金沢近郊で楽しめる!夜景と夕暮れオススメ無料スポット5選

金沢近郊で楽しめる!夜景と夕暮れオススメ無料スポット5選

更新日:2016/06/02 11:11

Mayumi Tのプロフィール写真 Mayumi T 金沢出身の歴史探索家、B級グルメマニア、北陸の旅先案内人
北陸新幹線が開業し、観光などで訪れる人々が多くなった金沢。首都圏からは最短で約2時間半弱で訪れることができます。気軽に短期間で訪れることができるため、主なスポットを観光し、グルメを楽しんで慌ただしく帰途についてしまう人も多いのではないでしょうか。そんな金沢市内中心部から少しだけ足をのばしてみませんか。日本海に沈む美しい夕陽、幻想的なライトアップや夜景を眺めることができますよ。

金沢近郊の海岸へ

金沢近郊の海岸へ

写真:Mayumi T

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金沢市内の主な観光スポットを巡り、美味しい海鮮グルメを味わったら、ほんの少し足をのばして市内中心部からも車で約15〜20分程の「内灘(うちなだ)海岸」を訪れてみませんか。

この海岸は「のと里山海道」の起点にもなっている金沢市粟崎町(あわがさきまち)から、河北郡内灘町(かほくぐんうちなだまち)を経て「かほく市」に至るまでの、海岸線に位置する全長約9kmの「内灘砂丘」の一部となっています。

ここ数十年の間に海岸近くまで宅地化されていることから、周辺に住んでいる人でさえも、海岸や町一帯が砂丘の一部だということをご存知ではないかもしれませんが、砂丘独特の広大な砂浜、海浜植物などの豊かな自然、青い海、そして美しい夕陽を眺めることができます。

昼間の海岸もオススメですが、夕暮れどきになると清々しいくらいに爽快で真っ青だった空や海岸が、日が落ちてくるにつれ、ほんの少しずつ橙色に色づき始めていきます。そして刻々と日が落ちていくとともに、キラキラと輝く海の水面までもが、次第に橙色に染まっていきます。ぜひ、壮大な日本海に沈んでいく夕陽を眺めてみてはいかがでしょうか。

この海岸には2つの海水浴場があり、規模の大きい「内灘海水浴場」は、環境省「快水浴場百選」にも選定。夏の海開きシーズンには、お子様連れのご家族、グループ、カップルの方々でとても賑わっていますよ。

※海開きのシーズン以外は、駐車料金はかかりません。

金沢港の夕陽

金沢港の夕陽

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金沢港は、市内大野川の河口に位置する港湾です。1970年(昭和45年)に開港していますが、市内中心部からも車で約15分弱程。前述の内灘海岸からも近く、車で10分弱程です。

港の場所や日によっても違いますが、クルーズ船やフェリーなどの大型旅客船や貨物船、旅客船が停泊しています。海上自衛隊の護衛艦や海上保安庁の巡視船が一般公開される時にも、ここに停泊しています。

金沢港周辺でイベントなどが開催される際には、多くの人が訪れますが、それ以外はとても静かな所。大都市の港の風景とは違いますが、それでも停泊している小型船、向こう岸に見える街並みが、日が落ちていくにつれ少しずつ赤く染まっていく様子を、港の独特の風景とともに、潮の香りや潮風を感じながらのんびり満喫することができます。

※「金沢みなと会館」周辺で撮影。駐車料金は無料です。

恋人の聖地「LOVE&BEACH/サンセットブリッジ内灘」

恋人の聖地「LOVE&BEACH/サンセットブリッジ内灘」

写真:Mayumi T

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ここも内灘海岸から程近い「サンセットブリッジ内灘」。周辺には見晴らし台があり、西の方に内灘海岸、東には野鳥も訪れる「河北潟(かほくがた)」、快晴の日には立山連峰や白山が見渡せます。

近くの「道の駅 サンセット内灘」では美味しいソフトクリームが味わえ、付近に大型の海賊船遊具や芝生広場がありますので、小さなお子さま連れのご家族に最適。また「のと里山海道」の起点近くでもありますので、休憩の場としてもオススメです。

平成21年にはこの内灘海岸と「サンセットブリッジ内灘」周辺が、「LOVE&BEACH/サンセットブリッジ内灘」として「恋人の聖地」に選定されています。「サンセットブリッジ」では年間を通してライトアップが行われており、日が落ちる前から眺めているといっそう美しさが感じられます。

この橋は、金沢や石川の冬の風物詩でもある「雪吊り」をイメージしてつくられていますが、夕暮れどき、日が落ちてくるとともに橋全体が夕陽で赤く照らし出され、そして日が落ちてライトアップが始まると、今度はこの橋が暗闇の中に少しずつ幻想的に浮かび上がってきます。また毎時0分ちょうどになると、季節によって違うテーマカラーにも彩られますので、昼間、夕暮れどき、夜…と違った光景を眺められます。特に夕暮れどきに日が落ちていく様子と、夜の幻想的な景色とが両方美しいので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

※ライトアップ…日没後〜21時半(冬期21時)
「道の駅 サンセット内灘」駐車場で撮影。駐車料金は無料です。

石川県庁からの夜景

石川県庁からの夜景

写真:Mayumi T

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石川県庁は金沢市鞍月(くらつき)に位置し、19階はどなたでも利用できる展望ロビーがあります。窓がガラス張りなので、地上約80mからの景色を一望できます。

何といっても金沢は人口約46万人の地方都市。大都市からすると企業数も少なく、周辺には高層ビルなどはほとんどないので、大都市の高層ビル群などから眺める壮大な夜景をご存知の方には、とても物足りないかもしれません。

でも長い歴史を刻んできた金沢の街並みを散策した後にこの景色を眺めると、最近の近代的な金沢との違いを感じることができ、より金沢らしさを体感できるかもしれませんよ。

※展望ロビーは無料
来庁者用駐車場(600台)…駐車料金は無料。原則2時間以内。
利用時間(19階展望ロビー)…10時〜20時(1〜3月の平日は〜19時)

「ひがし茶屋街」のライトアップ

「ひがし茶屋街」のライトアップ

写真:Mayumi T

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金沢を観光などで訪れたら、多くの人が訪れる「ひがし茶屋街」。昼間の散策は勿論ですが、夕暮れどきから夜の時間帯の散策もオススメです。周辺の「主計町(かずえまち)茶屋街」とともに、年間を通して日没後からライトアップされますので、昼間とは違った情緒を楽しめます。

そして茶屋街の街並みとともに眺めておきたいのが、メインストリートの始まりともいえる所に位置する一本の柳の木。

遊郭と外界の境界に立つ「見返り柳」と呼ばれるもので、その昔ここを訪れた人たちが、まだまだ遊んでいたいという気持ちを抑えられず、帰り際にこの柳の下で遊郭を振り返った…。これが名前の由来となっているのだそう。

これは全国の遊郭でも見られた光景だそうで、当時の遊郭の入口などには柳の木がたくさん植えられていたのだとか。 「ひがし茶屋街」のこの柳の木もメインストリートとともに眺めると、より風情を感じることができるでしょう。特に雨の日などは石畳がしっとりとしていて、いっそう茶屋街の風情を満喫できます。

※ライトアップは日没後、常に行われています。

おわりに

金沢の歴史ある街並みとともに、夕暮れ時から夜にかけての近郊のおススメのスポットをご紹介しました。是非、定番の観光地とともに併せて訪れてみてはいかがでしょうか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/08/13−2016/05/08 訪問

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