花の寺と呼びたい!京都・智積院の紫陽花に桔梗、紅葉に雪景色

花の寺と呼びたい!京都・智積院の紫陽花に桔梗、紅葉に雪景色

更新日:2016/05/25 13:48

古都の U助のプロフィール写真 古都の U助 ブロガー
真言宗智山派の総本山、智積院(ちしゃくいん)は京都市東山七条にあり、京都駅からバスで約10分とアクセスも抜群です。
春は梅に桜、初夏は紫陽花、夏には蓮に桔梗と四季折々に美しい花が咲き、秋は紅葉もとても美しく、新緑の頃もまたしかり。どの季節も素晴らしく、見逃せません。
しかもご紹介するすべてのお花が無料エリアでお楽しみいただけるのです。行かないなんてありえない、選りすぐりの花暦をご紹介します!

とてもカラフル!紫陽花の花

とてもカラフル!紫陽花の花

写真:古都の U助

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お花の中でも特に人気が高いものの1つが紫陽花です。京都の市内には多くの見所がありますが、穴場的なおススメの1つが智積院です。
智積院の本堂にあたる金堂は、その周辺や裏に回りこんだ場所にたくさんの紫陽花が咲き、色とりどりの花を楽しむ事ができます。それ程混雑しない事もあり、ゆったりと観賞出来るのもおすすめしたい理由の1つです。

また、智積院は秋の紅葉も素晴らしいのですが、新緑の頃ももまた美しく、紫陽花の時期には境内のいたる所で青もみじも楽しめます。

金堂の桔梗紋と桔梗の花

金堂の桔梗紋と桔梗の花

写真:古都の U助

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智積院は別名桔梗寺と呼ばれるお寺で、その名の通り初夏から初秋(6〜9月頃)にかけて桔梗の花が見られます。また、お寺の紋も桔梗紋が使用されています。

もともと智積院の前身である祥雲寺というお寺が豊臣秀吉の家臣・加藤清正によって普請され、立派な寺院が建立されたということで加藤家の家紋にちなみ寺紋として桔梗紋を使用するようになったとされています。お寺のお堂や仏具などいたるところで桔梗の紋を目にすることができるので、ぜひ探してみてください。

明王殿&紅葉

明王殿&紅葉

写真:古都の U助

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秋の智積院の境内ではあちこちで紅葉が真っ赤に色づきます。
境内にはイチョウの木もあるので、赤以外に黄色の葉も楽しめる彩り豊かな光景となります。明王殿の他、鐘楼の周辺なども紅葉が多く、また有料の見学場所の「名勝庭園」もあり、そちらの紅葉もさすがの素晴らしさです。

頑張れば徒歩圏内となる東福寺は特に紅葉が有名で、大変な人だかりですが、こちらはそれほど人混みが酷くはなく比較的ゆったりと見ていただけます。

心静かに堪能したい、雪景色

心静かに堪能したい、雪景色

写真:古都の U助

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京都市内でも北部のお寺や山手のお寺と違い、京都駅からも近い智積院では雪が積もるというのはなかなかレアな風景なのですが、たとえ雪が積もっていなくとも雪が舞っている、というだけでお寺の風景はグッと雰囲気が変わります。

写真は金堂に向かう境内の中の参道で、この参道沿いに季節によって梅や桜、ツツジや桔梗なども咲きますが、雪が降るとまったく別世界のような光景で、まさに身も心も引き締まります。春と秋の色鮮やかな京都の風景も素晴らしいですが、一度は京都の雪景色も堪能していただきたいものです。

金堂&ソメイヨシノ

金堂&ソメイヨシノ

写真:古都の U助

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写真は金堂前のソメイヨシノです。
智積院はソメイヨシノのほか八重紅枝垂桜の木もあります。市バスの走る東大路通り沿いからも見える智積院の入り口に咲く八重紅枝垂桜も美しくて、前を通れば中へ入らずにはいられなくなるほどです。
ちなみに八重紅枝垂桜は例年ソメイヨシノより後に咲きます。

その他に

智積院には有料の名勝庭園があり、そちらも本当に美しいのですが、今回ご紹介した花景色はすべて無料のエリアです。その他梅の時期も特に素晴らしく、別記事でご紹介もしています。そちらもどうぞ参考にして、次回の京都旅行はどの季節にするか、ご検討下さい!

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/11/28−2016/04/03 訪問

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