写真:沢木 慎太郎
地図を見るタイ王国の首都、バンコク。その正式名称はとても長く、タイ人も覚えられない。タイ人は、「マイペンライ」という言葉が好きですが、これは“問題ない、気にしない”という意味。細かいことにいちいち気にしないのは、タイは蒸し暑くていろんなことを深く真剣に考えていたら余計にイライラ暑苦しくなるからです。
そんなタイ独自の文化は、きらびやかでド派手な黄金寺院にも見ることができます。そこで、バンコク観光を遊ぶ必見のスポットは、ずばり仏教寺院の『ワット・ポー』。タイ語で“ワット”はお寺のこと。ポー寺では、リラックスしたお顔の巨大な黄金の仏像が横たわり、その穏やかな表情に見ている側もウトウトしてきます。
奈良や鎌倉の大仏は精かんで、まじめな顔をしていますが、同じ仏教国のタイでは、リラックスした姿こそが“悟(さと)りの境地”を表すものとして崇拝されています。ちなみに、ワット・ポーのお坊さんにカメラを向けると、ピースサインしてくれることも。スマホをしながらお経を唱えているお坊さんも目撃!これは、リラックスしすぎ!?
※ワット・ポーでは、タイ古式マッサージの学校があり、ここで学ぶ生徒さんがマッサージをしてくれます。伝統的なタイマッサージを受けることができ、とても気持ちいい。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る続いてのバンコク観光の遊び方のおすすめは、安くておいしいタイ料理を楽しむこと!最近はスーパーや高級デパートのフードコートのレベルが上がり、おいしくて安いタイ料理を食べることができます。
酸っぱいスープの「トムヤンクン」は有名。ですが、タイ風チキンライス「カオマンガイ」、タイ風焼きそば「パッタイ」、タイ風ラーメン「バミー」といった名物料理も。外せないのは鶏の炭火焼「ガイヤーン」。ジューシーで肉厚の鶏肉はたまらくおいしい!
そして、バンコクでぜひ味わっていただきたい料理が「プーパッポンカリー」。大きなカニをカレーで炒めたもので、タイならではの豪快な料理です。甘めのカレーと卵をたっぷり入れたソースはマイルドでクリーミー。
プーパッポンカリーが食べられる店は多いですが、その中でもイチオシの店は「ソンブーン」店。“プーパッポンカリーの元祖”といわれる超人気レストランで、小泉元首相や秋篠宮殿下も訪れたことのある名店です。
バンコクで、“観光で体験してみたいこと”のトップを占めるのが「ルーフトップバー」。つまり、ホテルの屋上階(ルーフトップ)に設けたバーのこと。オープンエア形式のハイセンスなバーが次々と誕生し、バンコク観光の究極の遊び方として今や大人気の観光スポットなのです。
視界360度、ぐるりと素晴らしい夜景が眺望できる「ルーフトップバー」は、ガラス板を隔てただけで、ひょいと顔をのぞかせると、そこは断崖絶壁。防護柵など安全対策はなく、落ちても知らない。それは自己責任で。日本では到底、考えられないような構造のバーですが、“マイペンライ”といったタイならではの精神にもとづいた奇跡のバー。
この火付け役となったのが最高級ホテル「バンヤンツリー・バンコク」の61階にある『ヴァーティゴ&ムーンバー(Vertigo & MOON BAR)』。
そして、一番人気のルーフトップバーが、5つ星ホテル「ルブア アット ステート タワー」の地上63階、247メートルに設けたレストラン『シロッコ(Sirocco)』と、スタンディングバーの『スカイバー(Sky Bar)』。
いずれも、人気を二分するバンコクで超人気の絶景ルーフトップバーなので、ぜひお出かけください。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る続いては、夜遊びのススメ。昼間は暑〜いバンコクでは、涼しくなる夕方から行動するのが賢明です。そこで、夜遊びの旬な観光スポットが、巨大ショッピングタウンの「アジアティーク・ザ・リバーフロント」。
バンコクの中心を流れるチャオプラヤー川の船着き場跡にオープンしたナイトスポット。昔ながらのナイトバザールを現在風にアレンジしたもの。レンガ倉庫を利用したお洒落なブティックやリバーサイドでディナーを楽しめます。
ニューハーフショーや人形劇が楽しめるレストランなどもあり、“わくわく感”“どきどき感”がたまらない、今やバンコクの旬の観光スポット。バンコクの夜のショッピングは、中心街の「サイアム・パラゴン」や「セントラル・ワールド・プラザ」といった高級デパートに限られていました。しかし、アジアティークが誕生したことで、ナイトライフがとても豊かなものに。安心して深夜まで楽しむことができるナイトスポットです。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る最後に、バンコク観光を最高に楽しむお土産を。女性に喜ばれるお土産といえば、タイブランドの「NaRaYa」のバッグ。大きなリボンが付いている可愛いコットン・サテンバッグです。
バラマキ土産では、「ハーン(HARNN)」の石鹸のほか、ドリアンチップスやタイ限定のお菓子など豊富にあるのですが、イチオシのタイ土産は、タイ・シルク。その中でも世界的にも有名なブランド『ジム・トンプソン』は美しい色彩と上質な質感があり、老若男女を問わず、誰からも喜ばれるタイのお土産です。
『ジム・トンプソン』はさすがに高いのですが、バンコク中心部からやや外れたところにジム・トンプソンのアウトレットショップ(ジム・トンプソン・ファクトリー・セールズ・ソイ・スクンビット93)があり、通常よりも3〜7割も安く購入することができます。
色彩豊かなスカーフやハンカチ、ネクタイをはじめ、婦人服やバッグも豊富。さらに子ども服の種類も多く、ゾウのぬいぐるみなど可愛い雑貨もそろっているので、ぜひ足を運んでみて下さい。
バンコクに観光で訪れるのなら、異国情緒あふれる豪華なホテルで南国のリゾート気分を味わいたいもの。おススメは美しい夕日や夜景を楽しむことができるリバーサイドのホテル。『マンダリン オリエンタル バンコク』『シャングリ・ラ ホテル バンコク』『ミレニアム・ヒルトン・バンコク』『ザ・ペニンシュラ・バンコク』『ロイヤル・オーキッド・シェラトン・ホテル&タワーズ』といった名門ホテルでは、チャオプラヤー川の流れを見ながら、ラグジュアリーな至福の時間を過ごすことができます。
最後に、バンコクの天気は、4〜5月が最も暑く、最近は45℃になることも。しかし、日本の夏のようなジメジメした湿気はなく、カラッとしているのが特徴。6〜10月の雨期ではほぼ毎日、数時間の激しい雨が降ります。ベストシーズンは11〜5月の乾期。特に11月中旬からの約2カ月間は爽やかで涼しい。
なお、今回、ご紹介したワットポーやルーフトップバー、リバーサイドホテルなどの詳しい内容については別途、記事にまとめていますので、ご興味のある方はリンクからのぞいてみて下さい。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/4/19更新)
- 広告 -