写真:Ise Shinkurou
地図を見る現在の国道153号線が走る「中馬(ちゅうま)街道」は三河湾で作られた塩を信州方面へと運んだ脇街道。豊田市中心街から長野県の県境までが日本風景街道「塩の道・中馬街道」として登録されています。
その街道沿いにある「稲武地区」は豊田の奥座敷とも言われるほど自然豊かなエリア。その観光の中心となる道の駅「どんぐり横丁」は天然温泉「どんぐりの湯」「どんぐり工房」などを併設した面白い施設です。
豊田市街地から車で50分とアクセスも良く、自然たっぷりの季節の移ろいを愉しもうと多くの観光客が訪れます。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る稲武は長野方面へ向かう「中馬街道」と名古屋市熱田から岐阜へと向かう「美濃街道」が交差する場所。江戸時代には宿場町「武節宿」として栄え、寛政9年に建てられた「右ほうらいじ・左せんこうじ」と記された道標も残っています。
100年経った今も土間から塩が浮き出ると言う塩問屋「大和屋」等、往時の雰囲気を色濃く残す建物も点在し、歴史感たっぷりの地域なのです。
ですので、この道の駅で販売する土産品は、ここ稲武エリアの特産品だけではありません。米・野菜・ブルーベリー、岡崎の味噌・新城のお茶まで並んでいます。旧街道が交差する稲武ならではの土産品ですよ。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る道の駅「どんぐり横丁」東側にある丘陵地は武田信玄ゆかりの「武節城」があった場所で、長篠の戦に敗れた武田勝頼が敗走の折、この城で梅酢湯を飲み甲州へと帰ったと伝わっています。
また武節城落城の時に逃げ遅れた姫が、敵の手にかかるよりは、と身投げした井戸「姫井戸」が残っています。この姫は裁縫が上手であったことから、三日月の夜豆腐に針を刺して井戸に納めると裁縫が上達するとの言い伝えがあります。
道の駅から国道257号線を熱田方面へ歩かれると、新緑・紅葉が美しい「大井平公園」があります。この公園は稲武の豪農・古橋家が造園したもので、天保の頃の植樹と伝わるヒノキ・スギの大木に囲まれ、イオンパワーいっぱいの森林浴を愉しむ事が出来ます。また夏にはホタルの鑑賞スポットとしても知られていますよ。
写真:Ise Shinkurou
地図を見るもう一つの自然を感じるお勧めスポットはイオンパワーたっぷりの「押川大滝」。国道153号線から「美濃街道」(国道257号線)へと入り込み、車で5分程走った山中にあります。この滝は矢作川の支流である名倉川の全水流が落ちる高さ約8mの雄大な滝で、季節により様々な表情を見せる、稲武エリアならではの景勝地です。
駐車場も整備されており滝つぼまで下りる歩道があるので川遊びも出来ますよ。ダイナミックな滝の音と水しぶきを満喫できます。また「滝見橋」からは滝の全景を楽しむ事も出来、お勧めの散策スポットです。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る森林浴を満喫した後は、稲武温泉「どんぐりの湯」がお勧め。道の駅「どんぐり横丁」に隣接しているので立ち寄りやすいと人気があります。泉質は弱アルカリ性の単純泉で、ほとんど無色・無臭ですが、趣向を凝らした浴室がとても素敵な温泉です。
1階「花の温泉」は各浴槽の前に「乙女の愛」「実りある人生」「幸せの再来」等の花言葉が掲示してあり花をテーマにした浴室。
また2階は「森の温泉」と名付けられ、ブナ・けやき・杉・イチョウ・檜等温泉に浸かりながら森林浴を愉しめる面白い趣向。この2種類の浴室は入浴客全員が愉しめるよう男女入れ替わりになっています。リラックス出来る素敵な温泉です。
稲武エリアは自然が豊かで、しかも散策道が整備されているので、ペット同伴旅行にもお勧めの観光地です。「大井平公園」「押川大滝」は愛犬との散策には最高のスポットです。綺麗な空気をいっぱい吸ってパートナーと散策出来ますよ。
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(2024/3/29更新)
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