写真:かのえ かな
地図を見る古町駅は路面電車と四国最古の鉄道である「高浜線」が通る駅です。開業は明治21年。『坊ちゃん』が発表されたのが明治39年なので、ほぼ同世代となります。作中では坊ちゃんが学校の宿直を抜け出し、道後温泉に入った帰りに、この古町へ降り立っています。ちなみに当時は古町駅ではなく、「古町停車場」でした。
写真:かのえ かな
地図を見るここから学校へ戻る途中、狸(校長)や、後に友情を深める山嵐と鉢合わせてしまいます。宿直が嫌な坊ちゃんは、学校を抜け出したことを2人にあれこれ言われて、うんざりしながらここを歩いたわけです。
駅前はドラマのロケ地になったことでも知られています。
写真:かのえ かな
地図を見る古町車両工場は、伊予鉄道唯一の車両基地・車両工場です。そのため、ここでは伊予鉄道の郊内外を走る、さまざまな車両を見ることができます。
写真:かのえ かな
地図を見る鉄道線の車両をたくさん見たいという場合は、郊外線のホームへ行ってみましょう。ホームの西側から、鉄道線の車庫や工場を見ることができます。車庫までは歩いて約3分の距離なので、近くまで訪ねてみるのも良いですね。ただし、撮影や見学は敷地外から行いましょう。
写真:かのえ かな
地図を見る古町駅を出て線路沿いを歩くと、路面電車の大行列を見ることができます。こちらは古町車両工場にある路面電車用の車庫です。「53」と書かれた写真の車両は、1951年製。レトロな色合いが何とも可愛らしく、密集している様子は鉄道ファンでなくても心くすぐられます。
2015年5月に発表された「IYOTETSUチャレンジプロジェクト」によると、車両デザインが一新されるとのこと。このカラーリングが見られるのも期限付きかもしれません。
写真:かのえ かな
地図を見る松山観光といえば「坊ちゃん列車」!夏目漱石が「マッチ箱のような汽車」と例えたことで有名ですね。この坊ちゃん列車、起終点の駅でグルッと回転することをご存知ですか?これは方向転換によるもので、内蔵する転車装置を使って運転手2人がかりで汽車を180度回転させます。
小さめの車両とはいえ、人の手で車両を回転する様子はインパクト抜群。古町駅も坊ちゃん列車の起終点なので、タイミングが合えば見ることができます。方向転換にタイミングを合わせたい人は、坊ちゃん列車の運行ダイヤを参考にして訪問しましょう。
このほか、松山市駅前や道後温泉駅でも見ることができます。
古町駅は、松山の主要観光地から約5〜25分で行くことができます。
JR松山駅前から・・路面電車で約5分(1・2系統)
松山市駅前から・・路面電車で約10分(1・2系統)
松山市駅から・・・高浜線で約3分
道後温泉駅から・・路面電車で約25分(上一万で5系統から2系統へ乗り換え)
文学と鉄道の歴史を同時に味わえる、古町駅。ぜひ足を運んでみてくださいね。
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(2024/5/8更新)
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