴史と情緒があふれる神社です。

天津神明宮では、毎月1日に「御朔日市」(おついたちいち)が開催されています。鴨川市近隣の方が集まるフリーマーケットで、思わぬ掘り出し物がみつかるかもしれませんよ。

“房州のお伊勢さま”天津神明宮へ、出かけてみませんか?

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/06/01 訪問

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