清流と緑豊かな天竜で天然氷のかき氷を堪能!浜松「Fucu cafe(ふくカフェ)」

清流と緑豊かな天竜で天然氷のかき氷を堪能!浜松「Fucu cafe(ふくカフェ)」

更新日:2016/08/08 14:47

波奈 美月のプロフィール写真 波奈 美月 伊豆地元案内人、絶景ドライブ探求家
「Fucu cafe(ふくカフェ)」は、緑豊かな北遠(浜松市天竜区)の入口にある、清流二俣川に面したお店です。夏はかき氷、秋冬はワッフルをメインに提供しており、遠州地方(静岡県西部)ならではの「遠州和紅茶」もお薦め。
特に、静岡県で唯一、貴重な「日光天然氷 四代目徳次郎」のかき氷が食べられることでは有名で、その刺激がほとんど無いフワフワの食感は、夏季の土日は行列ができ、整理券を配るほどの人気ぶり!

「ふくカフェ」があるのは、清流と緑に囲まれた北遠の玄関口!

「ふくカフェ」があるのは、清流と緑に囲まれた北遠の玄関口!

写真:波奈 美月

地図を見る

「ふくカフェ」は、北遠地域の入口、天竜区二俣町の国道152号線沿いにある可愛らしいカフェです。
北遠地域は、天竜川水系の清流が流れ、南アルプスにつながる山々に囲まれた、ドライブやアウトドアレジャーに最適な所。店の前にも天竜川の支流 二俣川が流れ、夏になると水遊びをする家族連れの姿で賑わいます。

ふくカフェの少し先で、道は国道152号線と国道362号線に分かれます。
国道152号線のほうへ進めば、まもなく道は天竜川沿いを上流に向かう景観の良いドライブルートに。ボート競技で有名な「船明(ふなぎら)ダム湖」や花桃の名所「道の駅 天竜相津 花桃の里」、桜の名所「秋葉ダム湖」などを経由し、「佐久間ダム」や県境の町水窪へ至ります。

国道362号線のほうへ進めば、秋葉神社の総本宮「秋葉山本宮秋葉神社」やアウトドアレジャーの名所で"日本一きれいな川"と呼ばれる「気田川」、紅葉の名所「明神峡」などに行くことができ、こちらも魅力的!

ふくカフェは、北遠地域のドライブやレジャーの行き帰りに寄るのにちょうど良い場所。飲み物のテイクアウトもできますよ。

「ふくカフェ」とはこんな店!コンセプトは"食から健康、美しさを"

「ふくカフェ」とはこんな店!コンセプトは"食から健康、美しさを"

写真:波奈 美月

地図を見る

「ふくカフェ」では、毎年GW前から夏場を中心に「天然の氷」ののぼりが立ち、「日光天然氷 四代目徳次郎」のかき氷をメインに販売します。
席は1階と2階合わせて22席。7・8月の土日は大変混みますが、メニューを絞っていることもあってお客さんの回転が良く、意外に待ちません。

かき氷が有名ですが、栄養豊富な「グリーンスムージー」や「遠州和紅茶」、秋冬のメインである「焼きたてワッフル」もお薦め。
食材・材料には添加物をなるべく使わないものを使用。季節に対応する身体を作るために、その季節の旬の食材を積極的に取り入れています。

店のコンセプトは"食から健康、美しさを"。身体が健康であれば、おのずと表面にも美しさが表われるという考え方です。美味しいだけではなく、健康で美しくなれるメニュー。これは何よりですね。

かき氷と共にお薦め!遠州地方ならではの「遠州和紅茶」

かき氷と共にお薦め!遠州地方ならではの「遠州和紅茶」

写真:波奈 美月

地図を見る

かき氷と共に店の"ウリ"であるのが「遠州和紅茶」。他の地域では滅多に味わえません。
「遠州和紅茶」とは、明治時代、遠州地域(静岡県西部)の主力輸出品であった和紅茶を、こだわりをもって蘇らせたものです。しかも「遠州和紅茶」に認定されるのは、特色のある紅茶だけ。

ふくカフェは「遠州和紅茶認定取扱店」になっており、現在、西村農園の「Papa tea(ぱぱ・てぃー)」、秋田製茶の「和心味(なごみ)」、岩澤園の「いわさわ紅茶」の3種類を味わうことができます。

「Papa tea」は、煎茶用品種のやぶきたを使用し、甘い香りと甘い喉越し、スッキリとした飲み応えで、これぞ遠州和紅茶! 「和心味」は、紅茶用品種のべにふうきを使用。渋みや苦味が強い印象ですが、輸入物とは違い、マイルドで甘みが口に広がります。「いわさわ紅茶」は、やぶきたをお腹に優しい植物性乳酸菌で絶妙に発酵させており、口に含んだ際に感じる甘みが独特。

いずれも魅力的で、思わず飲み比べをしたくなりますね。「ふくカフェ」では茶葉の販売もしていますよ。

「日光天然氷 四代目徳次郎」のかき氷、おいしさの秘訣はこれ!

