写真:藍色 しっぽ
地図を見る国立新美術館は2007年1月にオープンした、日本で5つ目の国立美術館。地下一階から地上三階までのフロアに、実に12もの展示室を備えています。そのスペースは国内最大級。広い展示室は高い天井からつりさげられた壁で仕切られており、この壁を自在に動かして作品の大きさや点数に合わせた展示空間を作れることが魅力です。
また、国立新美術館は美術館の中では珍しく月曜日にも開館しています。他の美術館や博物館の休館日に合わせて訪れることができるのもうれしいポイントです。
写真:藍色 しっぽ
地図を見る高層ビルがたち並ぶ六本木の街の中でも、ひときわ目立つユニークな外観。建築家の黒川紀章による設計の国立新美術館は、その内部にも様々な工夫が施されています。
館内が明るい秘密は壁の中に。細長い柱のようなものを等間隔に並べた特徴的な壁は「光かべ」と呼ばれるもので、主に江戸時代に照明器具として使われた「行灯」をヒントに設計されています。企画展中は夜間会館を行う曜日もありますが、そんな時でも明るく安全に館内をまわることができます。
また美術館の窓ガラスをよく見ると、たくさんの水玉模様がついています。この水玉模様は美術作品の保存や来館者のため、日光の量を遮ったり、熱が伝わりにくいようにする働きをしています。明るい館内でもまぶしすぎず熱すぎず、一年中快適に過ごせるのはこのため。
その他館内にはバリアフリー設備や低年齢向けのガイドもあり、お年寄りから子供まで誰もが楽しむことのできるような工夫がなされています。
写真:藍色 しっぽ
地図を見る国立新美術館の中には、企画展に合わせたグッズの販売の他、美術館オリジナルのグッズを販売するミュージアムショップがあります。その名も「スーベニアフロムトーキョー」。ジャンルを問わず様々なデザイナーやアーティストによって制作されたグッズが販売されており、取り扱っている商品の幅も豊富。トート、Tシャツ、ポストカードなど、ミュージアムショップの定番グッズはもちろん、サンキャッチャーや置き時計などここでしか買えないユニークなデザインのものもあります。
写真:藍色 しっぽ
地図を見る館内三階には、誰でも利用することができるアートライブラリーがあります。国外・国内を問わず過去の展覧会のカタログや美術資料を所蔵しており、その数はカタログおよそ10万冊、図書4万冊、逐次刊行物3千タイトルにものぼります(2016年3月現在)。現在では入手困難な展覧会のカタログや、雑誌類を閲覧することも可能。美術が好きな方は、ぜひ足を運んでみましょう。
写真:藍色 しっぽ
地図を見る国立新美術館の建物内には、カフェが三か所あります。二階の「サロン・ド・テ ロンド」、一階の「カフェ コキーユ」、地下一階の「カフェテリア カレ」。企画展開催中には展示内容にちなんだスペシャルメニューを提供しているカフェもあり、美術展を何倍も楽しむことができます。もちろん通常メニューも、パスタやライスプレートのほかケーキやドリンクまでラインナップ豊富。ちょっとしたお茶をしたい時からしっかりと食事をとりたい時まで、いつ訪れても楽しむことができます。
国立新美術館では、その展示スペースの広さと多様性から、魅力的な展示が数多く行われてきました。これまでにもクロード・モネの展覧会やエドゥアール・マネの展覧会が行われ、こちらの美術館にて日本初公開を果たした作品もあります。また、近年ではルーブル展とマグリット展の同時開催も記憶に新しいところ。豊富なスペースをいかし、二つの大きな展覧会を開催することができるのもこの美術館の大きな魅力です。
世界各国から注目を集め、都内の観光スポットとは一味ちがった優雅なひと時を過ごせる国立新美術館に、あなたも是非訪れてみてはいかがですか?
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(2024/3/29更新)
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