ロマンチックな雰囲気が最高!夜の東京「隅田川」河口付近

ロマンチックな雰囲気が最高!夜の東京「隅田川」河口付近

更新日:2017/05/01 19:05

木村 優光のプロフィール写真 木村 優光 和風景写真家、夜景愛好家
東京都区内の北部を流れる「隅田川」は、北区の赤羽付近で荒川から分岐し、中央区と江東区の境目付近で東京湾に注ぎ込みます。河口の手前付近は下町らしい雰囲気が残るエリアであると同時に、川沿いには綺麗で雰囲気のある公園がたくさん存在します。ドラマや映画、CMなどのロケ地も多く存在し、スクリーンを通して見たことある公園も多いはず!そこで夜景が綺麗で、なおかつ雰囲気の良い公園を4つ紹介します。

永代橋の江東区側に位置する眺望の優れた「永代公園」

永代橋の江東区側に位置する眺望の優れた「永代公園」

写真:木村 優光

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「隅田川」沿いに設けられた公園は数え切れないほど沢山ありますが、「永代公園」はその名のとおり永代橋の真横に位置するため、永代橋を間近で見ることができる公園です。雰囲気も持ち合わせた公園ですので、テレビドラマのロケ撮影に使われることもしばしば。

夜間は、ライトアップされた永代橋とともに、隅田川をゆく屋形船も見ることができます。これら二者を絡めながら夜景を楽しむと、下町らしい雰囲気を味わうことができます。

「永代公園」から見ることができるメインディッシュとしては、対岸の佃島に林立するリバーシティー21とよばれる高層マンション群!写真の構図は、様々なメディアに取り上げられたほど!

右側の綺麗なライン状の橋は中央大橋で、女性的なスタイルが非常に美しく、リバーシティー21とのコラボレーションは、都会派夜景の真髄を思いっきり見せてくれます。実に素晴らしいですね!

永代橋の江東区側に位置する眺望の優れた「永代公園」

写真:木村 優光

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なお、「永代公園」の永代橋袂付近には、早春に咲く桜の代名詞として、大寒桜が植えられている関係で、3月中旬にはライトアップされた永代橋と大寒桜が咲き乱れる様子を同時に見ることも可能!その様子は永代橋が春の訪れを喜んでいるかのようで、見ている我々も自然と笑顔になりますよ。

ただ、大寒桜はライトアップされていないため、写真を撮る場合は照明を当てるかストロボ撮影などを行って、明暗の差を無くす必要があります。そうでないと、永代橋はきれいに写っているにもかかわらず、大寒桜は真っ暗になってしまいます。

永代橋の江東区側に位置する眺望の優れた「永代公園」

写真:木村 優光

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ドラマのロケ地として頻繁に使用される「越中島公園」

ドラマのロケ地として頻繁に使用される「越中島公園」

写真:木村 優光

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隅田川沿いでTVCMやドラマでよく使われる公園のうちのひとつが「越中島公園」。ライトアップされた永代橋をバックとして撮影されたドラマなどは、ほとんどこの公園で撮影されたものが多いです。したがって、実際に訪問すれば、ドラマなどの名シーンに出た気分を味わえ、自分がドラマの主演になりきってしまうかも?

公園形状は隅田川(豊洲運河)に張り付くように細長く、目の前にそびえ立つ、佃リバーシティー21のインパクトが非常に大きく感じるでしょう。さらに、永代橋、相生橋などの特徴的な橋を望むことができます。雰囲気もムードも最高!素敵な夜を過ごすには最適です。

夏場は屋形船が園内の目の前を頻繁に通り過ぎて行き、水の都らしい下町情緒も体感可能!人も少なく大切な人と二人っきりになりたい場合には非常にオススメ!おしゃれなベンチも多いため、座りながら夜景を楽しみましょう!

ドラマのロケ地として頻繁に使用される「越中島公園」

写真:木村 優光

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相生橋の中央部にひっそり佇む雰囲気抜群の「中の島公園」

相生橋の中央部にひっそり佇む雰囲気抜群の「中の島公園」

写真:木村 優光

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「越中島公園」のお隣でなおかつ、相生橋の中央部に位置する中洲状の公園が「中の島公園」です。両側間近を隅田川から別れた豊洲運河が流れるため、まるで水面にいるかのよう!公園敷地面積は狭く、こんなところに公園があったの?とつぶやいてしまうような立地です。

相生橋の中央部にひっそり佇む雰囲気抜群の「中の島公園」

写真:木村 優光

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相生橋から公園に入ってみると、その視界の良さに驚くことでしょう。園内は相生橋を境に南北にエリアが分かれているのですが、北側の最端部からは永代橋などを見ることができ、逆側の南側最端部からは豊洲方面のビル夜景を見ることができます。特に南側からの様子は下町のマンハッタン状態!南側には写真のようなモダンな形状の東屋がありますので、座りながら下町のマンハッタン夜景を堪能しましょう!

相生橋の中央部にひっそり佇む雰囲気抜群の「中の島公園」

写真:木村 優光

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なお、南北どちらも人がほとんどいない穴場スポットですので、大切な人と二人っきりになりたい場合はオススメ!時折目の前を屋形船が通過していくシーンもマンハッタンなのか下町なのか、頭の中がごちゃまぜになるところも面白いでしょう。公園入口は相生橋を挟んで南北両方にありますが、園内南北両エリアは相生橋の下で繋がっており自由に行き来することができます。

佃リバーシティー21のお庭と言っても過言ではない「石川島公園」

佃リバーシティー21のお庭と言っても過言ではない「石川島公園」

写真:木村 優光

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「石川島公園」は佃リバーシティー21と呼ばれる高層マンションの目の前にある、雰囲気の良い開放的な公園です。園内最北端部は上空から見ると突起状の地形で、その先端によって隅田川と豊洲方面へ流れる豊洲運河とに分断されます。この最北端周辺はパリ広場と呼ばれ、モダンな形状のモニュメントが置かれていて、非常におしゃれな空間となっています。

佃リバーシティー21のお庭と言っても過言ではない「石川島公園」

写真:木村 優光

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公園領域は他の隅田川沿いの公園に比べて非常に広く、西は中央大橋の袂、南は相生橋から約200m南下した付近まで続いています。写真は相生橋の南側から撮ったもので、豊洲運河の先には豊洲のビル街が立ち並んでいます。中の島公園からは下町のマンハッタンのように見えますが、こちらからは園内雰囲気を含めると未来都市のよう!

佃リバーシティー21のお庭と言っても過言ではない「石川島公園」

写真:木村 優光

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目の前を鮮やかにライトアップされた屋形船が通れば、夏場は愉快な笑い声が船内から聞こえてきて、見ているこちらまで楽しくなってしまうことも。また目の前の相生橋のライトアップや、少し離れた中央大橋や永代橋のライトアップも見ることができ、まさしく水の都の中の公園!

隅田川河口付近は雰囲気の良い公園だけではない!

上で紹介した「石川島公園」から佃方面までアクセスすると、下町色の濃い路地裏エリアが広がっています。車の入ることができない路地裏に1歩踏み入れてみると、石造の防火水槽や木造家屋などがたくさん残っています。

また、もんじゃ焼きで有名な月島の街も目と鼻の先です。月島も佃同様、路地裏が非常に多く、あちこちで昭和の風景を見ることができるため、昼間はもんじゃ焼きを食すついでに立ち寄ると良いでしょう。

掲載内容は執筆時点のものです。 2010/03/13−2010/05/04 訪問

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