夢で見た黒煙の世界が広がる!静岡「大井川鐵道」撮影地15選

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夢で見た黒煙の世界が広がる!静岡「大井川鐵道」撮影地15選

夢で見た黒煙の世界が広がる!静岡「大井川鐵道」撮影地15選

更新日:2017/05/01 17:37

木村 優光のプロフィール写真 木村 優光 和風景写真家、夜景愛好家

毎日SL列車が走ることで有名な「大井川鐵道」ですが、沿線風景もSLに合わせてレトロな風景が広がっています。特に「大井川鐵道」の各駅は、沿線住民の方々が四季折々の花を植えるなどして非常に綺麗に手入れされており、昭和レトロの駅舎に合わせてどの方角から見ても非常に絵になるスポットの数々!そこへのSLやレトロな車両が入線してきたら、シャッターチャンス!昭和色濃い「大井川鐵道」を訪問してみよう!

中核の「新金谷駅」、秘境の「神尾駅」、のどかな「福用川付近」

写真:木村 優光

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「新金谷駅」は大井川鐵道の中で中心的な駅です。「大井川鐵道」本社がある関係で、会社機能はほとんどここに集約されています。SLや客車、電車などのねぐらや整備工場もあり、昼下がりはたくさんの列車が休息している姿を見ることができます。

学校が休みになる時期は、車庫内が解放され、見学ができるようになります。(有料500円)普段見ることができないSLを間近で見ることができるだけでなく、点検シーン、そして記念撮影など、お子さんにとっては夢のような時間になるでしょう。

写真:木村 優光

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「神尾駅」は「大井川鐵道」(井川線を除く)の駅の中で一番秘境駅と言って良いくらいの駅周辺風景が広がります。駅から北東へアクセスする道沿いには小さな集落がありますが、それ以外は基本的に山や茶畑のみ!大井川沿いの国道から「神尾駅」へアクセスしようとしても、わかりにくい交差点から国道を外れて、小さい山道を下るのみ!

しかし「神尾駅」の良さと言えば、駅ホームの真向かいは大井川で、その反対側は崖となっていますが、その崖側には信楽焼の狸がたくさん並べられていて、通称たぬき村と呼ばれています。その数約35体!

そして駅周辺には何もないことから、列車の写真を撮るのには非常に都合の良い駅周辺と言えます。ただし、駅へのアクセス道から外れると崖となっていますので、むやみに道路外に進入しないこと!転落の恐れがあります。

写真:木村 優光

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「神尾駅〜福用駅」には福用川を渡る鉄橋があります。ちょうど福用川が大井川に合流する付近ですが、福用川の両岸からは川を渡る大井川鉄道の列車の写真を撮ることができます。道路からも近くお手軽撮影地ですので、気軽に撮影したい場合はオススメ!

写真のように短い編成のSL列車ですと、収めやすい撮影地です。背後には茶畑とローカルムードあふれる集落が収まり、お手軽にもかかわらず昭和風の1枚を収めるのには文句なしの撮影地!

「家山駅」周辺の撮影地

写真:木村 優光

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「福用駅〜家山駅」には線路沿いに桜が植えられている関係で、春先は満開の桜並木になります。この桜並木は家山川を越えて家山駅へと続いていますが、列車とのコラボレーションを楽しむのであれば、家山川以南の区間がおススメ!

といっても、国道473号線が家山川を越える手前付近がベスト撮影地!国道沿いからの撮影になりますが、満開の桜を背景にSLが走ってくれば、昭和レトロな1枚になります。なお国道には歩道があるものの狭いため、車の通行には十分注意しましょう。

写真:木村 優光

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お次は上で紹介した撮影地のすぐ北側にある「家山川鉄橋」です。実際に立つ場所としては家山川の河川敷!水量はさほど多くないため、水際まで寄って撮影してもよし、もしくは水辺ゾーンも含みたいのであれば、河川敷の土手から狙うのも良いでしょう。

遠くからSLの汽笛が聞こえてきて、ジョイント音が近づくとわくわくしますが、狙うは鉄橋を走るSLですので、ジョイント音が高音になり、迫力満点!思わず水辺で遊んでいる子供が手を振りたくなるシーンでしょうね。そんな様子を1枚に収めるのも良いでしょう。

