激坂ヘアピンカーブの連続!絶景すぎるノルウェーの“妖精のはしご”

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激坂ヘアピンカーブの連続!絶景すぎるノルウェーの“妖精のはしご”

激坂ヘアピンカーブの連続!絶景すぎるノルウェーの“妖精のはしご”

更新日:2016/06/10 16:26

泉 グルンのプロフィール写真 泉 グルン フリーランスライター

絶景好き、サイクリング好きにぜひ訪れていただきたいのが、ノルウェーの“妖精のはしご(トロールスティ―ゲン)”と呼ばれる季節限定の道路です。初夏から初秋までの期間だけ通行可能で、勾配9%の激坂に11ものヘアピンカーブが連続する光景は圧巻の一言!
スリリングなヘアピンカーブを登りきったら、ぜひ近くにある展望台から、その絶景を堪能しましょう。滝の流れる渓谷美にも癒されますよ。

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ヘアピンカーブを一望できる展望テラスへ

ヘアピンカーブを一望できる展望テラスへ

写真:泉 グルン

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トロールスティーゲンがあるのは、世界遺産のガイランゲルフィヨルドから車で2時間ほど北上した地点です。ここはノルウェーの西部を走る国道63号線の一部区間にあたります。

1600メートル級の山々に囲まれた谷底にへばりつくようにジグザグ道路が敷かれ、それがまるで梯子(はしご)のように見えることから、「トロール(妖精)」の「スティーゲン(はしご)」と呼ばれているのです。

トロールスティーゲンを一望するには、ヘアピンカーブをのぼりきったところにある展望テラスへ向かいましょう。展望テラスへと向かう遊歩道は山肌に設けられていますが、アスファルトで整備され、柵も設けられているので安心です。

激坂・急カーブ・狭いと3拍子そろったスリリング道路

激坂・急カーブ・狭いと3拍子そろったスリリング道路

写真:泉 グルン

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展望テラスは標高約800mの地点にあり、そこから眺めるトロールスティーゲンの眺めは、まさに圧巻の一言!

11のヘアピンカーブは標高約400m〜650mのU字谷に設けられていて、勾配度は約9%。日光のいろは坂が平均で約5%前後の勾配なので、その激坂ぶりがうかがえますね。

実はこのヘアピンカーブ、80年もの歴史を誇っています。地域の人々がボランティアで山肌を砕き、岩を掘り、約8年の歳月をついやして1936年に開通しました。この地方は急峻な地形と雪深い気象のため交通の便が極端に悪く、トロールスティーゲンの開通は地域の人々にとって長年の夢だったのです。その功績をたたえて、ヘアピンカーブの一つひとつには工事の指揮をとった親方たちの名前が付けられてます。

当時の道幅は馬車が一台やっと通れるほどでしたが、現在は拡張されて観光バスも通れるようになっています。とはいえ、車がすれ違うのもむずかしいほど狭い場所もあり、走行には手に汗を握ることもしばしば。

ただ、美しい滝をまたぐように橋が架けれている箇所もあるので、そこで記念写真を撮るのが、緊張から解放されるつかの間の瞬間です。

トトロのモデルになったトロール

トトロのモデルになったトロール

写真:泉 グルン

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ちなみに北欧のおとぎ話によく出てくる「トロール」は、映画『となりのトトロ』のトトロのモデルになったとされる森の妖精です。北欧ではかぎ鼻で髪がボサボサのオジさんのような風貌で描かれていて、妖精というイメージからはほど遠い印象ですが、昔からノルウェーでは国民的な人気者です。

トロールはいたずら好きで気に入らない人を石に変えたりしますが、気に行った人には幸運をもたらすとされています。ノルウェーでは物がなくなったりすると「トロールのいたずら」と言ったりします。

また、トロールは夜になると野山を駆けまわると信じられていることから、このヘアピンカーブが「トロールのはしご」と名付けられたのもうなづけます。トロールスティーゲンにさしかかる国道63号線沿いには、「トロール出没注意」という標識まで。そんなしゃれっ気もいっしょに楽しんでくださいね。

モダン建築のビジターセンターも必見

モダン建築のビジターセンターも必見

写真:泉 グルン

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トロールスティーゲンの上方には、モダンな建築のビジターセンターがあります。展望テラスへ続く遊歩道も、このビジターセンターからつながっています。

展望テラスは2カ所ありますが、トロールスティーゲンの全貌を一望できるのはセンターから奥の(2つ目の)展望テラス。そこは標高約800mで塀もガラス張りと、高所恐怖症の人はちょっとおじけづいてしまうかもしれません。

そこへはビジターセンターから片道で徒歩約10分強かかります。ツアーバスなどは停車時間が限られていますので、バスを降りたら展望テラスへ直行しないと時間切れとなることもあるので注意してください。

また、このビジターセンターには開放感あふれるカフェをはじめお土産ショップ、インフォメーションセンターなども入っているので、時間があればぜひ利用してみましょう。

トロールスティーゲンへのアクセス

国道63号線はトロールスティーゲンや世界遺産のガイランゲルフィヨルドのほか、緑の牧草地帯や滝の流れる渓谷などを通る風光明媚な景色が眺められ、別名「ゴールデンルート」とも呼ばれています。とくに人気のガイランゲルフィヨルド〜トロールスティーゲン間は、多い日は1日に3千台以上の車が通行します。

個人旅行で行く際は、ガイランゲルフィヨルドや近くのアンダルスネス(Andalsnes)という町から出ているバスツアーが便利です。また、激坂好きの自転車愛好者なら一度は走行してみる価値はあるでしょう。

ただ、その区間を通行できるのは5月下旬から10月下旬までの雪のない季節のみ。その年の気象状況によっては、通行期間が大幅に短縮されたりしますので、事前によく確認しましょう。また、ツアーなどで使われる観光バスは8月末までの通行となります。

夏は白夜のノルウェーですが、くれぐれも夜間の走行には気をつけて下さいね。万が一、トロールと出くわしたら石に変えられたり物がなくなったりするかもしれませんよ。

掲載内容は執筆時点のものです。 2011/05/22 訪問

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