写真:堀内 京子
地図を見る阿蘇山の南山麓に佇む「地獄温泉 清風荘(せいふうそう)」は熊本空港から車で約40分、九州自動車道熊本インターチェンジからは車で約45分の距離になります。1808年(文化5年)から200年以上にわたって湯治場として親しまれてきた温泉です。敷地内に浴場が点在しており、中でも風情漂う混浴露天風呂「すずめの湯」がとくに人気。遠方から訪れる温泉ファンも増えています。
客室は築100年以上の本館・プライベート重視型の別館・自炊タイプの客室・トレーラーハウス(ペット連れOK)などがあり、ニーズや予算に合わせて選べます。本館2階は歴史を感じる和室が並び、入口や客室間の仕切りが襖という昔ながらの造りになっています。
写真:堀内 京子
地図を見る広々とした敷地内には浴場が点在し、すずめの湯・元湯・新湯・露天岩風呂(男性専用露天風呂)・仇討の湯(女性専用露天風呂)、他に宿泊者専用の貸切風呂もあります。温泉三昧が楽しめますので、ゆっくり休憩しながら温泉を満喫しましょう。まずは鄙びた雰囲気の「元湯」からご紹介します。
本館にある「元湯」は昔ながらの石を使った浴槽になり、ゆったりとした広さ。硫黄の香りが漂い、湯は少し白濁しています。清風荘で唯一、シャワー設備がある浴場になります。別館の向い側、自炊タイプの客室すぐ隣にあり宿玄関からも近い場所です。
【元湯 温泉データ】
泉質/単純温泉
源泉温度/61℃
ph/3.89
写真:堀内 京子
地図を見る「すずめの湯」は内湯と露天風呂があり、露天風呂は混浴になります。内湯は鄙びて趣があり、熱めの湯は白濁して硫黄の香りが漂います。浴槽が8つに仕切られた露天風呂は、ぬるめの湯から熱めの湯まで温度の違いがあり、好みの所を選んで浸かりましょう。浴槽の底から自噴する温泉がプクプクと湧き、昔ながらの湯治場風情が漂っています。
女性専用時間(20:30〜21:30)が設けられているのも宿の嬉しい心遣いです。立ち寄り湯ではこの時間には入れませんが、宿泊される方は、是非利用してゆっくり温泉を満喫されてください。照明でほのかに照らされた夜の露天風呂も良い雰囲気です。
【すずめの湯 温泉データ】
泉質/単純酸性硫黄温泉
源泉温度/41.3℃・47.1℃
ph/2.9・2.6
写真:堀内 京子
地図を見る浴場の中で一番新しく出来た「新湯」は、浴槽の底に湯の華が沈殿して浸かるとフワッと細かい乳白色の湯の華が舞い上がります。熱めの湯ですがこちらの浴場もお勧めです。
浴場は他にも露天岩風呂(男性専用露天風呂)、そのすぐ上に造られた仇討の湯(女性専用露天風呂)もあり、敷地内で温泉巡りが楽しめるのも宿の魅力です。宿泊者専用の貸切風呂(2室)は洗い場が畳敷きになっているので小さなお子さん連れにも安心です。
【新湯 温泉データ】
泉質/単純酸性硫黄温泉
源泉温度/45.3℃
ph/2.6
写真:堀内 京子
地図を見る食事は四季折々の懐石料理・しし鍋会席・鹿しゃぶ会席、山の幸をふんだんに楽しめる名物「地獄鍋」・「野鳥いろり焼コース」などがあります。「食事処 曲水庵」は300年以上の木材を使って造り上げ、平安時代に貴族が楽しんだとされる「曲水の宴」に習い、店内中央の小川に樽舟を浮かべて料理を運ぶという趣向が楽しい。
「野鳥いろり焼コース」は、うずら・猪肉・鴨肉・山女魚・野菜などを竹串にさして囲炉裏で炭火焼きにしていただきます。肉厚の鴨肉や猪肉、山女魚なども美味しい。こんにゃく・里芋などに味噌をぬって田楽料理も楽しめ、ボリュームも良い品数です。山菜ご飯や郷土料理「のっぺ汁」、デザートも並びます。
ビュッフェ形式の朝食も人気。毎日15品以上の手作り料理が並び、阿蘇の美味しい牛乳もあります。卵・納豆・海苔などが樽舟に乗って流れてきますのでキャッチしましょう。干物やベーコンなどを炭火で焼いていただきます。
立ち寄り湯でも4ヶ所の浴場を利用出来て十分楽しめますが、宿泊して温泉をゆっくり満喫されてはいかがでしょう。大自然に恵まれ、魅力的な観光スポットが盛りだくさんの阿蘇♪地獄温泉で温泉を満喫し、周辺の観光を楽しまれるのもオススメです。
【地獄温泉 清風荘】
住所/熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽2327
外来入浴時間/8:00〜20:00
入浴料金/600円
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/3/29更新)
- 広告 -