写真:木村 優光

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「家山駅」はSL列車が全て停車する中核駅です。といっても駅ビルがあるわけでもなく、大きな街があるわけでもありません。大きい集落がある、とイメージしたほうが良いかもしれません。

駅舎の横からプラットホームを眺めてみると、ホームの奥側には桜並木があり、さらに背景には川根の山々が聳えます。これだけでも十分に懐かしさが蘇る風景だというのに、ここにSL列車が滑り込んできたら、さらなる懐かしさがこみ上げる方も多いはず!非常に絵になる「家山駅」です。ちなみにSL列車が響かせる汽笛とドラフト音が徐々に聴こえてくる様子は、非常に興奮するものがあります!

この「家山駅」は、懐かしい風景が広がる駅として、昭和映画やドラマのロケ地として使用されることがあります。特に戦時中の映画には頻出しており、「家山駅」全体像を見たことがある方であれば、すぐわかってしまうでしょう。

「抜里駅手前」の茶畑、駅前は茶畑「抜里駅」、花が咲き乱れる「地名駅」

写真:木村 優光

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「家山駅」と「抜里駅」の区間では、川根の山々を背景にして、茶畑の中をゆっくりと走り抜けます。春先や初夏の季節は美しい新緑と列車とのコラボレーションを楽しむことができる撮影地です。

写真は関西私鉄である南海電鉄から譲り受けたズームカーと呼ばれる車両で、南海電鉄時代は主に南海高野線の急行列車として、山間部を時速110kmで走り抜けた経歴の持ち主!第二の人生である「大井川鐵道」では急行列車ほどのスピードは出しませんが、レトロな風景の中、ゆっくりと走り抜けます。

背景も茶畑も車両も緑色ですが、こんな一コマを見れば、現代的なデジタル感は一切なく、子供の頃に見たような懐かしさが溢れる方も多いのではないでしょうか。特に小さい頃、南海沿線で育った方には非常に懐かしい風景に見えるでしょう。

写真:木村 優光

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「抜里駅」は茶畑の中にあるようなのどかな駅です。集落もありますが、それでも駅前ながらローカル気分を味わうことができます。駅舎周辺は周辺住民の方が綺麗に手入れされていて、季節ごとに花が植えられています。

SLのみならず、普通の列車でも花とのコラボレーションは自分が子供のころにタイムスリップしたかのような錯覚にとらわれ、童心に帰った気持ちで胸が熱くなります。駅舎も木造で年季が入っていますので一見の価値あり!

写真:木村 優光

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「地名駅」は日本一短いトンネルがあることで有名ですが、今回はトンネルではなく駅ホームの様子をご紹介!基本的に「大井川鐵道」の各駅ホームなどは、地元の方々が綺麗に手入れされていることが多く、この「地名駅」ももちろんのことそれに当てはまります。

季節ごとに咲く花を植えて、沿線風景に色彩を加えているかのようなホーム上に植えられた花たちは、列車に乗っている時も非常に心を気持ちよくさせてくれますが、ホームにて列車待ちしている時も温かい気持ちになります。そこへSL列車が滑り込んでくれば文句なしの昭和レトロムード!写真を撮らなかったらもったいないですよ。

レトロ色濃い「田野口駅」、SL発車シーンは必見「駿河徳山駅」、桜並木の「青部駅」

写真:木村 優光

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「田野口駅」は、どちらかというと終着駅である「千頭駅」に近く、山間部エリアにある駅です。写真の駅舎は保存用で、現存駅舎が別にあるのでは?と思われる方がほとんどでしょうが、正真正銘の現役!

ただ無人駅ですので、駅員が配備されいない関係上、駅機能としてはハテナマークが付きますが、それでもちゃんとした現役の駅舎には変わりありません。「家山駅」同様、昭和映画やドラマのロケが行われた経歴も持っており、見覚えある方も多いかもしれませんね。そして今後いつでもロケ撮影の申請が来ても良いように、常日頃、駅舎周辺を昭和レトロの状態で維持している「大井川鐵道」には脱帽です!

