大阪で唯一「村」の付く市町村にある「下赤阪の棚田」の楽しみ方

大阪で唯一「村」の付く市町村にある「下赤阪の棚田」の楽しみ方

更新日:2016/05/26 09:54

大阪は都会というイメージがありますが、実は「村」の付く市町村も存在します。観光スポットもたくさんあるのですが、今回は一番の目玉「下赤阪の棚田」を取り上げ、棚田の見頃とお出掛けの際のポイントをご紹介します。

大阪で唯一の村「千早赤阪村(ちはやあかさかむら)」

大阪で唯一の村「千早赤阪村(ちはやあかさかむら)」
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大阪には唯一村が付く市町村があり、名前を「千早赤阪村」と言います。賑やかな市内とは正反対で、大阪にいるという事を忘れてしまうくらいの所です。
楠木正成(くすのきまさしげ)の生誕の地でもあり、大阪府で一番標高の高い「金剛山(こんごうさん)」もあり、ハイキングコースとしても有名です。

そして、この千早赤阪村にはコンビニが1軒もありません。

棚田百選とは?

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棚田百選とは、1999年に農林水産省によって認定され、全国117市町村・134地区の棚田が選ばれています(実際には100箇所以上の棚田が認定されており、決してベスト100という意味ではありません)。

下赤阪の棚田もこの棚田百選に選ばれています。

見頃は5月下旬〜6月上旬と11月

見頃は5月下旬〜6月上旬と11月

提供元:写真AC

http://www.photo-ac.com/main/detail/58100?title=%E…

棚田は時期によって景観が変化し、色々な表情をもっているのですが、特に見頃なのは「5月下旬〜6月上旬」と「11月」です。

初夏に田植えが始まり田んぼには水が張られます。その水面に朝日や夕日が反射して映し出される景観は別世界のようで、この時期には写真を撮りにくる人や絵を描きにくる人が多く来られます。それが毎年5月下旬から6月上旬くらいです。

そして毎年11の月2土曜日に「金剛山(こごせ)の里 棚田夢灯り&収穫祭」というイベントが開催され、その時に棚田がライトアップされます。

お出掛けの際のポイント

お出掛けの際のポイント
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では実際にお出掛けになる際に大切なポイントを4つお話したいと思います。

1.棚田には入ってはいけません
上の写真のように棚田の囲いには電線が張られています。これは動物が田んぼを荒らさない為なのですが、人間がふれても結構な電流がながれるので、間違っても、またいだりしないようにしましょう。

2.バスの時刻表は必ずチェック
千早赤阪村には電車が通っていないので、お出掛けの際は車もしくは隣町からバスに乗る事になります。バスは多い時間帯で1時間に3本、少ない時間帯では1時間に1本しか来ないので、バスの時刻表は必ずチェックしておきましょう。(特に帰りは。。)

3.トイレは済ませておく
この棚田周辺には汲み取り式トイレが1つしかありません。
抵抗がある方はあらかじめ済ませておく事をおすすめします。

4.食事は済ませておくか持参する
飲食店や売店等も無いので食事を済ませておくか、持参する事をおすすめします。(ゴミは必ず持ち帰りましょう)。

まとめ 不便ささえも楽しんでほしい

「田舎」と聞くとのどかな田園風景をイメージすると思いますし、もちろんそういう風景もありますが、やはり都会と違って不便な所もあるのも事実です。
そういう「リアルな田舎」を体験してみるというのも楽しみ方の一つです。

そして本当の大自然がそこにある事は言うまでもなく、今ではあまり聴く事の無くなった鳥や蛙の鳴き声、通りすがる人達と交わす挨拶等、昔の日本の光景がそこにあります。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/05/17 訪問

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