迫力満点の工場夜景が広がる!川崎市浮島町は工場萌えの聖地!

迫力満点の工場夜景が広がる!川崎市浮島町は工場萌えの聖地!

更新日:2016/08/16 14:03

木村 優光のプロフィール写真 木村 優光 和風景写真家、夜景愛好家
神奈川県川崎市の浮島町は、京浜工業地帯の中でも一番東京寄りに位置するエリアで、町の中を国道409号線と首都高速神奈川6号川崎線が南北に走り、車でのアクセスはピカイチ!そして浮島町中央エリアには精油工場がたくさん立ち並び、その様子は昼間でも異様な光景!夜間になるとその様子は未来都市へと化します!そこで浮島町周辺で見ることができる工場観賞ポイントを紹介します。異様な光景を肌で実感してみよう!

煌びやかすぎ!浮島町の中央に位置する精油工場設備群

煌びやかすぎ!浮島町の中央に位置する精油工場設備群

写真:木村 優光

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国道409号線や首都高速神奈川6号川崎線を、車で走ったことがある方はご存知でしょうが、浮島町の中央エリアは精油工場の設備群が林立し、360°どこを見ても基本的に工場設備だらけです。自分がどこからこの世界に彷徨い込んだのかわからなくなるほどの圧巻さは桁外れ!

この浮島町の工場群へは、国道409号線から一般道が数本西方面に伸びているので、迷わず入ってみよう!貨物列車の線路と並行する一般道へアクセスしてみると、道路の両側は煌びやかに光り輝く工場設備だらけ!やや距離があるため間近で見ることはできませんが、各工場の迫力に押されて大興奮になること間違いなし!

さらに進むと煌々とライトアップされた工場設備群が間近に現れ、それはもう思わず立ち止まって見てしまうほどの迫力!よく見てみると階層のある建造物には様々な機器が配置され、それらの機器を結ぶ無数の配管が張り巡らされているのがよくわかります。何に使う機器かわからなくとも、これらの機器が現在の日本を支えている一部であると考えながら見ると面白いかもしれませんね。

工場施設内への入口は配管で組まれた門のよう!

工場施設内への入口は配管で組まれた門のよう!

写真:木村 優光

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一般の人が立ち入ることができる道路沿いには、各工場内の私有エリアへと繋がる入口が設けられています。その入口には配管で組んだ門のようなものが設置されていて、その姿は各企業と一般道との境界線のようなもの!初めて訪問する人にとって、異様とも思える雰囲気でしょう。また、外灯に照らされた構造物の長い影が怪しさを増しています。

そんな配管で組まれた門ですが、入口に一歩でも踏み入れたらSFの世界に迷い込んでしまうかのようで、入るのを躊躇してしまうでしょう。しかし入口から先は企業関係者のみ立ち入ることができるため、入りたくてもここは我慢!絶対に立ち入らないようにしましょう。

ちなみに配管を道路のすぐ上に這わせてしまったら、大型車の通行ができなくなるため、門型にして高さを稼いで大型車の通行を可能にしています。様々な太さの配管が存在しますが、水、蒸気、油、空気、電線などが通る配管をひとまとめにして束ねたものなどがほとんどです。時折、配管から「シュー!」っと蒸気や空気が吹き出ることもあるため、初めての訪問の場合は驚くでしょう。

遠くを見ても工場だらけの光景に興奮は止まらず!

遠くを見ても工場だらけの光景に興奮は止まらず!

写真:木村 優光

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間近に工場施設が見えなくなったとしても、視界を少し先に変えてみると距離はあるものの、各工場の様々な施設が目に飛んできます。それは自分が林立する工場のど真ん中にいる証拠!そう考えると、もう現実に帰れないかも?!しかし安心してください。あくまでも現実の世界に林立している工場群ですので。

特に目立つものとしては、紅白カラーがよく目立つ煙突でしょうか。各工場施設の横には必ずといっていいほど設置され、工場で使用されたさまざまな液体を無害な水蒸気に変換して上空に発する姿は神秘的!そして周りの機器周辺に点灯するメンテ灯が紅白煙突を盛り立ててくれています。これを工場夜景美というのでしょうね。

メンテ灯も妖しく薄暗く光る物もあれば、LED光を用いた、非常に明るいものもあります。何を造っている施設かわからなくとも、最終的には身近なものとなって我々の元へとやってくる製品も中には含まれています。浮島町ですと真っ先に浮かび上がるのは石油やガソリンです。

ビッグサイズのダクトの入り組みは圧巻!日本冶金工場

ビッグサイズのダクトの入り組みは圧巻!日本冶金工場

写真:木村 優光

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浮島町の北側は小島町という地名で、町名こそ異なりますが、工場ファン一押しの日本冶金という企業さんが存在します。正面から見るとごく普通の工場ですが、裏側に回ると圧倒されそうな光景が広がっています。

首都高速神奈川6号川崎線の殿町ICから浮島方面へほんの少し走ると、小島町交差点がありますので、そこから西へ数十mアクセスしてみてください。進行方向右手を見ながら進んでいくと、突如現れるビッグサイズのダクト群!本数は少ないものの迫力満点のダクトが工場建家裏手に入り組んでいます。

写真には建家の側面に階段用の黄色い手すりが写っていますが、手すりの高さは建築基準から考えると、通常では1.1mです。ということは、ダクトの直径は約4mほど!ダクト内部にはどのようなものをどのような速さで流しているのか、全く想像つきません。そこが工場ファンを熱くさせる真髄なのでしょう。

工場マニアの聖地とも言える浮島町の工場萌え!

工場エリアが広がる川崎の海沿いですが、浮島町の他に代表的な工場観賞スポットとして千鳥町、水江町、夜光町などが挙げられます。しかし浮島町はそれらとはまた違った思考で工場を観賞できるポイントとして、工場ファンには人気のあるポイントです。理由としては昼間でも迫力のあるビッグサイズのダクト観賞スポットや、浮島町中心部にアクセスすれば、どこを見ても工場が視界に入ること!これに尽きます。

千鳥町などは定番ポイントが存在して、観光バスのツアーに組み込まれていたりしますが、浮島町は定番ポイントがあまりないため、さまざまなアングルの工場を見渡すことができます。好きな工場観賞スポットを探す楽しさもあるので、目的を持たずに工場観賞するだけでも十分に価値があると言えます。千鳥町との工場鑑賞の差異を探し出してみるのも面白いかもしれませんね。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2009/10/10−2010/12/30 訪問

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