シルクロードの都!キルギスの首都ビシュケクで天山の絶景と異国情緒を楽しもう

シルクロードの都!キルギスの首都ビシュケクで天山の絶景と異国情緒を楽しもう

更新日:2016/06/10 14:02

Kaycom Dのプロフィール写真 Kaycom D 秘境絶景トラベルライター
キルギスの首都ビシュケクは、ソ連時代の様子がわかる国立歴史博物館や巨大なオシュ・バザール、渓谷が美しいアラ・アルチャ自然公園などの観光スポットが充実している他、旅行に役立つ情報集めやツアーの手配などするにも便利。キルギスの伝統料理が食べられるレストランも多いので、ひとつの街で自然・文化・食と色々な楽しみ方ができます。

ビシュケク

ビシュケク

写真:Kaycom D

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ビシュケクは、中央アジアのキルギスの首都。天山山脈のキャラバンの停泊地として、ソクド人のイラン系の商人によって街がつくられたのが始まりとされています。ソ連に編入された時代は「フルンゼ」という名になりましたが、1991年にビシュケクに改名されました。

街からは壁のように連なる天山山脈の支脈キルギス・アラ・トーを望むことができ、郊外に行けば大自然の中でのピクニックや本格的な登山を楽しめる公園も完備。
カザフスタン※との国境も近く、日本では体験できない陸路での国境越えも可能です。(今のところ日本からキルギスを訪れるには、カザフスタン経由が一番便利)

※カザフスタンについては、関連MEMOに記載の別記事「天山山脈も見られる!カザフスタンの大都市「アルマトイ」で歴史と伝統を感じる」をご覧ください。

アラ・アルチャ自然公園

アラ・アルチャ自然公園

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ビシュケク郊外にある「アラ・アルチャ自然公園」は、街の中心地から車で30〜40分ほどで行けるビシュケク市民の憩いの場。街中から近いにもかかわらず、標高は入り口からすでに1200mあり、そこから4000mを超える山に登っていくことも可能。ピクニックをする家族連れから、本格的な山登りのハイカーまで、さまざまな人たちが楽める広大な公園です。

動植物にも恵まれていて、植物は800種以上、鳥は160種、動物は170種ほどで、その中には幻の動物ユキヒョウも生息しています。夏には色とりどりの花が咲き誇り、後ろに連なる山並みや渓谷を流れる川などの風景とあいまって、絵のような景色を見ることができるでしょう。

オシュ・バザール

オシュ・バザール

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「オシュ・バザール」は、日用品から食料までなんでも揃っている巨大な市場。バザールは食料品エリアとそれ以外とに大きく分かれているのですが、活気があって面白いのはやはり食料品エリア。カラフルで形状もさまざまなご当地食材が所狭しと並んでいて、見ているだけでも楽しくなってきます。

ここでお土産を買うならドライフルーツやスパイスがおすすめ。どちらも種類が多く日持ちもするので、持って帰るのにはもってこい。ドライフルーツは、旅の途中でつまむおやつにもぴったりです。

アラ・トー広場と国立歴史博物館

アラ・トー広場と国立歴史博物館

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ビシュケクの中心にある「アラ・トー広場」には、かつてレーニン像があった場所にマナスの像が建てられています。そのレーニン像は現在、広場に併設されている「国立歴史博物館」の裏に移設され今でも見ることができますが、あまり人目につかない場所にひっそりと立つ姿は、ソ連時代からの歴史の移り変わりを象徴しているよう。

それらの像の間にある「国立歴史博物館」は、社会主義時代のものと伝統的な文化に関する展示がされていて、特に社会主義時代のものの多くはこの博物館に集められているためかなり見ごたえがあります。
また、キルギスの世界遺産※である「ブラナの塔」や「アクベシム遺跡」などの模型や想像図なども展示されているので、実際に現地へ訪れる前に見ておくとより興味深く観光できるでしょう。

※キルギスの世界遺産については、関連MEMOに記載の別記事「草原にニョキニョキ立つ石人!キルギスの世界遺産バラサグンとアクベシム遺跡」をご覧ください。

キルギスの伝統的な料理

キルギスの伝統的な料理

写真:Kaycom D

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キルギスの代表的な伝統料理といえば、羊や馬の肉料理や、具だくさんのソースがかかった麺料理「ラグマン」、中央アジアのピラフ「プロフ」などがありますが、全般的に日本人の口に合うものが多いです。また、パンと共に出されるジャムや蜂蜜がかなり質が良く美味しいので、お土産にもおすすめ。

ビシュケクにはキルギスの伝統的な料理が食べられるレストランがあり、中には民族音楽を聴きながら食事ができるお店もあります。店内の造りや飾りも趣向が凝らされているので、キルギスらしい雰囲気の中で楽しむことができるでしょう。

最後に・・・

ビシュケクは首都というだけあって人も車も多い街ですが、緑豊かな公園や街路樹も豊富で身近に自然が感じられる都市です。内陸のため夏は暑く冬は寒いですが、少し郊外に行けば夏は大自然の中に花が咲きほこり※、冬はスキーもできるので、それぞれの目的に合わせた時期に訪れてみてください。「かつて日本人とキルギス人はひとつの民族だった」という伝承があり、実際、日本人に近い顔立ちをした人も多いので、なんとなく親しみがわく国でもあります。

※キルギスの花については、関連MEMOに記載の別記事「まるでおとぎの国!花が咲き乱れるキルギスのチョンケミン渓谷でフラワーハイキング」をご覧ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/07/11−2015/07/16 訪問

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