駅舎建家も木造で、昭和色は非常に濃く、駅名板の書体や裸電球がさらなる時代を感じさせてくれる、非常に貴重な駅のうちの一つです。レトロマニアの方は1日中「田野口駅」に滞在しても飽きないかもしれませんが、普通の方が訪問しても非常にインパクトがある駅舎です。

写真:木村 優光

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「駿河徳山駅」はSL列車の停車駅ですので、発車時に力強い煙を上げることがあります。これこそがSLの見所で、初めてお目にかかる人は大興奮間違いなし!この様子を駅北側の踏切から300mmクラスの望遠レンズを使用すると、写真のような構図になります。

また駅の西側に桜並木がある関係で、春先になると満開の桜を背景にSLが発車するシーンを見ることができます。桜とSLのコラボレーションは、昭和映画のワンシーンで出てきそうなアングルで、昭和レトロの代表として切っても切れない関係は必見!

写真:木村 優光

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「トンネルを出たら桜並木」そんな詩が聞こえてきそうな駅が「青部駅」。「駿河徳山駅」から列車に乗り、「青部駅」に差し掛かる手前でトンネルをくぐりますが、そこを出た途端、桜のトンネルが出迎えてくれます。

「青部駅」周辺は緑が多く、駅自体もローカル色が非常に濃い特徴があるため、春以外でも季節感を十分に味わうことができます。また駅からすぐのところには大井川にかかる吊り橋もありますので、渡ってみるのも良いですよ。

有名撮影地「大井川第二橋梁」、CMにも登場「青部駅〜崎平駅」、終着駅「千頭駅」

写真:木村 優光

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「青部駅」と「崎平駅」には「大井川鐡道」の沿線で比較的有名な撮影地の「大井川第二橋梁」があります。ロケーション的には山々に囲まれた大きな橋梁!これらを綺麗にまとめることができる撮影地としては、橋梁の東側に位置する広場です。国道からのアクセスも容易で、なおかつ、素晴らしい構図を撮ることができることで、お手軽気分で訪問するのも良いでしょう。

青々とした山を背景に鉄橋を渡るSLは力強さは去ることながら、非常に頼もしく見えます。昭和時代の初期、日本全国で見ることができたこのような光景も、今や「大井川鐡道」を含めて片手で数えるほどしか残っていません。訪問しやすいポイントですので必訪をオススメします。

写真:木村 優光

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上で紹介した撮影地から西側へアクセスしたすぐの場所に、茶畑の広がるエリアがあります。この茶畑は「崎平駅」まで続いており、その間、線路の真横には車が通ることができる道路があります。その線路と道路が出会う付近がベスト撮影地!金谷側から千頭に向けて「第二橋梁」を渡る、迫力ある列車の姿を狙うことができます。

この撮影地は自動車メーカーのテレビCMでもおなじみで、SLと軽自動車が並行して走るシーンが放映されたので、CMを見たことがある方ならすぐにわかるでしょう。「崎平駅」からも徒歩約5分以内と近く、車訪問でなくとも気軽に訪問できる撮影地です。

写真:木村 優光

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「千頭駅」は「大井川鐡道」本線の終着駅で、ここからさらに奥へ行く場合はアプト線へ乗り換えます。駅構内はとても広く、日中には構内で車両が休息しているシーンも見ることができます。

オススメの撮影地と言えば駅ホーム!SLが到着して乗客が降車するシーンは、昭和時代のターミナル駅のような光景に!そして駅構内を囲む一般道からも写真のような構図を撮ることができます。場合によっては井川線の列車も絡めることも可能!

昭和レトロな「大井川鐵道」沿線は探せば探すほど出てくる撮影地!

「大井川鐵道」(大井川本線)は全長39.5kmですので、上で紹介した撮影地の他にも様々なアングルで狙うことができる撮影地がたくさんあります。ただSLの走る時刻を見ると、訪問するスポットは限られてしまうため、事前にどのあたりで狙うかなどを下調べしておくと良いかもしれませんね。

なお、「千頭駅」以北は大井川鐵道アプト線が走っており、秘境駅が非常に多いことでも有名!その分見ごたえのある風景も非常に多く、特に水辺を絡めた撮影地の多さには驚くほど!SLの走らない空き時間を利用して、アプト線まで足を伸ばしても、良いかもしれませんね。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2006/05/03−2006/05/04 訪問

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