写真:藤田 聡
地図を見る上の湯温泉「銀婚湯」は、「日本秘湯を守る会」の宿。八雲市郊外の山間部にあり、秘湯らしい自然環境が魅力です。広大な敷地は緑豊かで、宿の玄関は軽井沢の老舗ホテルを連想させる上品な佇まいです。
大正天皇の銀婚式の日に温泉が湧いた事が宿名の由来で、実際に銀婚式に泊まる人も多い、記念日に泊まりたい宿。近年は秘湯でも美しい宿が増えましたが、その先駆けと言えます。
写真:藤田 聡
地図を見る銀婚湯は、月曜日以外は日帰り入浴も可能。露天風呂付き大浴場は源泉かけ流しで、独特な温泉臭が香る上質な湯を楽しめます。緑豊かな露天風呂の風情も素晴らしく、館内も美しく整っており、次回は宿泊したいと思うに違いありません!
写真:藤田 聡
地図を見る銀婚湯の温泉泉質と風情の素晴らしさは、大浴場でもある程度分かります。しかし、宿泊者専用の貸切露天風呂の方が何倍も素晴らしいので、本当の素晴らしさは宿泊しないと分かりません。
広大で緑豊かな敷地に散策路が整備され、途中に貸切露天風呂が点在。一番近い「かつらの湯」でも、宿から徒歩数分かかります。名前通り「かつら林」の中に佇んでおり、高台にありツリーハウスのよう。露天風呂内部だけでなく、外観や周囲に至るまで完璧に整えられており、入浴前から大感激出来ます!
写真:藤田 聡
地図を見る銀婚湯の貸切露天風呂は、大浴場とは源泉も異なります。大浴場は4源泉の混合泉ですが、貸切露天風呂は2源泉混合。大浴場でも銀婚湯独自の温泉臭を感じますが、貸切露天風呂では一層強く感じ、一層良質である事を確認出来ます!
「かつらの湯」の奥にも、貸切露天風呂「杉の湯」、「どんぐりの湯」、「もみじの湯」、「トチニの湯」があります。いずれも露天風呂周囲の植物から命名されており、トチニとはアイヌ語で「栃の木」の意味。「杉の湯」と「もみじの湯」は、温かい時期だけ開設される季節限定浴場です。
一番奥にある「トチニの湯」には入口に門まであり、徹底的に整備された様子に驚かされます!
写真:藤田 聡
地図を見る「トチニの湯」は最も古い貸切露天風呂で、好評なので露天風呂が次第に増えて、今では5つになりました。豊かな緑に囲まれた「トチニの湯」は風情が最高で、銀婚湯の魅力が凝縮されていると感じ、温泉に入る前から大感激出来ます!
温泉も独自の源泉が使用され、他の浴場では浸かる事が出来ない、鉄分の多い濁り湯を楽しめます。写真の丸太の湯船の他に、川沿いに四角い湯船「奥の湯」もあり、極上の温泉を存分に満喫出来ます!
「トチニの湯」で銀婚湯の泉質と風情の猛烈な素晴らしさを知れば、日本一の貸切露天風呂を持つ宿だと確信するに違いありません!
銀婚湯は13時チェックイン、11時チェックアウトの22時間滞在が可能な宿なので、13時には到着して貸切露天風呂に入りましょう。フロントで入浴札を入手するシステムなので、早い者勝ちです。入浴札を入浴の都度フロントに戻す必要があるので、片っ端から入る事も出来ません。複数入るには露天風呂とフロントを何往復もする必要があり、頑張った者勝ちです!
銀婚湯のホームページには、貸切露天風呂に「必ず入れる保証はありません」と明記されています。相当離れた場所へ徒歩で行くので悪天候だと入れませんし、照明も無いので夜間も入れません。日中の限られた時間しか入れませんが、温泉好きなら全力で頑張りましょう!
なお今回は宿泊者専用露天風呂を中心に紹介しましたが、銀婚湯館内の魅力については別記事で紹介しましたので、是非ご覧ください。(記事の最後にリンクあり)
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(2024/3/28更新)
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