「日光天然氷 四代目徳次郎」のかき氷、おいしさの秘訣はこれ!

写真:波奈 美月

地図を見る

「天然氷」は透明度が高くて甘味があり、かき氷にすると「もちもちフワフワ」としておいしいと評判!年々人気が高まっています。
現在、自然の寒さで凍らせた天然氷を製造しているのは全国でわずか5軒。そのうち3軒が栃木県の日光にあり、「四代目徳次郎」はその1つを担っています。

天然氷のおいしさの秘訣は、その作り方にあります。冷凍庫で急速に凍らせた氷と違い、自然の高い温度で2週間ほどかけてゆっくり凍らせると、不純物が少なく固くて溶けにくい氷に。そのためとても薄く削ることができ、たとえようもないフワフワした食感が生まれます。

そのうえ、天然氷のかき氷は刺激がほとんどありません。あの頭がキーンとする「アイスクリーム頭痛」が起きないんです。
その理由は「冷たさが柔らかい」から。削りが細かいと、口の中で溶けるスピードが早くなり、冷たさに触れる時間が短くなります。お店の側も、溶けにくいので、削る前に氷を少し温める事ができ、キンキンの冷たすぎない状態での提供が可能に。
普段はかき氷が苦手なかたでも大丈夫!モリモリ食べることができますよ。ぜひお試しください。

せっかくの日光天然氷と自家製シロップ、上手に味わおう!

せっかくの日光天然氷と自家製シロップ、上手に味わおう!

写真:波奈 美月

地図を見る

テーブルの上には、美味しいかき氷の食べ方の説明書が用意されています。これは絶対読んだほうが良いですよ。

最初の一口は、何もかけずに天然氷自体を味わいましょう。かき氷にスプーンを入れると、ザクッとした感触ではなく、フワッとしています。口の中に入れると、これまたフワ〜と溶けて、なんとも繊細で優しい口溶け!
シロップは、いっぺんにかけると一気にかき氷がしぼんでしまいます。少しずつかけていきましょう。氷の削り方が細かいので、溶けやすくなっています。素早く食べるのがお薦め!

果物や煎茶(抹茶)のシロップ・練乳は自家製です。季節に応じたシロップも期間限定で登場しますよ。人気No1は「生いちご」。ジャムのような感じのシロップですが、甘さは控えめ。生いちごの風味がよく出ています。写真は「抹茶金時」(※「煎茶金時」の時もあります)。シロップは甘すぎず、抹茶独特の苦味が程良くあり、金時豆もとても上品な味わいです。

ミルクピッチャーは追加した練乳(無料)です。これがまた絶品!練乳は、あらかじめかき氷の中にかかっていますが、追加が必要か聞いてくれますよ。

売り切れ御免の「日光天然氷 四代目徳次郎」のかき氷、上手に確保しよう!

「ふくカフェ」では基本的に予約ができません。営業時間は19時までですが、「かき氷シーズン」は、氷やシロップが売り切れ次第終了となります。
特に7・8月の土日は混雑するので「整理券」が配られます。開店時間の10時には、すでに行列ができていることが予想されますので、11時前には来店して、整理券を確保しておくことをお薦めします。整理券を手に入れ、自分のかき氷を確保しておけば、あとはその場を離れても大丈夫。番号の若い順に呼ばれますが、その時いなくても後で食べることができますよ。

駐車スペースは、店舗前に3台分と静岡銀行天竜支店前の駐車場に5台分あります。混雑する「かき氷シーズン」は、臨時駐車場(25台分)も用意されますのでご安心を!駐車場の場所やアクセスの詳細は、下記のMEMO「Fucu cafe」ホームページでご確認ください。

近くには、建築家・藤森照信氏の設計で知られる「秋野不矩美術館」やHondaの創業者である本田宗一郎氏を紹介した「本田宗一郎ものづくり伝承館」があります。整理券を手に入れたら、そちらで順番待ちの時間を過ごすのも良いですね。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/07/23−2016/07/24 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -