東京「よみうりランド」聖地公園は霊験あらたか“妙見菩薩”に会えるパワースポット

東京「よみうりランド」聖地公園は霊験あらたか“妙見菩薩”に会えるパワースポット

更新日:2016/06/29 10:02

大観覧車や絶叫マシン、バンジージャンプなどなど…子供から大人まで楽しめる多彩なアトラクションや可愛いアシカショーで人気の東京多摩の遊園地よみうりランド。その奥に北辰の尊神「妙見菩薩」を祀るパワースポット、聖地公園があります。ここは他にもお釈迦様の聖髪を祀る釈迦如来殿(パゴダ)や江戸時代造立の「多宝塔」などが立ち並ぶミステリアス・スポット。遊園地も聖地もまるごと、ご家族でエンジョイしちゃいましょう!

空中散歩「スカイシャトル」で遊園地「よみうりランド」へGO!

空中散歩「スカイシャトル」で遊園地「よみうりランド」へGO!
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京王線「よみうりランド」駅から、ゴンドラ「スカイシャトル」で、空からの景観を楽しみながら「よみうりランド」入園口へ行けちゃいます。まずはこれが楽しい!もちろん、お車で行かれる方のためには大駐車場も完備しています。

ちびっこ向けから大人向けまで、40を超えるアトラクションがあり、お子様も大人も楽しめる遊園地。わんぱく鉄道オリヴァーから高さ160mの大観覧車、絶叫バンデット、立ち乗りループコースター、バンジージャンプまで…このそばでは歓声やら絶叫やらが絶えません。

このように楽しさあふれるよみうりランドですが、今回ご紹介したいのは「よみうりランド」の奥に位置する、知る人ぞ知るミステリアス・パワースポット「聖地公園」。特に釈迦如来殿(パゴダ)や北辰の神様「妙見菩薩尊神像」は必見です。

日本中のお寺を巡り歩いても、なかなかお目にかかれることのない「妙見菩薩像」ですが、よみうりランドの妙見様は、妙見菩薩像としては日本唯一の重要文化財。国内随一の妙見菩薩尊像と申し上げて過言ではないでしょう。

神聖・静寂な聖地公園…釈迦如来殿にはお釈迦様の聖髪が納められている!

神聖・静寂な聖地公園…釈迦如来殿にはお釈迦様の聖髪が納められている!
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聖地公園のシンボルは釈迦如来殿(パゴダ)。スリランカの寺院を模した御影石で造られたという殿堂です。中には2500年前に入滅した釈迦の仏舎利(骨)と聖髪が納められています。お釈迦さまの聖髪は、日本ではよみうりランドにしかないといいます。
釈迦如来殿内は誠に厳か…合掌せずにはおられません。

パゴダの階段の麓に「多宝塔」。江戸時代初期(17世紀)に造られた塔とのことで、兵庫県の「無量寿院」にあったものを昭和39年に移築したものと云います。シックで厳かな塔ですが、見上げると真上をゴンドラが通っていく。このアンバランス感も、よみうりランドならではの光景です。

古より霊験あらたかで知られる北極星(北辰)の神様…妙見大菩薩

古より霊験あらたかで知られる北極星(北辰)の神様…妙見大菩薩
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北辰(北極星)・北斗(七聖)を神座とする信仰を「妙見菩薩信仰」と呼びます。仏神となった妙見様でしたが「天」とはならず「菩薩」となりました。

「我れ、北辰菩薩にして名付けて妙見という。今、呪文を説きて諸の国土を擁護せんと欲す(七仏八菩薩諸説大陀羅尼神呪経)」という言葉がその性格を表します。名を「妙見=優れた視力の意味で、善悪や真理をよく見極める者」と改められたのです。

中世においては豪族「千葉氏」が妙見菩薩を一族の守り神として祀り、源頼朝も帰依したという。日蓮聖人も「妙見菩薩」を重んじたことから、日蓮宗の寺院に祀られることも多いのです。

この妙見菩薩尊像は鎌倉時代の制作で、伊勢神宮外宮の妙見宮に祀られていたものと云います。甲冑をつけ、右手に剣を持っています。表情はあくまで柔和で、温容と力強さを兼ね備えた尊像です。

霊験あらたか、平安時代の聖観音菩薩様(重要文化財)

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よみうりランドには、妙見菩薩像の他にもう一つ重要文化財、聖観世音菩薩が祀られています。平安時代前期(820〜850)に彫刻されたこの尊像、桧の一本彫で彫られた尊像で、昭和25年に重要文化財に指定されました。京都府長岡京浄土谷の楊谷寺に伝来した尊像。さすがに平安時代前期の制作、彩色は落ちていますが一時は国宝に指定された聖観音菩薩像です。よみうり観音と称されます。

よみうり観音の傍らには、仏教八宗の宗祖像がならんでおり…さながら日本仏教サミット。
融通念仏宗:良忍上人、日蓮宗:日蓮聖人、曹洞宗:道元禅師、臨済宗:栄西禅師、浄土真宗:親鸞聖人、浄土宗:法然上人、真言宗:弘法大師、天台宗:伝教大師……これらの聖人・大師を一度に拝観するのも圧巻です。

不思議なインカ帝国の石像と2000万年前のウッドオパールにもびっくり

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よみうりランド、他にも不思議がいっぱい。巨人軍の野球場を見下ろしながら聖地公園をさらに奥に進むと…不思議発見!いくつか面白いものに遭遇できます。

元々は京都御所にあったという風情豊かな高麗門や、2000万年前のものという「ウッドオパール」。さらにはペルー政府から寄贈されたという2000年前の「インカ帝国の国宝の石像」…なんでここに?というようなものがぶっきらぼうに置かれているので驚きます。

よみうりランド聖地公園で、ちょっとした不思議を体験ください。

妙見様は「開運」と「ご家族の守り神」

自然豊かな緑に包まれた聖地公園。蛍の生息する涼やかな小川の小路を通り抜けて行きますと、その先には、崖上のパゴダの横から流れ落ちる滝があり、東南アジアのジャングルを思わせる、正に聖地らしい雰囲気。

空上にはゴンドラ、ふりかえれば絶叫コースター…前にはパゴダの屋根が見え、多宝塔も見えてくる。お釈迦様の聖髪に妙見大菩薩。おまけに巨人軍の野球場まで覗けちゃうのですから、まさにミステリアス・パワースポット。

妙見大菩薩は「開運」とご家族の「守護神」。遊園地をエンジョイすることと合わせて、心弾むそして心安らぐ1日になります。きっと。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/06/17−2016/06/27 訪問

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