神戸北野異人館「英国館」は夜にはバーになる 「キング・オブ・キングス」

神戸北野異人館「英国館」は夜にはバーになる 「キング・オブ・キングス」

更新日:2017/07/31 17:14

東郷 カオルのプロフィール写真 東郷 カオル 癒されたい系女子旅ライター、ラグジュアリーホテルライター
神戸きっての観光スポット、神戸北野異人館。うろこの家や風見鶏の館など見どころは沢山ありますが、どこも17時〜18時には閉館してしまいます。
ですが一軒だけ、閉館後にバーとして営業を開始するオトナの異人館が…。それは「英国館」。夜の名は「キング・オブ・キングス」。
日中は「英国館」として公開しているまさにその場所でお酒が楽しめるのです。今度の神戸旅行は是非大人の異人館を体験してみてください。

神戸北野異人館「英国館」

神戸北野異人館「英国館」

写真:東郷 カオル

地図を見る

「英国館」は、坂道の多い神戸北野異人館エリアの中でもアクセスしやすい場所にある人気の施設。北野坂を登ってすぐの場所にありますし、神戸の街を巡るシティ・ループの「北野異人館」の停留所もすぐそばです。

英国館が建設されたのは明治40年。イギリス人が建て、イギリス人が住んでいたコロニアル様式の洋館です。こじんまりした入口を入るとエリザベス女王も使っていたのと同型のダイムラーリムジン。建物裏手にはイギリスらしい美しいお庭が広がります。
お庭の入口にはマントが用意されていますので、これを羽織ってリムジンの前やお庭で記念撮影も楽しめます。

「英国館」閉館。「キング・オブ・キングス」開店。

「英国館」閉館。「キング・オブ・キングス」開店。

写真:東郷 カオル

地図を見る

「英国館」は神戸北野異人館の他の施設と同じように日中は入館料を払って見学することができます。館内はバロックからビクトリア朝時代のアンティーク家具や調度品で飾られています。この調度品や装飾品を見学するだけでもじゅうぶん満足できる施設です。

写真は1階のバーカウンター。19世紀ビクトリア時代に英国貴族の館にあったものです。

「英国館」に入館した人にとっては単なる見学対象の一つにすぎませんが、実は「英国館」閉館後にオープンする「キング・オブ・キングス」ではこのバーカウンターでお酒が飲めるのです…。お酒が飲めるエリアは1階のこのバーカウンターと、写真の突き当りのテラス席、そして写真では写っていませんが右手の居間(ラウンジ)の3カ所です。

「キング・オブ・キングス」は知ってる人だけの特別なバー

「キング・オブ・キングス」は知ってる人だけの特別なバー

写真:東郷 カオル

地図を見る

バーを利用する人は入館料が不要ですので、入口でバーを利用する旨を伝えましょう。バー利用の証明書のようなカードが手渡されます。そのかわりバーを利用するとチャージがかかりますので、実質入館料のようなものと考えましょう。どっちみち支払うなら、英国館はバータイムに利用するのが特別感があっておすすめ。

写真は先ほどのバーカウンターの右奥にある居間(ラウンジ)。低めのソファーセットが並び、席と席の間隔もゆったり。イギリスのどっしりとした調度品を使っているため、多くの席数を用意することが困難。数組入れば満員です。ものすごく贅沢な空間を少人数で使えますので特別感はハンパないです。

ガヤガヤしておらず、一人旅の女性でも安心して気軽に利用できる穴場のバーです。

「英国館」は夜に行く大人の異人館と心得よう

日中の観光スポットとしてのイメージが強い神戸北野異人館。ですが「英国館」の醍醐味は夜!
あまり知られていませんので混雑することはありませんが、席数が少ないので、その点は注意が必要です。
たまに貸切になっていることがありますのでHPで確認すると良いでしょう。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/06/02 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -