写真:高橋 しゅう
地図を見る長野県湯田中温泉と群馬県草津温泉を結ぶこのルートは標高約1,000〜2,000mを中心に走る人気のドライブコースで、特に志賀高原の紅葉を楽しむメインルートでもあります。9月下旬になると標高の高いエリアから色づき始める志賀高原の紅葉は、標高差がある為に10月に入って約1ヵ月間、比較的長い間ルート沿いに楽しめることも特徴です。
赤や黄色に色づいた木々に囲まれた中を行く、ドライブは沿道のどこを見ても絵になる風景が広がり、あちらこちらで観光客がカメラを向けている姿を見かけます。
写真は2012年10月19日の標高約1,600m地点の様子です。
写真:高橋 しゅう
地図を見る志賀高原の中でも外せない紅葉ポイントの一つが潤満滝(かんまんだき)です。滝へは近づくことはできませんが、志賀草津高原道路沿いから徒歩2〜3分程度の地点に展望台があり(道路沿いに看板と駐車場があります。)、気軽に滝を遠望することができます。展望台から滝までの距離は1km位離れていますので、流れる水の迫力を感じることはありませんが、周囲を黄色や赤色で彩られた中を流れる滝の風景は、美しくとても絵になる光景が広がります。
写真は2012年10月26日の標高1,300m付近を流れる滝の様子です。
写真:高橋 しゅう
地図を見る志賀高原では池を巡りながらの散策も魅力の一つです。高原一帯には大小様々な池や沼が点在しており、コースにより手軽な散策ルートや山道を歩く本格的なハイキングルートが整備されています。春から秋にかけて楽しめるコースですが、やはり紅葉の中を歩けるシーズンが一番人気があり、特に池や沼の水面に映る紅葉も魅力的です。
そして志賀草津高原道路沿いにも池や沼が点在し、特に標高1,400m付近の一沼や標高1,600m付近の木戸池は手軽な紅葉スポットとして、多くの観光客が足を止めています。他にも道路沿いには小さく目立たないながらも絵になる沼や池を目にすることができ、自分なりのお気に入りの風景を見つける楽しみもあります。
写真は2012年10月19日の標高1,500m付近の丸池です。
写真:高橋 しゅう
地図を見る長野県と群馬県の県境となる渋峠にも近い「のぞき」からは志賀高原一帯と北信州の山々を眺望することができます。紅葉に彩られた森の木々や、見晴らしの良い日には長野市街地、そしてその背後に北アルプスを望むこともできます。絶好のビューポイントの「のぞき」では駐車場とレストハウスがありますので、車を停めてのんびり眺めを堪能できます。
より雄大なパノラマを楽しみたい方は、ここからスカイレーター(動く歩道)とリフトを乗り継いでさらに標高の高い横手山山頂(標高2,305m)へ行かれてみるのもお勧めです。
写真は2012年10月11日の「のぞき」からの眺望です。
写真:高橋 しゅう
地図を見る渋峠からさらに少し群馬県側へ進むと、日本国道最高地点(標高2,172m)があります。ここからは草津温泉街や上州の山並み等の群馬県側の眺めが良いポイントで、さらに空気が澄んで見晴らしの良い日には、浅間山の向こうに遠く富士山の山影が見えることもあります。お目にかかれることは決して多くはありませんが、条件的には天気の良い日の朝から午前中にかけて行かれるとチャンスがあると思います。尚、条件の良い日には同様に横手山山頂から富士山を眺めることもできます。
写真は2012年9月27日午前の眺望で、奥のほうに富士山が写っています。
志賀高原では10月が紅葉の見頃のメインとはなりますが、11月上旬でも志賀高原の麓の湯田中・渋温泉周辺では紅葉していますので、時期がずれても楽しめるエリアもあります。
紅葉の美しい志賀高原ですが、標高2,000mを超える地点では平地より10度以上気温が低くなり、9月下旬でも朝には霜が降りる程に冷え込むことがありますので、気温をチェックして防寒対策もしてお出かけ下さい。反面、10月下旬になると気候によっては山に冠雪があり雪化粧と紅葉の美しいコントラストを楽しめるチャンスもあります。(2012年は10月24日に志賀山に冠雪しています。)
尚、志賀草津高原道路は例年11月中旬になると渋峠付近を挟んで冬期閉鎖になり、降雪によってはさらに早い時期に長野県と群馬県の通り抜けが出来なくなりますので、道路情報も確認してからお出かけ下さい。(北信建設事務所、志賀高原観光協会のホームページ等に記載されています。)
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(2024/4/25更新)
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