写真:藤田 聡
地図を見る出雲湯村温泉「湯乃上館」は、元湯の公衆浴場「漆仁の湯」の前にあります。名湯として知られる人気の共同浴場で、週末には細い道が日帰り入浴客の車で混雑する程。宿で管理しているので、宿泊客は無料で何度でも利用可能です。
宿自体に温泉が無く、共同浴場に通う形式は外湯と呼ばれ、昔の温泉宿では一般的でした。伝統的な入浴形態が楽しめるのも、温泉好きには嬉しいものです。
写真:藤田 聡
地図を見る出雲湯村温泉「湯乃上館」に泊まれば、共同湯の貸切家族風呂も無料で利用出来るので、チェックインしたら真っ先に利用しましょう。夫婦やカップル水入らずで、混浴の温泉を思う存分楽しめます。
出雲湯村温泉は、僅かに青味かかった不思議な色をした名湯です。写真でも足の周囲の、白いコンクリートが青く見えるのが分かります。色だけでなく浸かり心地も素晴らしく、体の芯から温まり心底リラックス出来ます。名湯中の名湯を、存分に楽しみましょう!
写真:藤田 聡
地図を見る出雲湯村温泉「湯乃上館」は1日2組限定なので、客室は必ず角部屋になります。さらに1日1組限定で、先に予約した人が囲炉裏食事処になります。
食通の間で話題になる宿だけあり、何を食べても料理は抜群。鮎の塩焼きは焦げた部分が一切無く、キツネ色ですが完全に火が通っており、絶妙な調理の技に驚かされます。囲炉裏食事処では炙って頂けるので、一層美味しくなります。連泊の場合はオーベルジュも利用可能なので、予約の際に相談してみましょう。
写真:藤田 聡
地図を見る出雲湯村温泉「湯乃上館」は共同浴場の営業時間外に、宿泊者専用時間帯を設定しています。日帰り入浴客に人気の共同湯を「専用で」利用出来るのは、温泉好きにとって最高の贅沢。写真は内湯ですが、他に露天風呂もあります。
1日2組限定の宿なので、もう一組が料理目的等で温泉に興味が無い場合は、完全に貸切状態になります!
写真:藤田 聡
地図を見る出雲湯村温泉「湯乃上館」の朝食はシンプルに見えますが、もちろん非凡です。特にご飯が猛烈に旨くて、おかずが要らない程。仁多米と呼ばれる奥出雲のブランド米で、魚沼産コシヒカリと並び称される、西日本を代表するお米です。
さらに番茶も、マイルドで絶品。急須のフタを開けると、茶葉より茎が多くて驚きますが、これは加賀棒茶(石川県)と同様の茎まで使用した地元の番茶です。手頃な価格で販売もしており、土産にも最適です!
出雲湯村温泉「湯乃上館」は温泉好きや料理好きにとって、これ以上の宿は無いと思える知る人ぞ知る秘湯。泊まれただけで大満足ですが、温泉好きなら河原の野湯もチェックしましょう。
共同浴場裏の河原で温泉が湧いており、川の水量が少ない時には、天然の露天風呂になっています。川底から湯が湧く「足元湧出温泉」なので、出雲湯村温泉の湯が一層素晴らしく感じます。川の対岸にある国民宿舎「清嵐荘」への送湯パイプの真下付近ですが、増水時は水没しており入れません。運次第の特別なお楽しみです。
出雲の名物料理と言えば「出雲そば」。宿でも出ますが、さらに食べたい場合は「献上そば 羽根屋本店」がおすすめ。詳細は別記事で紹介しましたので、是非ご覧下さい。(記事の最後にリンクあり)
なお湯村温泉は、他にも兵庫県と山梨県にあるので、当記事では出雲湯村温泉として紹介しました。
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(2024/3/28更新)
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