なめたらいかんぜよ!!高知「日曜市」は一日中楽しめるワンダーランド♪

なめたらいかんぜよ!!高知「日曜市」は一日中楽しめるワンダーランド♪

更新日:2023/07/26 11:23

凜風 杏花のプロフィール写真 凜風 杏花 ライター
旅先で朝市などが開かれていると、ラッキーな気持ちになりませんか?市(いち)にはその地方の特色がよく表れ、名物や特産品、時には今流行のB級グルメまであります。
高知市には300年以上続いている日曜市があり、しかもその規模は半端じゃない!約300ものお店が並び、旬の野菜や果物だけでなく、金物や植木に至るまでの豊富な品揃え。一日に約15,000人が訪れるというビッグな青空市に、早速出かけてみましょう♪

秋〜冬はトマトの旬!?あの幻のトマトまで!

秋〜冬はトマトの旬!?あの幻のトマトまで!

写真:凜風 杏花

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トマトは夏のイメージですが、高温多湿を嫌うトマトは、春〜初夏と秋〜初冬が最も美味しい時期というのはご存知でしたか?

また、日曜市の多くのお店で販売されている「フルーツトマト」は、品種名ではなく、味を濃縮した糖度の非常に高いトマトのこと。写真の「フルーツショップオザキ」さんでは、その場で食べることができ(1個100円)、甘さとジューシーさに驚いて、もっと購入…ということになる方が多いようです^^

フルーツトマトで有名なのは「徳谷(とくたに)トマト」。これは高知市、徳谷地区の塩分を含む土壌で、あえて成長を遅くし、小ぶりで特に糖度が高くなるよう栽培されたもの。12月頃から出荷が始まり、2〜4月頃が一番おいしいのですが、生産数が限られる上に超人気のため、手に入りにくい「幻のトマト」でもあります。上級品ならキロ1万円以上という、まさに最高級ブランド…日曜市で出会えたら、幸運と思って購入するのもアリですね♪

素朴な味わい、田舎ずし

素朴な味わい、田舎ずし

写真:凜風 杏花

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この具材はなんだろう、と思わずのぞき込んでしまうお寿司は、みょうが、たけのこ、手作りこんにゃくなどがのっていて素朴な味わい。あちこちのお店で売られていますが、店によって少しづつ内容が違います。値段も手ごろで150〜500円程度。中には、土佐らしく豪快に、鯖をまるごと一匹お寿司にしている姿ずし(1500円)も☆

お寿司と共に、まんじゅうや餅菓子まで販売しているお店も多く、「早朝から店を開けるために暗いうちから…場合によっては徹夜で作ることもある」とか。気さくなお国言葉でのやりとりに、旅気分が高まりますが、それにしても土佐の女性って働き者!!

行列のできる天ぷら「いも天」

行列のできる天ぷら「いも天」

写真:凜風 杏花

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長い行列が出来ている「大平商店」さんは天ぷらの店。中でも「いも天」という品が飛ぶように売れています。いも天はさつまいもを4〜5センチに切り、衣をつけて揚げたシンプルなもの。さつまいものホクホクの甘さと、カリカリの衣とのコラボで、いくらでも食べられそう。

もちろん、熱々が一番美味しいので、食べながらお店めぐりをしている方も多く、値段は6〜7個入ったもので250円。

太平洋の海の幸

太平洋の海の幸

写真:凜風 杏花

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土佐沖でとれた海産物を扱っているところもたくさんあり、こちらは大月町が出しているお店。帰ってから後悔しないように必ず試食をしてくださいと、その場で焼いたものをどんどん勧めてくれます。思わず「ご飯がほしい」と言ってしまいそうになりますよ!

写真はきびなごを味醂干にしたもの。ごはんのおかずにも、お酒のおつまみにもぴったりで1袋400円。それにしても、旅先の空の下で食べるものは、どうしてこんなにおいしいのか…これって旅の七不思議のひとつですよね。

なんでもあるぜよ〜

なんでもあるぜよ〜

写真:凜風 杏花

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高知駅から南へ10分ほど歩き、追手筋を西へ50メートルほど入ると、写真のようなテントの始まり。日曜市は、ここから高知城のふもとまで約1.3キロにわたって続きます。

日常の買い物に訪れる地元の方も多く「今日、あれあるんな?」「ひとつだけ残っとるきに」などという会話も聞こえ、その都度、あれって何?と立ち止まるので、なかなか前に進まない(^_^;)それでも、刃物や植木、骨董などのお店が増えてくると、高知城に近づいたしるし。そこまで歩けば、せっかくですから、お城見学もしてみてはいかがでしょう。

高知日曜市
【開催日】毎週日曜日(1月1日・2日と、よさこい祭り開催期間中の日曜日はお休み)
【開催時間】夏時間(4月から9月)5時〜18時 
      冬時間(10月から3月)6時〜17時

おまけの「日曜市」メモ

☆早朝からお店を開いているため、午後は品薄になる場合もあり。
☆逆に、閉店間際になると値引きやおまけがあることも。
☆いっぱい買っても、宅配便や郵便局のブースで発送可能。
☆観光案内所にはボランティアガイドさんが待機、パンフレットも豊富。

多すぎてまだまだご紹介しきれない日曜市のお店や品々。ぜひ、ご自分の目で確かめて、美味しいもの、掘り出し物をいっぱい見つけてきてくださいね(^_^)/

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/10/27 訪問

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