クラクフでおすすめ!アンティークホテル「オルロフスカ タウンハウス」

クラクフでおすすめ!アンティークホテル「オルロフスカ タウンハウス」

更新日:2020/05/20 11:55

たぐち ひろみのプロフィール写真 たぐち ひろみ 大人の旅ソムリエ、魅力あるコスパ旅案内人
11世紀〜16世紀にポーランドの首都として栄えたクラクフは、日本の京都に匹敵する歴史の街。ユネスコ世界遺産に指定されている旧市街など見どころも多く、いつでも世界各地からの観光客で賑わっています。そんな古都クラクフを訪れるなら、宿泊先でも歴史的な趣きを味わいたいもの。ホテル「オルロフスカ タウンハウス」は、そんなあなたにぴったりなホテルです。

客室わずか5室!早めに予約したいプチホテル

客室わずか5室!早めに予約したいプチホテル

写真:たぐち ひろみ

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「オルロフスカ タウンハウス(Orlowska Townhouse)」は、おじいさん2人が個人で経営しているアパートメント形式のホテル。部屋数たったの5室という小ささながら、実はここ、知る人ぞ知る人気の宿なのです。トリップアドバイザーでも、2019年のトラベラーズチョイスでは、ポーランドの「B&B / イン部門」で6位、クラクフは何と1位! 広い間取りの割にリーズナブルな価格ということもあり、すぐに満室となってしまいます。なので、もしここに泊まりたいなら、かなり早目の予約がおすすめです。

まるで貴婦人になった気分?凝りに凝った内装がすごい!

まるで貴婦人になった気分?凝りに凝った内装がすごい!

写真:たぐち ひろみ

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さて、こちらは5室ある客室のひとつ、「オルロフスカ伯爵夫人の間(Countess Orlowska)」という名前のお部屋。古めかしい木造の階段を上った3階にあり、石畳の表通りに面しています。45平米という広々とした客室で、貴婦人の居室をイメージした凝った内装です。印象的なコバルトブルーの壁と19世紀前半のルイ・フィリップ調&ビーダマイヤー調のアンティーク家具を揃えた時代色豊かな室内。まるで古い絵画に描かれた貴族の館の一室に迷い込んでしまったような感覚にとらわれます。

通り過ぎる観光馬車のひずめの音が時おり表通りから響いてくるのも、古い街ならでは、なんともヨーロッパ的。こんなお部屋に泊まった翌朝は、きっと昔にタイムスリップしたような気分で目覚めることでしょう。

できれば全室泊まってみたい!仕様がまったく違う5つの客室

できれば全室泊まってみたい!仕様がまったく違う5つの客室

写真:たぐち ひろみ

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5室しかない客室ですが、その内装は2つとして同じものがありません。写真の客室以外をご紹介すると、まずはナポレオン3世風の「婦人の居室(The Boudoir)」、アールデコ調の「1930年代初頭の間(Early 1930’s)」、ビーダーマイヤー調の「詩人の間(The Poet’s)」、アールデコ調で5室の中で最も広い「ロフト(The Loft)」と、それぞれコンセプトも間取りも違えた趣向になっています。興味がある場合は、ホテルのウェブサイトをご覧ください。できれば各部屋に1泊ずつしてみたいと思わせるくらい、すてきな客室の数々です。

これだけの幅広いアンティーク家具が揃えられるのも、ヨーロッパの中心にある国ポーランドだからこそ。しかも、どの部屋もその内装の洗練度がすごい! 一体このオーナーのおじいさん達は何者?と思ってしまうほどの仕上がりです。

暮らすように滞在できるアパートメントホテル

暮らすように滞在できるアパートメントホテル

写真:たぐち ひろみ

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17世紀の建物、19世紀〜20世紀前半の内装とアンティークっぽさが特徴のこの宿ですが、実はコンロ、水道、冷蔵庫、電子レンジはもちろん、食器・調理器具・コーヒーメーカーまで揃ったフルキッチン(一部の部屋ではキッチネット)付き。その気なら長期滞在もできてしまう、まさにアパートメントタイプのホテルです。しかも、バスタブ完備のバスルームと併せ、水回り・電気まわりはすべて最新式! 設備の新しさには特にこだわりたい日本人にとって、これ以上なく快適な客室です。

この宿の料金は基本素泊まりプランのため、朝食は含まれません。ということで、朝は近くのパン屋さんやカフェで好きなものを買い求めて、部屋でゆっくり朝食タイムというのがおすすめです。コーヒー豆を買い求めれば、入れたてコーヒーも味わえます。とにかく居心地のいいお部屋なので、なるべく長く時間を過ごしたいとあなたも思うはず!

駅へも、観光スポットへも近い、便利なロケーション。

駅へも、観光スポットへも近い、便利なロケーション。

写真:たぐち ひろみ

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このホテルがあるのは、世界遺産に指定された旧市街の中。クラクフ中央駅からちょうど1km程度の距離にあり、歩いても15分ほど。スーツケースを転がして歩いても苦になりません。そして、観光の中心である中央広場も目と鼻の先。周囲にはカフェやレストランも多く、観光の拠点としてはまさに理想的です。

建物はいわゆる「タウンハウス」。隣同志と壁を共有する「町家造り」で、ちょうど京都の町家のように、間口が狭く、奥行きの広い造りが特徴です。その狭い間口と標識の小ささのため、あまり目立たず見つけにくいのが難点ですが、スラコヴスカ通り(Sławkowska)の「26番地」を目印に探せばきっと大丈夫です。

オーナーのおじいさん2人はごく片言の英語しか話せませんが、とっても一所懸命に対応してくれます。個人経営の宿なので、深夜は正面入口が施錠され、フロントも無人になりますが、あらかじめ鍵を渡してくれるので、出入りはいつでも可能です。

料金も手ごろ!ぜひ泊まってほしいアンティークづくしの宿

内装、設備、ロケーションと、いいところが3つも揃った「オルロフスカ タウンハウス」ですが、料金は割合手頃。ご参考までに「オルロフスカ伯爵夫人の間」の場合、1泊1室約13,000円。2名でも同料金だから、かなりお値打ちといえます。

伝統ある古都クラクフだからこそ存在するような古めかしいホテル! ぜひ実際に泊まって、その時代空間を体験してください。

2020年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/05/05−2016/05/07 訪問

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