写真:藤谷 愛
地図を見る本来、ジェラートは素材の味を楽しむもの。日々厨房で作って、その日のうちに売り切るのが本物のジェラテリアのあるべき姿です。素材の味を楽しむことに重点を置いているため、砂糖の量も少なめで、ジェラートを食べた後に水が飲みたくなる、ということも美味しいジェラート屋で食べた後ではありません。基本的に添加物を使用しないため、日持ちもせず、高温にも影響されます。ですので、本当に美味しいジェラテリアは、温度管理の為に蓋がされ「表からジェラートが見えない」ものなのです。
フィレンツェに行ったら「Gelateria(ジェラテリア)」という看板を探し、写真のように、ジェラートがアルミの容器に隠されているかをチェック。それが美味しいジェラート屋さんを見つけるコツなのです!
写真:藤谷 愛
地図を見るピッティ宮殿の近くにあるのが「ジェラテリア・デラ・パッセーラ(Gelateria della Passera)」。地元の人に大人気のこのお店は、大通りからは少し外れた、路地裏のお店です。パッと見、名店には見えませんが、やはり名店の代名詞、「ジェラート隠し」をしているお店です。
店内は小さいながらも明るく、10種類以上のジェラートが並びます。手書きのイラストがかわいいタグもあるので、言葉がわからなくても絵で何味か想像できますよ。
写真:藤谷 愛
地図を見るこのお店のイチオシは何といっても「ピスタチオ」!今まで食べてきたピスタチオ・ジェラートの概念を覆します。塩キャラメルの要領で、少し効いた塩気がピスタチオの風味を引き立たせ、まさにピスタチオを食べている感覚。他に、イチゴやバニラなどの定番に加え、「モナリザ」という、いろいろな素材をミックスしたものもありますが、どれも後口スッキリ。食べた後でも水が恋しくなることはありません。とにかく素材勝負なのです。
ちなみに、こちらは1スクープから注文でき、1スクープ1ユーロ!フィレンツェの他のジェラート屋では食べられない味と安さです。
写真:藤谷 愛
地図を見るヴェッキオ橋のすぐそばにある「ラ・ストレーガ・ノッチョラ(La Strega Nocciola)」は2012年にオープンした比較的新しいお店です。現在、フィレンツェやローマなどに4店舗を構えています。
外からはやはりジェラテリアとは分かりづらく、オシャレなカフェのように見えますが、テーブルも椅子もないので「何だ、このお店は?」という感じでよく見ると、隠れたアルミのケースがキラリと光ります。フィレンツェのジェラテリアの平均的な値段は、2スクープで2.5ユーロ以上。このお店も一番小さいサイズが2.5ユーロです。
写真:藤谷 愛
地図を見る店名の「ノッチョラ」はヘーゼルナッツの意味で、お勧めを尋ねる客には「店名のヘーゼルナッツが売りです。」と店員さんは必ず答えているので、2スクープのうちの一つはヘーゼルナッツをチョイスしてみてください。かなり濃厚ですが、やはり後味がさっぱり!
もう一つのおすすめは「ブオンタレンティ」。ブオンタレンティは16世紀の建築家で、ピッティ宮殿にある洞窟を建築したことで有名です。また、メディチ家のパーティーをプロデュースした際に、初めてジェラートのようなものをメニューに出した人でもあり、彼の名前を由来としたジェラートになります。どんな味がするかは、ぜひご自身の舌で試してみてくださいね。
「美味しいジェラート屋の探し方」、いかがでしたか?ジェラートを隠しているのは添加物を使っていない証拠ですから、まず味には間違いがありません。後は個人のテイストの違いになります。フィレンツェ滞在中、ぜひこの探し方で、自分好みのジェラート屋を見つけてくださいね。
この記事の関連MEMO
- PR -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/4/17更新)
- 広告 -