JR高知駅の南口を出ると路面電車とタクシーの乗車場があり、右手側には広大な空間が広がっています。「こうち旅広場」と呼ばれ、そこには高知観光のサポート体制がバッチリと整った高知観光情報発信館「とさてらす」が旅人たちをお迎えしてくれます。
観光名所、宿泊施設、飲食店などなどの情報から、高知県内の観光・伝統工芸品に関する展示、品揃え豊富なお土産店までといった充実した場所。もう既に、こちらが観光スポットの一つと呼べてしまう程のスポットが「とさてらす」です。
中に入ってみる、その前に。写真の左手側、「とさてらす」に設置されたベンチを要チェック。
子供から大人まで、誰もが知っているキャラクターが並んでいます。やなせたかし(本名・柳瀬 崇、1919年〜2013年)の絵本『アンパンマン』、テレビアニメ『それいけ!アンパンマン』の人気キャラクターが右側から、ばいきんまん、アンパンマン、しょくぱんまんと、それぞれベンチの脇にお行儀良く座っています。
漫画家・絵本作家・詩人など幅広い活躍をした、『アンパンマン』の生みの親・やなせたかし。出生地は東京ですが、幼少期を高知県で過ごし、また高知新聞社でも勤務したことがあり、高知とは非常にゆかりのある人物です。
旅の疲れを癒やすと同時に記念撮影にピッタリの場所です。「とさてらす」に入る前に是非チェックしてみて下さい。
さてここで、問題です!各都道府県内における森林面積の割合が一番高い地域は何処でしょうか?ヒントは、これまで何県の話を進めてきたのか。もうお分かりですね。
答えは、そう、その通り、高知県です。
全国でも屈指の温暖で雨の多い地域のため、古くから良木に恵まれ林業が栄えたのです。また同時に伐採に必要な打刃物(うちはもの)も長い歴史を持っています。“土佐打刃物”と呼ばれ、現在でも鎌、鍬、包丁、アウトドアナイフなど幅広く利用されています。
その他にも硯(すずり)に用いられる原石、黒色粘板岩の良質な産地としても有名。“土佐硯”は書道家の間でも非常に高く評価されています。
各種の伝統工芸品の展示も充実した「とさてらす」は、ちょっとした博物館。じっくりとその技と歴史を味わってみて下さい。
「こうち旅広場」の南側には、土佐勤王党を組織した武市半平太(たけち はんぺいた、1829年〜1865年)、本名・瑞山(ずいざん)、海援隊の前身・亀山社中を結成した坂本龍馬(さかもと りょうま、1836年〜1867年)、本名・直柔(なおなり)、陸援隊を組織した中岡慎太郎(なかおか しんたろう、1838年〜1867年)、本名・道正(みちまさ)の銅像が凛々しく立ち並んでいます。
幕末の志士たちが奮闘した高知、いや土佐の地に訪れた実感が高まります。この高ぶった気持ちをどうしましょう。そんな時には、同じく「こうち旅広場」にあるNHK大河ドラマ「龍馬伝」のパビリオン、コスプレも記念撮影も可能な“「龍馬伝」幕末志士社中”へ。
2009年(平成21年)に放送が開始された「龍馬伝」。坂本龍馬を演じる福山雅治さんの他にも豪華なキャストで、さらに人気を博しました。
こちらの“「龍馬伝」幕末志士社中”では、撮影に使用された坂本龍馬の生家を再現。撮影時の秘話や見所などが記載された展示パネルもあり、細かい部分まで楽しめます。無料レンタル衣装もあるので、さらに幕末気分を味わってみて下さい。
その他、右半身を台に寄せた坂本龍馬の有名な写真と同じポーズで記念撮影ができるコーナーも。幕末へタイムスリップし、子供から大人まで楽しめるパビリオンとなっています。
高知駅・南口という好立地に、多くの見所が詰まった「こうち旅広場」。コンパクトに高知を堪能したい方も充分に満足でき、観光名所の一つとして非常にオススメの場所です。
また「とさてらす」では、高知を楽しく、お得に観光できる“龍馬パスポート”の青パスポート交付とステージアップの受付施設にもなっています。まずはスタンプを3つ集めて、青パスポートを入手しましょう。
その他、「こうち旅広場」では各種のイベント会場にもなりますので、詳しい情報等は下部関連MEMOにあります公式サイトへのリンクから御確認下さい。
以上、高知観光情報発信館「とさてらす」に加えて、子供から大人まで楽しめるパビリオン“「龍馬伝」幕末志士社中”もあるJR高知駅前「こうち旅広場」の御紹介でした。
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(2024/4/24更新)
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