写真:田中 六花
地図を見る「海邊的カフカ」へは、MRT公館駅4番出口からまっすぐ道なりに進み、大きな台電大楼ビルが見えたら手前の道を左折します。程なく左手に黒に白字の看板が見えたら、2階へ上がりましょう。建物の1階は「河岸留言」というライブハウスで、右隣は「永和豆漿」という豆漿のお店。台湾大学が近いこともあり、学生の姿も少なくありません。一人でもグループでも、思い思いの時間が過ごせます。
写真:田中 六花
地図を見る「海邊的カフカ」のオーナーは、台湾のロックバンド「1976」のリーダー・阿凱(アーカイ)。大の村上春樹ファンだったことから、この店名をつけたそう。昼間はカフェ、週末の夜はライブが行われることもあり、文学&音楽ファンの交流の場になっています。
店内は広く入ってすぐ左にライブラリーがあり、さまざまなジャンルの本に触れることができます。ここから席へ本を持って行くときは、店のスタッフにひと言かけてください。また台湾のロック・バンド等のCDも販売されているので、気になる方は要チェックです!
写真:田中 六花
地図を見る「海邊的カフカ」の本棚に並ぶ、村上作品。もちろん中国語なのですが、これがこう訳されるのか!という答え合わせも興味深いところです。例えば「發條鳥年代記→ねじまき鳥クロニクル」「村上収音機→村上ラジオ」「舞・舞・舞→ダンス・ダンス・ダンス」となり、漢字だけに分かるような分からないような感覚が面白く、つい見入ってしまいます。大好きな作品を持参して見比べてみると、より深まり楽しみが広がるかも知れません。
写真:田中 六花
地図を見る村上春樹ファンならぜひとも食べたいメニューが、こちらの"春樹番茄起司三明治"。
小説「ねじまき鳥クロニクル」の中で主人公が昼食に準備していた、トマトとチーズのサンドイッチをイメージして作られたもの。シンプルなトマトとチーズにマスタードが食欲をそそります。ポテトスナックもたっぷりで、お得なドリンクセットにすれば女性一人のランチに程良いボリューム感。物語にリンクする味をお試しくださいね!
写真:田中 六花
地図を見る「海邊的カフカ」ではアルコール類も充実しています。メニューを見ていたら、気になる名前"草苺園"を発見しました。これは横に書かれた文字の通り、まさにビートルズの名曲「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」にちなんだイチゴのカクテルなのだとか。ロックをこよなく愛するオーナーの遊び心から生まれたカクテルで、台北の旅にカンパイしましょう!
「海邊的カフカ」の本棚には、他にも翻訳された日本文学や台湾のいろいろな本が並んでいます。台湾文学に触れる良い機会、ぜひ手に取ってみてくださいね。
文学&音楽ファンはもちろん、ゆったりできるカフェをお探しの方にもおススメのスペースです。読書にふけるも、道行く人をながめるも、まったりも、過ごし方は自由。心地良い時間をお楽しみください!
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(2024/4/20更新)
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