オシャレ感満載!奈良市「鹿の舟」は“ならまち”散策の新たな拠点

オシャレ感満載!奈良市「鹿の舟」は“ならまち”散策の新たな拠点

更新日:2016/06/24 12:37

乾口 達司のプロフィール写真 乾口 達司 著述業/日本近代文学会・昭和文学会・日本文学協会会員
「ならまち」(奈良町)といえば、世界遺産・元興寺の旧境内を中心に広がる区画。古い町屋が軒を連ねており、連日多くの観光客で賑わっています。そんな「ならまち」に、2015年末、新たな拠点が生まれました。「鹿の舟」です。今回は「ならまち」観光の新たな拠点として多くの観光客が訪れる「鹿の舟」の魅力をご紹介しましょう。

「ならまち」散策の手引きとして!観光案内所としての役割を持つ「繭」

「ならまち」散策の手引きとして!観光案内所としての役割を持つ「繭」

写真:乾口 達司

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「鹿の舟」は「ならまち」の南端、市内循環と呼ばれるバスの循環路に面しています。大きく分けて、観光案内所・食堂および特産品コーナー・喫茶コーナーの3つの部門からなり、それぞれの役割を持った施設が建てられています。

「ならまち」の散策を目的にした方は、まずは「繭」(まゆ)と名付けられた観光案内所を訪れてみましょう。写真がその「繭」の建物。大正時代の町屋をリフォームした施設であるだけに、古い町屋が軒を連ねる「ならまち」の雰囲気にマッチしています。

もちろん、「ならまち振興館」の名称で以前より観光案内所として活用されていたこともあり、案内所としての機能は充実しています。館内には各種のパンフレットや検索機がそろえられているほか、スタッフも常駐しているので、わからないことがあれば、気軽に訊ねてみましょう。

奈良観光の魅力がぎゅっと詰まった館内の大型本棚

奈良観光の魅力がぎゅっと詰まった館内の大型本棚

写真:乾口 達司

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「繭」における観光案内所としての機能は、建物の奥にある写真の大きな本棚にも表されています。本棚には奈良に関する案内書や写真集がたくさん並べられており、誰でも手にとりことが出来ます。本棚の向かいには読書室も設けられているので、時間のある方は、読書室にこもり、読書に没頭してみてはいかがでしょうか。

定期的な催しも開催!蔵のなかの展示スペース

定期的な催しも開催!蔵のなかの展示スペース

写真:乾口 達司

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昔の町屋を改造した施設であるだけに、「繭」には蔵も付属しています。蔵のなかでは定期的に作品展などがもよおされています。蔵が展示スペースとして再利用されているとは、意外ですよね。あなたが訪れるとき、蔵のなかではいったいどのようなイベントがもよおされているのでしょうか。お楽しみに。

竈で炊かれた奈良のお米を味わおう!食堂スペースの「竈」

竈で炊かれた奈良のお米を味わおう!食堂スペースの「竈」

写真:乾口 達司

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「繭」と向かいあうようにして建つのは、食堂としての機能をそなえた「竈」(かまど)。その名のとおり、店内には竈が設置されており、そこで炊かれたご飯を数種類の定食とともにいただくことが出来ます。もちろん、お米は奈良県産。朝から夕方まで営業をしているので、朝食あるいは昼食に利用してみてはいかがでしょうか。

館内には、ほかにも奈良の特産品が多数展示・販売されています。お土産を買い求めるのにも最適のスペースなので、ご活用下さい。

魅力的な器の数々も展示販売!喫茶コーナーの「囀」

魅力的な器の数々も展示販売!喫茶コーナーの「囀」

写真:乾口 達司

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「囀」(さえずり)には、喫茶コーナーが設けられています。「ならまち」散策に疲れたら、こちらでお茶でも飲みながら、一息つきましょう。もちろん、軽食も用意されていますよ。

喫茶コーナーの横には、さまざまな器や小物などの展示・販売スペースが設けられています。ご覧のように、オシャレ感が満載のスペースなので、女性には特に大人気。気に入ったものがあれば、旅の記念に何か買い求めても良いでしょうね。

おわりに

「鹿の舟」がいかに魅力的なスペースか、おわかりいただけたでしょうか。観光案内所としての「繭」、食堂としての「竈」、喫茶コーナーとしての「囀」といったように、さまざまなニーズに対応出来るスペースとなっているため、それぞれの目的に応じて訪れ、「ならまち」観光の拠点として積極的にご活用下さい。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/03/06 訪問

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