ベトナム旅はカフェでまったり!必飲の本場ベトナムコーヒー

ベトナム旅はカフェでまったり!必飲の本場ベトナムコーヒー

更新日:2018/07/26 19:45

沢木 慎太郎のプロフィール写真 沢木 慎太郎 放送局ディレクター、紀行小説家
これを飲むために、わざわざ高い飛行機代を払ってベトナムに観光旅行に行く価値があるのが、ベトナムコーヒー。日本じゃ考えられないような深〜い苦みと、濃厚なチョコレートのような甘さがたまらない!ベトナムで生きていくためには、なくてはならないベトナムコーヒー。その類まれな味にハマり、カフェでまったり!ベトナム旅を最高なものにしてみませんか?

コーヒー大国のベトナム!カフェでまったり過ごすのが好き

コーヒー大国のベトナム!カフェでまったり過ごすのが好き

写真:沢木 慎太郎

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こちらは首都ハノイの旧市街ですが、街角ではカフェが多く見られます。世界のコーヒー豆の輸出量をみると、1位がブラジルで、2位がなんとベトナム。ベトナムは、実はコーヒー大国なんです!ベトナム人は、カフェでコーヒーを飲みながら、まったりするのが大好きなのです。

強い苦みと単調な味わいのロブスタ

強い苦みと単調な味わいのロブスタ

写真:沢木 慎太郎

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こちらは、コーヒー店のようす。ベトナムでは最近、エチオピア原産のコーヒー豆(アラビカ種)が増えていますが、圧倒的に多いのが昔から栽培されているコンゴ原産の豆(ロブスタ種)。

ロブスタは強い苦みと麦茶のようなすっきりした味わい。アラビカよりも単調で、カフェイン量も多く、しかも低価格なのが特徴です。

ちなみに、日本では缶コーヒーにロブスタが混ぜられていることがありますが、レギュラーコーヒーではあまり見かけません。

深〜いコクと、芳醇な香り!濃厚な甘さもたまらない

深〜いコクと、芳醇な香り!濃厚な甘さもたまらない

写真:沢木 慎太郎

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そして、こちらがベトナムコーヒー。深〜いコクと、芳醇な香り。強烈な苦みが舌を刺激します。それよりも、口の中いっぱいに広がるのが、濃厚なチョコレートのような甘さ!

砂糖やミルクではなく、コンデンスミルクを使うのがベトナムコーヒーの大きな特色。カップの底にコンデンスミルクが大量に沈み込んでいて、スプーンでかき混ぜると、深〜い苦みに加えて、たまらないほどの甘さが舌の上に広がってきます。

ドリップするコーヒーの香りも楽しみ

ドリップするコーヒーの香りも楽しみ

写真:沢木 慎太郎

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ベトナムでコーヒーを注文すると、ご覧のようにアルミ製のフィルターをグラスの上に乗せて、テーブルに運ばれてくることがあります。
フィルターの底には細かい穴があり、ここからコーヒーがぽたぽたとグラスの中に落ちていく仕組み。

コーヒーの粉が穴をふさぐので、抽出には5〜10分ほどの時間がかかり、濃厚でコクのあるコーヒーが。この時間がベトナムコーヒー好きにはたまらない!ゆっくり時間をかけてドリップするコーヒーの香りを楽しみましょう。

また、アルミ製のフィルターは店に売っているので、ベトナム土産にもぴったり!

アイスコーヒーはベトナム人にも人気!

アイスコーヒーはベトナム人にも人気!

写真:沢木 慎太郎

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熱帯・亜熱帯のベトナムでは、アイスコーヒーが人気。熱い湯で抽出されたコーヒー(グラスの底には濃厚なコンデンスミルク)を、氷の入ったグラスに注げば、これでアイスコーヒーが完成!

濃厚な苦みと甘みが氷で薄まるのを味わうのも、ベトナムコーヒーの楽しみ方です。ベトナム人と語り合うには、なくてはならないベトナムコーヒー。ベトナムへの観光旅行で素敵な出会いがあれば、一杯のコーヒーで楽しく盛りあがってみてはいかがでしょうか?

おわりに

ベトナムはフランスに支配された歴史を持ち、フランスパンにハムや卵焼き、トマト、香草などをはさんだバインミー(サンドイッチ)といった独特な文化が見られます。ベトナムコーヒーも、その一つ。19世紀に、一人のフランス人宣教師がコーヒー豆を持ち込んできたのがきっかけ。コーヒーの栽培も始まり、今ではコーヒー大国となりました。

ベトナムコーヒーは最初飲んだ時は、「変わった味だな」と思いながらも、何度も飲むうちに忘れられない濃厚な味わいに。ベトナムの旅で、本場のコーヒーを味わい、陽気で気さくなベトナム人とカフェで触れあい、ベトナムの観光旅で最高の想い出を作ってみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/06/10 訪問

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